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異世界の神様が世界を救う方法  作者: ドラ
変化の始まり(序詞)
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第3話 契機

ヘリウスは自分の役割を忠実に果たす神だった。

しかし、それが他の神々に嫉妬心を誘発するということをヘリウスは知らなかった。

ウラノスはそれぞれの神々を作る時、一つの能力を特化させて作られた。



しかし、ヘリウスだけは違った。

ヘリウスはすべての能力がずば抜けていた。

まるでウラノスを完璧に複製したかのようにだ。

ヘリウスは戦闘神(デネボラ)よりも戦いが上手だった。

ヘリウスは知恵神(シリウス)ほど賢かった。

ヘリウスは空間神(カノープス)ほど空間をうまく活用した。

ヘリウスは時間神(アクトゥルス)ほどうまく時間を操った。



このような彼の能力を見た神様は、相対的剥奪感にあるしかなかった。

「ヘリウス一人であんなに強いんだったら、父上は僕たちはどうして作ったんだ?」

ベテルゲウスはいつもぶつぶつ言っていた。

「ベテルゲウス、父上の意思を疑ってはいけない」

その度にシリウスは、ベテルゲウスを乾かしながら言った。

しかし、シリウスもヘリウスの絶対的な強さには不満があった。

賢い考えを語るたびにヘリウスに意見を奪われるのが常だったからだ。



そんな中、嫉妬心を感じた神々の意を集めるきっかけができた。

混沌時代が到来し、あらゆる所で混乱が起き、神一人が人間に殺された。

しかし、当時のヘリウスはもはや真剣な神ではなくなった。

楽天的な神になった彼は当時、下界に行って人間たちと遊んでいた。

それで神界に人間が侵されたとは夢にも思わなかった。



ヘリウスが神界に戻ったとき、彼は1人の人間が神を殺しているのを見た。

もちろん、ウラノスがすぐに阻止して死んだ神は復活できたが、非難の矢はみな遊んでいたヘリウスのもとに向かった。



「ヘリウス、君がいたらこんなことはなかった。

デネボラが殺されるようなことはなかったと。

君はあんなに強い力もあるのになぜ遊んでばかりいるんだ?」

ベッテルゲウスはヘリウスに腹を立てたが、ヘリウスは何も言えなかった。

ただただ「すまない」とだけ言い続けた。

「『すまない』と言わないで、ちゃんとやれよ!」

ヘリウスに失望したベテルゲウスは結局、忍耐力が底をつき、この瞬間からヘリウスに復讐することを決心した。



デネボラの回復が終わる頃、ベテルゲウスはデネボラの邸を訪ねた。

「デネボラ、大丈夫かい?」

「うん、もう大丈夫だ。

初めて死んでみたら感じがとても不思議だったよ」

デネボラは笑いながら努めて大丈夫そうに話した。

「今回、私を知ることになった。

ヘリウスは罰を受けなければならない」

ベテルゲウスはデネボラに話した。

「今回のことはヘリウスの責任があまりにも重い。

しかし父上はただ、『状況が片付いたから大丈夫じゃないか』という言葉だけ言っていた。

だから、私たちだけで力を合わせてヘリウスに罰を与えなければならない」

「ベテルゲウス、父上がいるが、果たしてできるだろうか。

父上はきっと私たちが争うことを阻止するだろう」

「その通りだ。 それで今すぐは大変でもいつかは機会が来るはずだ。

今もすでに意を集めた神々が何人かいる。

彼らと一緒にゆっくり計画してみると、いつか機会は必ず生まれる」

ベテルゲウスの相次ぐ要請にデネボラも結局参加することにした。

それでベテルゲウス、デネボラ、シリウス、カノープス、アークトゥルスで構成された5人の神が集まってヘリウスに罰を与えるという名目で「ペカトゥム会」を作ることになる。



そうして長い歳月が流れ、ついにウラノスが消えて時が来た。

「それでは準備を始めようか?」

彼らは彼を殺害するために長い間準備をしてきた。



そんな中、ベテルゲウスは偶然、天使たちの言葉を聞くようにした。

「お前が掃除するあの図書室の ウラノス様以外は入れない所だって」

「そうだ。そこにウラノスさんのすべての知恵が本に保存されているらしい。

聞くところによると、神を殺すことができる武器製造法もあるそうだが」

「神様が死ぬこともあるの?」

「当たり前だろ、実際に昔起きたことがある。

誰だったっけ。 ヘリウス様だったかな? シリウス様だったかな?

