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Demonic Days  作者: 白川脩
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第16話


第16話

"寸前の妨害"


お互いに様子を見合う有紀奈と茜の2人と巨大生物。


最初に動いたのは巨大生物だった。


大きな爪が2人の頭上に振り下ろされる。


「遅いわ」


有紀奈はそれを平然と避け、巨大生物の背後に回った。


「隙ありっ!」


茜が攻撃を避けたついでに、巨大生物の頭に回し蹴りを放つ。


そして、怯んだ巨大生物の背中に、有紀奈が体当たりをお見舞いした。


勢い良く転倒した巨大生物見て、有紀奈が茜に言う。


「アシスト、感謝するわ」


「アシストしたつもりは無いんだけど…」


その時、2人の背後から笑い声が聞こえた。


素早く振り向く2人。


そこには、2本のナイフを持って笑っている患者が歩いてきていた。


「ナイフ…ね」


患者の手元にあるナイフを見て呟く茜。


すると、有紀奈が歯軋りをしてこう言った。


「…山口を殺した奴はナイフを持っていた、って言ってたわね」


「…落ち着きなさい」


「うるさい…」


「私情を戦いに持ち込んだらどうなるか、あなたならわかるでしょ…?」


「うるさいッ!」


有紀奈が目の前の患者に向かって、弾が尽きるまでサブマシンガンを乱射する。


しかし、患者は怯む様子も無く、有紀奈に近付いていった。


「よくも…、よくもッ!」


再装填を終え、間髪入れずに撃ち続ける有紀奈。


そんな彼女を見て、茜は溜め息を吐いていた。


「はぁ…。火がつくと危ないタイプなのね」


そう呟いた後、再び再装填をしている有紀奈の手を掴む。


「離しなさいよ!こいつだけは…!」


「いい加減にしなー…さい!」


茜は人差し指を折り曲げて、有紀奈のおでこに強くデコピンをした。


「痛ッ!」


「ちょっと感情に流されすぎよ。仲間を殺された、っていう怒りはわかるわ。でも、今はこの状況を何とかしようと思わない?」


茜はそう言って、背後を指差す。


「…え?」


有紀奈がおでこをさすりながら振り向いてみると、さっき転倒した巨大生物が、ゆっくりと立ち上がっていた。


「怒りは周りを見えなくするわ。新人じゃないんだから、しっかりしなさいよ」


「…ごめんなさい」


「うふふ。その表情、好きよ?」


「う、うるさい!」


背中合わせになる2人。


「バカデカい方は何とかなりそうだけど、こっちは少し怖いわね…」


茜が目の前に居るナイフを持った患者を見る。


「信じがたいけど、不死身ってのは本当みたいね」


有紀奈は顔だけ後ろに向けてそう言った。


「あら、ちょうど良いじゃない」


「…どういう意味?」


茜は説明せずに、有紀奈を引っ張って廊下の隅に行く。


「ちょ、ちょっと…」


「あのデカ物の体に付いてる傷、見える?」


「…えぇ」


「恐らく、あいつらは敵同士のハズよ」


茜の言った通り、巨大生物と不死身の患者は隅に移動した2人を無視して、お互い睨み始めた。


狂ったように笑い出す不死身の患者と、それを見て雄叫びを上げる巨大生物。


「あらら…、想像以上に仲が悪いのね」


「いきなりこっちに来ないわよね…?」


「大丈夫よ」


「…ふん」


2人が見ている中、先手を取ったのは巨大生物だった。


大きな爪が患者の胸部を貫く。


しかし、患者は串刺しにされたのにもかかわらず、笑ったままナイフを巨大生物の腹に何度も突き刺した。


その攻撃に怯んだ巨大生物を見て、茜が口元を歪ませる。


「不死身って、便利ね」


「端から利用する気だったの?」


「えぇ。最後に立ってた方が、私達の相手よ」


その言葉を聞き、有紀奈は感心しながら茜を見た。


「頭を使った戦いもできるのね、あなた」


「あら、失礼ね。特攻するだけのバカだと思ってたの?」


「思ってたわ」


「………」


有紀奈は茜の視線から逃げるように、目の前の戦いに目を向けた。


「…ん、そろそろ決まりそうね」


巨大生物の背中に飛びかかり、2本のナイフをひたすら首に突き刺す患者。


何度か刺している内に、巨大生物は抵抗を止めてその場に倒れ込んだ。


動かなくなった巨大生物を一目見た後、2人にゆっくりと顔を向ける患者。


