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町は賑やか
光がチカチカ
普段いないはずの人達が
楽しそうに
歩く
手を繋ぐ
しかし自分は
変わらない
普段と変わらない姿振る舞いで
一人町を歩いてる
普段は
もっと
おとなしい
普段は
もっと
色はない
しかし周りはその日だけ
その日だけ
大きく変わってしまった
そして
ニュースは
その流れに便乗していた
もはや異常
そんな中でも
普段と変わらぬ自分こそが
この中で
正常であると
思い
そして笑みを浮かべ
今
歩いてる
――かの不安をかきけすように、
歩いてる。