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第1話
人間が住んでいる地球から遥かに遠い星ー…星世界。
今、星世界は、なくなる可能性がとても高かった。
星のかけらが、9個も足りなかったからーー……。
「ルウ姉ちゃーん。一緒に遊ぼうよ~!」
「タローごめん。今、忙しいから遊べないの。」
そういいながらルウは、真剣な目でパソコンの画面を見ていた。
「星のかけらが9個もなくなっている…。このままじゃ…星世界で住めなくなるかもしれない…。」
パソコンのニュースを見てルウは言った。
「ルウ姉ちゃん…。何か怖いことでもあったの?」
「ううん。何もないよ。」
タローはまだ小さいので、ルウはそう言っておいた。
「あと1個なくなったら…。」
それは夜のことだった…。
ルウは家の外へ出て星を見ていた。
「神様…どうか星世界を救ってください…!!」
と言った時…。
「……!!?」
なんと、星世界で一番偉い星の神が、ルウの前に現れたのだった。