「下がってて。私がやるわ」


「…ダメよ。私もやる」


銃を構える有紀奈。


そして、患者に語りかけるように静かに言った。


「許さないから…」


すると、その言葉に反応したかのように、患者の動きがピタリと止まる。


そして、有紀奈を見た後、彼女にゆっくりと頭を下げた。


「ゴメ…ン…ナ…サイ…」


「なっ…」


「…へ?」


思わずキョトンとする2人。


患者は頭を上げると、Uターンしてどこかへ歩いて行った。


その後ろ姿を見たまま、茜が呟く。


「今…、"ごめんなさい"って…」


「言ったわよね…?」


しばらく呆然としていると、屋上に繋がる階段から複数の足音が聞こえてきた。


そこから現れた晴香達4人が、倒れている巨大生物を見て驚く。


「し、死んでるんですか?」


先頭に居る晴香が訊くと、我に返った有紀奈が答えた。


「死んでるハズよ…」


「…どしたの?」


風香が呆然としている茜の前に立って、顔を覗き込む。


茜は大袈裟に首を横に振った後、答えた。


「急展開に遭遇したのよ…」


「ほぇ?」


「…そんな事より、何で来ちゃったのよ」


「いいじゃん別に。あまりにも不自然だったし」


「あ…あら、そうだった?」


しらを切る茜に、風香は思わず溜め息を吐いた。


「もしかして、あれで誤魔化せると思ってたの?」


「自信あったわ」


「あったんだ…」


「それよりも、どうして下の階に?」


晴香の質問に、有紀奈が巨大生物の死体を見ながら答えた。


「屋上に居る時、そいつが壁を叩いてた音が聞こえたの」


「壁を…?」


首を傾げる瑞希。


「えぇ。そこの傷、わかるかしら?」


有紀奈がへこんでいる壁を顎でしゃくった。


美咲がその壁を見て呟く。


「どうして壁を…?」


すると、茜が巨大生物の体に付いている切創を指差して言った。


「ナイフを持った患者に付けられたみたいよ。怒ってたんじゃない?」


「ナイフを持った…患者…」


そう呟いた風香を、不安そうに見る晴香。


「…風香?」


「…何でもない」


風香は動揺を隠して笑顔を作った。


しかし、彼女の本当の心境に気付いている茜は、寂しい表情で彼女を見つめる。


「(あなたの思ってる通り、"あの患者"の事よ…)」


ふと視線を感じて隣を見てみると、有紀奈が横目でこちらを見ている事に気付いた。


「…どうしたの?」


「さっきの事、どう思ってる?」


「"ごめんなさい"の事かしら?」


「えぇ」


茜は風香が持っている武司のショットガンを見ながら、静かに言った。


「患者だって元々は人間。少しでも理性が残っているとしたら、誰かに恨まれて罪悪感を感じるのは当然だと思うわ」


「意識があった、とでも言うの?」


「断言はできないけど、"そうだ"って信じたいじゃない」


「…そうね」


2人は患者が消えていった方向を一目見た後、4人と共に屋上へと戻っていった。


屋上に戻り、再びヘリの到着を待つ6人。


「今更だけど、10階ってやっぱ高いね」


風香がフェンス越しに下を見下ろしながら呟く。


「街、変わっちゃったね…」


瑞希が風香の隣に行き、変わり果てた街を見渡してそう言った。


「瑞希、これからどうなると思う?」


「何が?」


「私達」


それを聞いた瑞希は、俯いて力無く笑った。


「…わかんないよ。私には想像もつかないかな」


「あっそ。…でもさ」


風香はフェンスから離れて、瑞希を見て言葉の続きを言った。


「悪いようにはならないと思うな」


「どうして?」


「今回以上の事なんて、起きないでしょ」


「…前向きな考え方だね。風香ちゃんのそういう所、見習いたいな」


「…ばーか」


照れる風香。


そんな彼女を見て、瑞希は明るい笑顔になった。


一方、高い所が苦手な晴香と美咲は、平然と下を見下ろしている2人を怖いものでも見るかのような目で見ていた。


「ここ、10階建てだよね…?」


美咲が震え声で晴香に訊く。


「どんだけビビってるのよ。普通にしてれば落ちたりしないって」


そんな晴香も震え声であった。


「声震えてますよー…」


「さ、寒いから…」


「じゃあ、見下ろしてみて」


「やだ!」


「…苦手な物はどうにもならないね」


「…うん」


「…あ、でもさ」


美咲は何かを思い出して、晴香に訊く。


