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それから、つかの間の休息が訪れた。


二人は、ひんやりする地面に、倒れて土まみれで話をした。


「貴方の正体は、第三王女だったのですか?だとしたらす申し訳ありません。たくさん無礼な態度をとってしまって」



「私は、王女じゃないよ。見た目がただ瓜二つなだけ」


「それじゃ、公表されていない、双子だったのですか?」



「それも違う、私は、ドッペルゲンガーみたいな、そんな怪物なんだ。第三王女を心から欲して、その結果、肉体だけが、彼女と同一になった。赤い尻尾をのぞいて、この姿は、間違いなく、人間の王女のものだよ」



ため息が吐かれた。



「この形態は、本当に弱い。身体能力も、ただの成人のものになるし、長所は、その女好きの刀【ひとめ】を本来の切れ味で扱える点だな」



王女モドキは、顔をキラメアに向ける。


「ほら、その刀、すごかっただろう。硬い奴の体もあっさりだ。ほんと、女好きの扱いづらい刀で、男には、切れ味を限界まで悪くして、不機嫌になる。やっかいな刀だけど、頼りになる」



キラメアは、赤い尻尾をくねくねさせて嬉しそうな刀を見ていた。


「とは言え、男性形態から、女性形態に変わって、奴と戦うのはリスキーだ素早く、力持ちなあいつを女性形態で斬るなら、それ相応の(すき)がいる。動きが奴からすると、遅すぎるし、力持ちでもないから、だから、君の、オモ宝石による不意打ちがあって、なんとか、決定的な痛みをともなう一撃を与えれた」



「ありがとう」


2人はその後離れ、少し休んだら、国に帰ることができた。



透明化は、魔力が切れていて使えなくなっていたけど、王女モドキの伝記能力で、各敵となる生物の動きをざっと調べ、安全な道を提示して、帰れた。彼は、いくつもひとよらずの怪物を見ていて、それら全ての本を作りだせる。その力を今回は、信頼した……




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