あ、そうだ。デネボラ様がやられた。」

「戦闘神が? その人、すごく強かったみたいだね」

「恐らく勇者だったんだって」

「勇者が?」

「うん、天使たちが勇者担当だから、当時は大天使様も呼ばれてものすごく大変だったんだって…」



「ヘリウスは罰を受けなければならない運命のようだね」

天使の言葉を盗み聞きしていたベテルゲウスは微笑むようになった。

こんなに偶然な機会に神を殺せる方法について知るなんて、本当に運命としか説明できなかった。




以後、ベテルゲウスが密かにさらに調べた結果、ウラノスの秘密図書館は創造の宮の地下に位置し、創造の禁書というものに神を殺す武器の製法があることが分かった。

そして現在、創造の宮はその主人が副題中であった。

「だから私たちは創造の宮にある父上の秘密図書館を訪れ、そこにある創造の禁書を通じてヘリウスを殺す武器を作るのが私たちの計画だ。

みんな、よく理解したよね?

それでは父上のすべての知恵を探しに行こうか」



彼らは立ち上がり、創造の宮へ空間移動した。

「やっぱり、よけいに大きいね」

彼らは巨大な扉を開けて宮殿の中に入った。

創造神が消えた後、伝説神を除くすべての生命体の出入りができなくなったため、彼らは簡単に入ることができた。

「父上が隠した秘密部屋なら、私たちの神聖魔法では見つけられないから、一旦父の部屋に行ってみようか」

シリウスの意見にみんな同意して父上の部屋に向かった。



彼らは迷路のような巨大な宮殿の中を歩き回りながら、とうとう父上の部屋に着いた。

彼らはドアを開けると部屋が平原に続いていた。

平原には広い野原と小さな丘があった。

澄んだ日差しが差し込む暖かい春の日の天気のような部屋だった。



「この部屋には手がかりがないように見えるが」

その瞬間、知恵神(シリウス)が部屋を見渡し、こう言った。

「あの丘の上にある大木が手がかりになると思う」

シリウスの言葉に、いったんみんなが丘を登った。

丘の上には大きな桜の木が1本あった。

「何だか少しぎこちない」

シリウスは木を見て言った。

「木に神聖魔法がかかっているね」

ベテルゲウスも何かを感じたように話した。

「初めて見る神聖魔法だね」



木の柱に触れると魔法術式が出てきた。

「ご希望の場所をおっしゃってください」

魔法術式が彼らに話しかけた。

「わたしたちは秘密図書館に行きたい」

「秘密図書館…

該当する場所がありません」

魔法術式の返事に皆驚いてベテルゲウスを眺めた。

「秘密図書館というのが存在するんだって。

秘密図書館に創造の禁書があると言ったじゃないか。 でも、これはどういう意味?」

「わたしもよくわからない。 ところで私が調べたのが正しければ確かに存在する」

ベテルゲウスも当惑し、大声で反論した。



「創造の禁書…

該当する場所があります。

そちらに移動しますか?」

「移動してくれ」

ベテルゲウスはすぐに答えた。

「ベテルゲウス、何も考えずにすぐ答えたらどうするの。 何の罠があるのかも分からないのに」

シリウスが怒って話す時、桜の花びらは速く落ち始めた。

「とんでもない」

シリウスの他の神々は、魂が抜けたように光景を眺めた。

花びらが落ち始めると彼らはどこか分からない場所に移動された。



「ここ、あそこかな?」

彼らの前には巨大な門があった。

「そうだと思う。

ところでお父上らしくなくどうして空間移動に何のセキュリティ装置もないんだ?」

シリウスは疑問を抱いて語った。



それもそうなのが、実は創造の禁書は一部の天使を除くいかなる存在も知らない所だった。

そして、天使は神聖魔法を使えないため、ウラノスは安心して何の保安装置も使わなかったのだ。

それでもウラノスは万が一の場合に備えてセキュリティをしなかったわけではなかった。



ベテルゲウス一行は門にだんだん近づいてきた。

巨大な門の横には最初の鉱物である地初石(ジクランティウム)で作られた石像があった。

「あれ地初石(ジクランティウム)でできた石像じゃないの?

地初石(ジークランティウ)ムは確かに加工が難しいと聞いているのに、あんなに大きく作れるなんて…」

シリウスは2つの石像を見て驚きながら言った。



その時、地面が揺れ石像の目が開き始め、動き始めた。

「そう簡単には行けないようだ」

ベテルゲウスは予想でもしたように語った。

「選ばれた者でなければ誰も入ることができない」

2つの石像が門を塞ぎながら話した。

石像の重い声が彼らの耳に入った。

「これは簡単ではなさそうだね。

みんな戦闘態勢で」

ベテルゲウスは面倒くさそうに言った。

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