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あのころ、大事にしていたこと

作者: Soraきた

戻してはくれない

いじわるだね

少しだけ、僕の思いをのせても

ダメかな


何度もあきらめかけた

3度目の夏

あのころ、2時間余りで出かけた海も

今では新しい道もできて

1時間半で行けるようになったよ

クルマの空間で話す君との会話は

毎回緊張していて

うまく話すことができなかったけど

ぼくはそのほうが良かった

周りの景色を見る余裕は

最後までなかったけど・・

もし、ふたたび海に出かけるとしたら

僕は迷わず

下道を選ぶことだろう


どうしても

あの頃と違うものを探してしまうけど

僕と君はきっと

今あるものよりも

あのころ大事にしていた何かを

探すように

出かけていくのだろ


どうしても、

伝えたい言葉は

気づかないうちに

相手に伝わっているものと

油断をしてしまって

後悔をすることもあったね


君もたぶん

気づいていたんだろう

海に行く時間が

たとえ30分短くなったって

それ以外に

もっと大事なことがあったこと


もう戻してくれない

あの空の雲

緑深い山並みを越えて

だけど

僕はあのころを思い出している




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