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異世界の神様が世界を救う方法  作者: ドラ
新しい始まり
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第19話 夜しかない時間

ゆれて目が覚めたフジヒロの前にはサトネがいた。

「私たちの番か」

起き上がったフジヒロがサトネに聞いてみた。

「うん」

フジヒロは目を覚まして立ち上がった。

フジヒロの起きた時間は、暗黒だけが一杯の時間で、その暗黒の中に美しく繰り広げられた星がまいていた。

さらに、二つの月や土星のようなきれいな惑星の姿も見え、フジヒロが今立っている世界が地球ではないことをさらに浮き彫りにさせた。

「きれい」

サトネもそばで一緒に空を見上げながら言った。

「そうね。地球でもこんなにたくさんの星を見たことはないからね」

「私たちも一緒に星を見に行こうと約束したじゃないか」

「そうだな。じゃあ私たち今ちょっと遊んでこようか?」

昔を思い出していた二人の間で、フジヒロがサトネに提案した。



サトネは後ろをチラッと見るとそっと言った。

「念のため、早く帰ろう」

フジヒロは喜び、サトネの手を握った。

2人はハリアント平原を走り回った。

ハリアント平原にはとても大きな湖があり、夜空が明るく輝いた。

「ルナから一つ教わったことがあるんだ。 これをやりたくて、神聖魔力を大切にしたんだけど今見せてあげる」

サトネはフジヒロの言葉に期待した。

「創造命令:ポルティオ(神龍擬態)

フジヒロは神聖魔法を使うとフジヒロの姿が龍に変わった。

「これは大きすぎるよ。 バレたら本当に大変なことになる」

サトネがフジヒロを心配しながら辺りを見回した。

「大丈夫だよ。早く乗って」



サトネは顔色をうかがって、とうとう飛び乗った。

フジヒロはすばやく羽ばたきながら夜空に上がっていった。

フジヒロは、途方もない高さで飛行をし、サトネは手を伸ばせば、まるで星をつかむことができるようだった。

「大丈夫?」

「うん。大好き」

確かに、このくらいの上空なら凡人は持ちこたえられないだろうが、勇者になったサトネには可能な話だった。

2人は地球にいた時も一度も日本国外に出たことがなかった。

それで二人は後で必ず星がきれいに見える所へ旅行に行こうと約束した。

そして今初めてフジヒロとサトネの二人は初めて空を飛びながらほしをみた。



「サトネ」

フジヒロがサトネを呼んだ。

「アポロン!」

「びっくりしてはいけない」

「うん?それはどういう意味?」

フジヒロは竜のうろこを空中に飛ばして元の姿に戻った。

サトネが悲鳴を上げて空中に浮かんだ。

フジヒロはサトネに近づき、サトネを抱きしめた。

二人は上空から落ちながら互いに向き合った。



抱き合った2人は重力を感じながら急ピッチで落ちていた。

「佐藤君、これから何が私たちを待っているか分からないが、ぜひ一緒にいよう」

「うん」

二人は上空で濃いキスをした。

「アポロン、また龍に変われるのか?」

「うん?」

「わたしたち今墜落中じゃないか」

「あら、どうしよう。 神聖魔力がない」

「え?」

それとともに2人は湖に落ちた。

「大丈夫?」

水の中から出てきたフジヒロが、辺りを見回して言った。

「うん、まずは」



2人は湿った服を着て仲間のところへ帰った。

火をつけて服を乾かした。

「次は気をつけよう」

「そうしよう」

ぽかんとぬれた服を乾かしながら二人は話を交わした。



服を干す間に美しく散っていた明るい星がすべて消え、夜が明け始めた。

そして、一人、二人と起き始めた。

みんなが立ち上がると、簡単に固いパンを1つ配ってくれた。

フジヒロとサトネもパンをもらってルナに近づいた。

「君たちから変なにおいがするんだけど?」

ルナは鼻をふさいだ。

「夜になんか変なことしたんじゃないの?」

ルナは問い詰めて言った。

とまどったサトネは、事実をルナに知らせた。

「え?空を飛んでいる途中、湖に落ちたって?」

ルナは笑いながら話した。

「アポロン、思ったよりロマンチックだね」

ルナがフジヒロをからかいながら言った。



「お前たち騒がないで早くご飯食べて」

また、商人は不自由な様子を見せた。

「ちっ、またあいつか。 このことさえ解決したらあいつには熱い味を与えなければならない」

ルナは商人をにらみつけて言った。

「ルナさんもそんなこと言ってはだめですよ」

サトネがルナをまた叱った。



「騒ぐなと言ったじゃないか!」

商人は彼らに近寄り腹を立てた。

「もう食べ終わった」

ルナは空っぽの手を見せながら商人を皮肉った。

「それじゃ、荷造りでもしなさい」

ルナに負けたくなかった商人が仕事をさせた。

やりたくなかったが、サトネを見ると、しかたなく立ち上がった。



みんなが食事をし終えて、彼らは出発しなおした。

「今日は天気がいいから、もしかしたら早く着くかもしれないね」

空を見ていたAランク冒険家クリスが言った。

彼らは午後になるとハリアント平原から離れることになった。

ハリアント平原を過ぎたということは、高地があまり残っていないということだった。

「本当に今日到着するだろうね。 やはり君がいるからか本当に運がいいね」

商人たちが早く到着するようになると喜んで言った。

「それでも緊張を緩めてはいけません。

カリオの出現位置が変わっただけにもっと気をつけなければなりません」

クリスは警戒を緩めずに言った。

「やっぱり君のおかげだ」

商人は大笑いし,ルナは見苦しいと思った。

ルナの顔を見ると、商人もまた怒りをこらえきれなかった。

「どんな表情をしているのか。 役に立つこともできないくせに」

ルナは商人の言葉にもっと変顔して眺めた。

「本当にひどい目に遭いたいの?」

ルナの表情を見て、商人は怒り続けた。

「落ち着いてください」

Aランク冒険クリスのおかげで商人は、ルナを無視して再び前に進んだ。



幸い、彼らは大きな問題に会わず、安全に商業都市クリボーに到着した。

クリボーに到着した彼らは商業ビルドに到着した。

そして商人たちは商業ビルに入り、到着後ギルド所属の旅館に移動した。

「明日、品物を運ばなければならないから、今日はこれくらいにして休もう」

みんなには個室の鍵を渡したが、フジヒロパーティーには鍵を一つだけ渡した。

「君たちは何もしていないから、みんな一緒に寝るとか、お金を別にもっと払って部屋を探すとか、勝手にしろよ」

商人は不親切に鍵を投げながら旅館の中に入ったた。

「まあ、私たちはあまり関係ないから入ろうか?」

フジヒロは特に関係がなかった。

しかし、ルナは違った。

「後で必ず後悔させてやる!」

ルナの抑えきれない情熱で燃え上がる目つきをフジヒロとサトネは見ることができた。

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