第22話 暴風前夜の出逢い
夜は明けたが空は雲でいっぱいですぐ雨が降りそうだった。
「どうやら雨が降りそうです」
クリスは空を見上げ、商人に言った。
「それでも今日出発しなければならない」
商人はきっぱりと話した。
「後で大変なことになっても責任を負えません」
クリスもあきらめたように言った。
「荷物は全部持って行ったようです」
フジヒロが商人に向かって言った。
「じゃあ、早く出発するようにしよう」
商人は馬車に乗って言った。
商人の馬車が出発し、再びラシオンに向かった。
そして彼らが出発する姿を誰かが見ていた。
誰かはまた口笛を吹いて鳥を呼んだ。
そして、彼らが出発するという情報を書き、同値の大きな男に向かって飛ばした。
鳥はまたしばらく飛んで商人たちを迎えてくれる大男に飛んでいった。
「ハリアント平原か」
男は手紙を読んで言った。
「みんなハリアント平原に向かえ!」
彼は大声で叫んだ。
みんな気合いを入れて足を急いだ。
天気は今にも雨が降ってもおかしくなさそうだったが、その予感は外れなかった。
空から細い雨粒が落ち始めた。
「天龍だ」
雨水で空を見上げたクリスが言った。
「天龍だって?」
商人も空を見上げて言った。
そしてフジヒロも知りたくて空を見上げた。
空には青い光を放つ青龍が1匹いた。
「天雨龍だね」
ルナが見て言った。
「知り合いなの?」
フジヒロが尋ねた。
「私は知っているが、あの子は知らないだろう。
下界の天気は天龍たちが管理するものだから」
そして遠くからとても速いスピードでもう1匹の龍が飛んできていた。
黄金色を帯びている龍だった。
「あれは天雷龍だな」
両龍が互いを見ると、天雷龍の口からは稲妻が出て、天雨龍にはおびただしい量の水が撒かれた。
同時に空がひらめき、すぐに大きな雷が鳴り、空から雨が降り始めた。
「これから雨が本格的に降るだろう」
クリスはつぶやいた。
「雨が本格的に降ると危険です。
早く行きましょう」
彼らの移動速度は速まり始めた。
その時刻、商人たちを追跡している男たちも雨が降り始めたことを感じた。
「雨が降ってるね」
男が飛んで行く天雷龍を見て言った。
「今日彼らは遠くまで行けないだろう。
その間私たちが追跡して彼らが歓迎しよう!」
男はまた部下たちに士気を高めながら言った。
そのように商人たちを追跡する彼らの足取りもさらに速くなった。
そのように雨は降り続いて夜がやってきた。
雨粒がさらに太くなり、風もひどくなり始めた。
「多分台風が来るようですね。
洞窟を探しましょう」
しかし、彼らがいるところはハリアント平原、洞窟を見つけるのは容易ではなかった。
しかし、クリスはこのすべてを予想して動いたため、ハリアント平原中央ではなく縁を回って行った。
そして偶然洞窟を発見することができた。
「さすが君だ」
商人が大喜びで言った。
彼らは洞窟の中に入りキャンプをする準備をした。
キャンプの準備をしている間、さっきより雨が降り始めた。
「雨がもっと降ってますね」
サトネが外を見ながら言った。
「それでも洞窟の中ならいいんじゃないかな?」
フジヒロが言った。
キャンプの準備が整った彼らは寝る準備をした。
「明日も雨が降らなかったら早く出発するから早く寝るようにしなさい」
商人が言って中に入った。
サトネも寝る準備をしているときに洞窟の外を眺めているクリスを見た。
「何かあったんですか」
サトネはクリスに近づいて尋ねた。
「何でもありません」
クリスはびっくりして言った。
「寝ないんですか?」
クリスが尋ねた。
「もう寝てね。 クリスさんもあまり遅く寝ていません」
サトネが再び洞窟の中に入っていった。
クリスはサトネを見た。
外は台風で騒々しいが、彼らは洞窟の中で雨宿りすることができた。
その時、稲妻できらめく地面で影が垂れ下がっていた。
その影は徐々に洞窟に近づいてきた.
「ついに会った」
威圧感のある声が洞窟で鳴り響き、その時稲妻も一緒に打ち下ろし、雰囲気を一層怖くさせた。
「作戦通りにみんな眠っているね。
みんな殺せ!」
「わかりました」
彼らは1人1人のナイフで中に入り始めた。
商人たちは抵抗もできず、ナイフに刺されて死んでいった。
「あっ…」
その間、もっと奥で寝ていたサトネとフジヒロも状況を把握した。
「どうも不意打ちを食らったようだね」
フジヒロが言った。
「どうしよう?」
サトネが外の様子を見て回った
「仕方がない。
サトちゃんできるよね?」
ルナはサトネを見つめながら言った。
「わかった。やってみるよ」
サトネが刀をつまんで言った。
「お前ら!やめられない。」
サトネが出て大声で言った。
その音に集中した人たちはサトネを眺めた。
「女?」
皆一斉に立ち止まって話した。
その後に従ったのは嘲笑だった。
「女子が20人の男子にどうやって勝つんだ。
こんな状況だから気が抜けたようだね。
殺してやるぞ」
彼らは一斉に刀を持ってサトネに近づいた。
「仕方がないのか。
このまま行けば大目に見ようと思ったのに。
壱ノ型:『なびく刃』」
サトネは素早く彼らの手をきれいに切った。




