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一章 その一

途中で道筋を変えること等ございますが、温かい目で見守ってくださると幸いです。

「ーーー趣味はアニメ鑑賞です。一年間よろしくお願いします」


一番最後の男の自己紹介が終わり、僕は自分の自己紹介を客観的に評価することにした。


「中島健人です。趣味は読書とサイクリング、勉強は得意な方なので、何かあったら聞いてください。一年間よろしくお願いします」


教室が少しざわつく。

本当はアニメ鑑賞とかゲームとか趣味はあるのだが、あえてそれは言わない。女子が七割を占めるこの学校で、気持ちの悪い奴らとつるんでいたらロクな印象を受けまい。言ったところでつるんでくるやつは居ないのだが。そこで初めて、自分が他人の評価を気にしていることに気が付く。


『小さいやつだな、僕は』


好きなものを公に出来ない自分もそうだが、それを理解してくれない周囲がいるのもまた事実で。こうした隠れヲタってやつは一定数いるんじゃないか、と思ったところで担任教師が連絡事項を話し始めた。どうやら明日から'実習'のようである。

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