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異世界の神様が世界を救う方法  作者: ドラ
新しい始まり
28/35

第26話 覚醒

静けさが流れた無意識の中

「おい」

誰かが刺す。

ぱっと目を開けて目を覚ます。

目の前には初めて見る生命体があった。

「誰?」

目の前がぼやけていたが、まもなく焦点が合わされた。

「お前が勇者だな!」

正体不明の存在は声を掛け続けた。

「それでお前は誰なんだ?」

「私?

私と言えば伝説の中にだけ存在すると知られている勇者王だよ!」

正体不明の存在は、自分が勇者王だと自分を紹介した。

「勇者王?

それは何?」



「何だ。それも知らないの?

お前本当にここの人なのか?

何でこれも分からないんだろう?

まさか私が忘れられるほど時間がたくさん経ったのかな?

それでは、私の神話を教えよう!」

勇者王はサトネの横に近づいた。

そうして昔話をし始めた。



時は遠い昔、まだジープラン神国ができる前のことだった。

その当時、人間たちは互いに争うために常に戦争が日常だった時代だった。

そして当然ながら各国では彼らを代表する英雄も存在したが、後日彼らは9人の英雄と呼ばれるようになった。

コルセン公国には3大賢者が、バチカン皇国には2大聖人か、ルイーゼン帝国には4大勇者がいた。

そして遠く離れたところ、龍が住む村でエルフと龍の間に一人の子供が生まれた。

名前はノヴァリウス。

最初の龍霊族だった。

龍族はプライドが高いため、他の種族とは結婚しないことで有名だが、初めてできた混合種だった。

もちろん下級の龍族はしばしば起こることだったが、ノヴァリウスは上位の龍族である緑龍族で生まれた。

しかも、単なる緑龍族でもなく、緑龍族の頭領の間に生まれたのだ。

この事件で緑龍族は上位龍族での地位を剥奪され、事実上絶滅することになる。

ノヴァリウスは龍族の血に続いて力が強く、エルフ族の血に続いて魔法に長けていた。

また、すべての精霊に愛されながら育った。

しかし、その恐ろしい力のため、ノヴァリウスはエルフ族の村で人間に徹底的に隠されたまま育つことになる。

そのように大人になったノヴァリウスはエルフ族の村を離れて旅に出ることになる。

魔族領を旅行していたノヴァリウスは、自分の運命の相手に出会い、2人は結婚することになる。

そして、その2人の間に生まれた子供がまさに勇者王だった。

勇者王は本当に恐ろしい雑種だったが、各種族が持つ優秀さを全て持って生まれた。

そして信じられないだろうが、天使が授ける勇者の祝福と悪魔が授ける魔王の祝福を両方受けることになる歴史に存在しないことが起きる。

勇者王は大人になって、自分の父親のように冒険に出ることになり、人間の世界に向かうことになった。

人間の住むところは文字通り混沌だった。

長い戦争で都市は破壊され、多くの人々は飢餓に苦しんでいた。

そのような光景を目にした勇者王は、自分が人間に平和を与えると考えるようになる。

勇者王は勇者と魔王としての真の覚醒を果たし、神話級兵器不敗勇剣インフィニットフォースを召喚することになる。

真の覚醒をした勇者王の力は、人間を含むこの地のいかなる存在にも勝てない存在となった。

そして勇者王は英雄に一人ずつ出会い、圧倒的な力を利用して味方につけた。

そのように勇者王はすべての英雄を味方につけ、3国から降伏を受け、勇者王はジフラン神国の王である勇者王として即位することになる。

しかし、勇者王は愚かだった。

このように人間の世界を統一すると、勇者王の自惚れは空を突いていた。

そのように自分の力を信じすぎた勇者王は、神に挑戦状を突きつけるようになった。

もちろん結果は勇者王の敗北だった。

そのように勇者王は神に呪われ永遠の封印に閉じ込められるようになった。

これがその有名な勇者王の神話だということだった。



「なんだ?

なんで聞いてないんだよ」

横で居眠りしていたサトネを殴りながら言った。

「だいたい全部聞いたよ。

お前がすごい人だということ。

でも封印されているって言ったじゃん。

じゃあ、私が今そこにいるの?」

「それは違う。

これは私が生きている時に作った記憶の破片だよ。

私は私の力を分けてあちこちに隠しておいたの。

人々は勇者の涙と呼ぶ」



「それで私は今どうしてここにいるの」

サトネが疑問を持ちながら聞いた。

「それは君が勇者で、私に助けが必要だからじゃないか」

勇者王はこれに答えた。

「助け?

あ、そうだね。

今、私は天下級の魔法も使える相手に勝たなければならないのに。

どうも力不足のようだ」

思い出したサトネが勇者王に言った。

「天下級?

なかなか強いやつだね。

私じゃなくて天下級の魔法を使える人間がいるなんて不思議だな。

天下級魔法は神々が使う魔法である神聖魔法にも匹敵するほどの威力を持っている。

もちろん神聖魔法の劣化版なのではるかに弱いですが。

だから勝つことは可能だろう」



「そう?

どうすればいいの?」

サトネが期待に満ちて聞いてみた。

「当然、私が作った勇者術を使えばいいんだ」

勇者王が言ってくれた。

「え?勇者術。

それはまだ使えない」

サトネはがっかりしたように話した。

「勇者術が使えないって?

じゃ、今までどうやって耐えてきたの?

ふむ···。

それでは私の記憶を共有してくれなければならないのか」

勇者術を使えないという言葉に勇者王は悩むようになった。



「こっち来て。

私の記憶の一部をあなたにあげよう。

その代わり負けるな。

また、これからトレーニングを頑張って必ず賢明な選択をしなさい」

サトネが近づくと勇者王は頭を突き合わせて記憶を共有してくれた。

「目をつぶって感覚を身につけなさい」

サトネは目を閉じて記憶を読みながら感覚を覚えた。

「だいたい目を覚ます時間のようだね。

さっきの私の忠告を絶対忘れるな。

生きたいなら神に飛びかかる愚かなことはするな」

「ちょっと行く前に名前でも教えて」

サトネが聞いた。

「それは君が直接調べてみて」

勇者王は手を振ってくれて、サトネは意識を取り戻し、目を覚ました。



実際、意識を持ったと言うには難しいが、だからといって無意識の状態ではなかった。

一言で言えば覚醒状態だということだ。

初めて覚醒をしたので、自分の意識まで維持するのはサトネにとってはまだ不可能だった。

勇者王の場合、一日中覚醒状態で儀式まで維持していた。

勇者として真の覚醒を果たすことになったサトネは、周囲を見回した。

目の前には男の姿が見えた。

「本当に最後まで倒れないね」

男がサトネの怪物のような姿を見て、全身に鳥肌が立った。



サトネは自分の握っていた剣を見た。

「なんだ…こんなゴミみたいな剣で戦っていたなんて」

サトネは握っていた剣を地面に投げつけた。

「何してるんだろう?」

サトネの突然の行動に男が慌てて言った。

「聖剣召喚:時空超剣(フェイトディストリア)

サトネの詠唱とともに剣一つがサトネの前に召喚された。

「聖剣だって?」

男は自分の聞いた言葉を疑った。

聖剣というのはあまりにも神聖な武器なので、神以外は勇士と魔王しか使えない武器だった。

魔王と勇士は聖剣を与えられるようになり、自分が望む時に召喚することができる。

しかも、後で慣れれば、私念でも召喚できる武器だった。

そんな剣を今サトネが男の前で召喚したのだった。



「いったい僕は何の存在と戦っていたのだろうか」

男が茫然自失して言った。

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