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夏生詩集3

作者: 夏生
掲載日:2015/11/18

正しいを食んだつもりが

どうやらまちがいだった


まちがいは

後味が悪かった

いつまでも残った


正しいはどんな味だったか

からだにすんなり入って

あたたかったのは

おぼえている


なぜ正しいとわかったか

生きる糧になったから

食むほど活力がわいた


まちがいは

食むほど腹が減って

すり減ってくたびれた

明日を口にすることも

できなかった


正しい風味のまちがいが

あちこちにあって

区別がつかなくなった


まちがいは

後からじわりと広がって

正しい風味を突き破り

連れ去ってしまった


今、食んでいるものは

正しいかまちがいか

すぐにわかればよいが

どちらでもあるようで


玉虫色の味

ただ信じるしかない

心許なさがあるばかり






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