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異世界の神様が世界を救う方法  作者: ドラ
新しい始まり
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第28話 闘争の果て

どれくらい時間が過ごしたのだろうか。

血なまぐさいにおいがサトネの鼻を刺した。

「これは何のにおいだろう?」

サトネが意識を取り戻した。

サトネは周囲を見て衝撃を禁じえなかった。

「いったいどうしたんだろう」

周辺は血の海で、多くの死体が散らばっていた。



「フジヒロ!」

サトネは衝撃的な姿にフジヒロを探し始めた。

幸い、フジヒロは崩壊した洞窟の前で横になっていた。

「フジヒロ!

しっかりしろ!」

サトネがフジヒロの体を激しく揺さぶり、フジヒロもこれを感じることができた。

フジヒロはその揺れに反応したかったが、自分の体は自分の命令に従わなかった。

しかし、引き続き体を動かすために全身に力を入れた。



「すべてが終わったようだね。

アポロン、次はない。

気をつけて」

ネメシスの声が聞こえ、自分の体についていた紙が風に乗って飛んでいった。

封印が解けると、いつ封印にでもなったかのように体が勝手に動き始めた。

「サトネ…

私の名前はもうアポロンって言ったじゃん」

フジヒロが淡い微笑を浮かべながらサトネを眺めた。

フジヒロの目が覚めた顔を見ると、サトネは安堵感に涙を流し始めた。

「それは重要ではない。

体は大丈夫?」

サトネが心配して聞いた。

「うん、体は正常だと思う」

フジヒロがサトネを抱いて言った。

「ところでどうしてこうなったの?」

サトネがフジヒロの胸に抱かれてすすり泣きながら聞いてみた。

「たぶん私があいつは攻撃したからだと思う」

フジヒロは正確な理由を知ってはいたが、サトネが心配するのではないかと曖昧に話した。

「これからは私が守ってあげるから、絶対に前に出るな」

サトネは泣き止んで言った。

「わかった。

約束するよ」

フジヒロはサトネをもっと抱きしめてくれた。

「それで全部終わったの?」

フジヒロが周りを見回しながらサトネに聞いた。

「うん、そうだと思う」

「それはまたどういうこと?」

サトネの不確かな答えにフジヒロが再び尋ねた。

「私も今、よく思い出せなくて分からない」




「お疲れ様でした」

フジヒロとサトネがしばらく二人だけの時間を過ごしていた時、一人が彼らに声をかけた。

「どなたですか?」

サトネが聞いた。

「私はジフラン神国騎士団長のハセフと申します。

先ほどの実力は本当に圧巻でした。

それでも私たちが後始末は全部したので心配しないでください」

騎士団長というハセフの言葉のおかげで、サトネとフジヒロは本当にサトネが打ち破ったことが確実に分かった。



「いいえ」

サトネは状況を把握して謙遜に答えた。

「全く違います。 本当にジープラン神国の大きな悩みの一つだったが…。

お名前を教えていただけますか」

騎士団長は彼らに質問した。

「ああ、私はFランク冒険家のサトネと申します」

サトネが自分を紹介した。

「私も同じくパーティーのFランク冒険家のアポロンと申します」

フジヒロも自己紹介を終えた。

「2人ともFランク?

不思議だね。

そしてサトネとフジヒロら…

あそこにいらっしゃる子も同じパーティーメンバーですか?」

騎士団長は木の下で寝ているルナを指しながら聞いた。

「はい、同じパーティーメンバーのルナと申します」

サトネが騎士団長にルナの名前も教えた。

「ルナか…」

「団長!」

騎士団長が手帳に熱心に何かを書いている時、部下に見える兵士が彼のところに来た。

「何か」

騎士団長は使っていたのを止めて聞いてみた。

「生きている盗賊団全員を生け捕りにしました」

部下の兵士は騎士団長に状況を報告した。

「じゃあ出発準備しろと言ってくれ」

状況報告を受けた騎士団長が部下の兵士に命令を下した。

「はい!」

新しい命令を受けた兵士は命を知らせに行った。

「それでは私もこの辺で終わりたいと思います。

補償の件については後で連絡が来るはずです」

騎士団長もサトネとフジヒロに挨拶をしながら行ってしまった。



「もう本当に終わった!」

サトネがさっぱりした顔をして言った。

「それでは洞窟の中で私たちの荷物を探しに行ってみようか」

フジヒロがサトネに提案をした。

「うん!」

サトネとフジヒロは起きて洞窟に行った。

洞窟の中はさっきの戦いで凄惨に崩れていた。

「私たちの品物が安全にちゃんとあるかな」

フジヒロが洞窟の中をきょろきょろしながら言った。

「それより遺体もすでに兵士の方々が回収されたようですね」

洞窟の中は凄惨だったが商人たちの死体が見えなくてサトネが言った。

「そうだね。家族の元に戻すには、そうだね。

あ、ここにある」

フジヒロが自分の荷物を探しながら言った。



フジヒロが自分の荷物を取り出す時、何か「どん」と落ちる音がして、すぐ自分の足の前に転がってきた。

「これはまた何だ?」

フジヒロが自分の足元に転がってきた何かを拾って言った。

洞窟の中が暗くて正確な色が分からなかったが、玉のような形をしたのだった。

「天珠か!」

後ろから声が聞こえた。

「びっくりした。ルナだった?」

フジヒロが驚いて後ろを振り向いて言った。

「なんで?不満があるの?」

ルナがフジヒロのそばに寄り添って言った。

そして、天珠を奪っていった。

そして光に照らされた。

「天雲龍の天珠だな。

ここに雲の模様が見えるよね?」

ルナがフジヒロに見せた。

「それはすでに以前に盗み聞きして知っている」

フジヒロがあまり関心のないような反応を見せた。

「不思議だね。

しかもまだ生きている。

きっともうすぐ復活するよ。

君がよく保管している」

ルナがフジヒロに天珠を投げつけた。



「割れたらどうするの?」

フジヒロがルナの投げた天珠を受けて語った。

「私も荷物を見つけた」

荷物を見つけたサトネが来た。

「そうなの?じゃあ、私たちも出ようか?」



フジヒロがサトネの手を取りながら洞窟の外を仲良く一緒に出た。



「おい、僕は捨てて行くのか?」

そして慌ててついて行くルナ

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