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星世界を取り戻して  作者: 三ヶ月
第1章
4/4

第4話

ルウは、丸1日かけて、ようやく人間界に着いた。

「ここが…、人間界…。」

ルウは荷物を持ち、人間が歩いている道を歩いた。

ルウの周りをどんどん通っていく人間。もちろん、人間にはルウの姿は見えていない。

「そっか…人間には私の姿、見えないんだ。」



それから、1時間以上歩き回ったが、星のかけらは1つも見つからなかった。

「この棒…何で何も反応すらしてくれないのかなぁ…。」

ルウは、なぜ星の神が自分に棒をくれたのかがよく分からなかった。

「何にも役立ってないし…。」

その後もルウは1人で歩き続けた。が、結局この日は星のかけらは見つからなかった。

「あ!そういえば私、どこで寝ればいいの!?」

その事をルウはすっかり忘れていた。

「あれ…?あの人…何してるんだろう。」

ルウは1人の少年を見つけた。

ルウは、その少年につい話しかけてしまった。

「あの…。こんなに遅くに何をしているんですか?」

「君は…誰?」

え…。この人…、私の姿が見えるの!?

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