「高い所苦手な割には、階段に架けたハシゴはすんなり渡れてたよね?」


その質問に対し、晴香は恥ずかしそうに答えた。


「…実際は怖かったよ。我慢してただけ」


「え?あれ我慢してたの?」


「見えなかった?」


聞き返す晴香。


「全然。…もしかして、みんなの前だから我慢したとか?」


「…そうなんです」


晴香は顔を赤くしながら答えた。


そんな少女達4人を見て、ニヤついている人物が1人。


「和むわ…」


茜である。


「…何笑ってんのよ、気色悪い」


隣に居る有紀奈が、冷たい視線を彼女に向ける。


すると、茜はいきなり早口になって喋り始めた。


「瑞希ちゃんのニーソックスから生じる絶対領域は反則級ね。でも、その反対とも言える美咲ちゃんのルーズソックスも活発なイメージを持つ彼女に恐ろしい程合っていて卑怯だと思わない?一方、晴香ちゃんの靴下は普通の長さ…シンプルに攻めてくるとは彼女もやるわね。よりどりみどりでたまらないわ」


「もうやだ…」


それからしばらく経つと、遠くからヘリが近付いてくる音が聞こえてきた。


「来たみたいね」


有紀奈が散らばっている4人を呼び集める。


4人は近付いて来るヘリを見て、安堵の溜め息を漏らした。


「とりあえずどこに行くの?」


風香が有紀奈を見る。


「部隊の本部よ。あなた達、引き取り人は居るのかしら?」


「えーと…」


考え込む晴香。


「父さんは?」


風香の質問に、晴香は首を横に振った。


「無理だと思う。連絡先も知らないし…」


2人は両親の離婚以来、父親とは一切連絡を取っていなかったので、今どこに居るのかさえもわからなかった。


風香が頭の後ろで手を組み、溜め息を吐く。


「じゃあ、おばあちゃんしか居ないじゃん」


「うーん…、あんまり迷惑掛けたくは無いんだよね…」


晴香がそう言うと、2人を安心させるように有紀奈が言った。


「別に無理して引き取ってもらえ、とは言わないわよ。引き取り先が思い付かないのなら、しばらくウチで面倒を見てあげる」


「いいんですか…?」


遠慮気味に訊いてくる晴香に、有紀奈は笑って答えた。


「もちろん。そのまま入隊しても良いわよ?」


「え、えーと…、考えておきます…」


「うふふ、考えといてね。あなた達はどうする?」


有紀奈がそう言いながら美咲と瑞希を見る。


2人は恥ずかしそうに答えを出した。


「お世話になっても良いですか…?」


「お願いします…」


「歓迎するわ」


「これは私も行くしかないわね」


引き取り人は必要無いはずの茜が口を開く。


「いや、何で…?」


「いいじゃない。私も行く宛てないのよ」


「そういう施設じゃないから…」


「ほら、彼女達には保護者が必要でしょ?」


「…勝手にしなさい」


有紀奈の先導で、晴香、美咲、風香、瑞希の4人がヘリに乗り込む。


「ほら、あなたも乗って頂戴」


階段の方向を見つめたまま、ヘリに乗ろうとしない茜。


「…どうしたの?」


有紀奈が訊くと、茜はいつになく真面目な表情でこう言った。


「…ごめん、先に行ってて」


「え?」


その時、茜が見つめていた階段から、死んだはずの巨大生物が現れた。


驚愕する一同。


「死んだんじゃないの!?」


風香が焦ったように有紀奈に訊くが、有紀奈自身も突然の事に狼狽していた。


「息は止まってたはずなのに…!」


巨大生物はヘリを見つけると、近くの壁に付いている鉄管をもぎ取り、勢い良くヘリに投げつける。


幸い、その鉄管はヘリには当たらなかったものの、巨大生物は他の鉄管をもぎ取ってこちらを見た。


「早く乗って!」


「離陸してる間にぶっ壊されるわ。…私がやるから、先に行って彼女達を下ろしてきて」


「1人で?それなら私も…」


有紀奈が言いかけたその時、巨大生物が2本目の鉄管をヘリに投げつけてきた。


ヘリに命中する寸前、有紀奈が身を挺して盾になる。


鉄管は勢い良く、有紀奈の肩に命中した。


「有紀奈ッ!」


駆け寄る茜。


有紀奈はふらつきながら立ち上がり、痛みに歯を食いしばった。


「ぐっ…、大丈夫…肩が外れただけよ…」


そう言った後、自分の無線機を茜に渡す。


「悪いけど、やっぱり先に行かせてもらうわ…」


「素直ね…?」


「ふん…、肩外れた状態で戦っても、足手まといになるだけよ…」


茜は無線機を受け取り、有紀奈を見て笑った。


「…何がおかしいのよ」


「帰ったら、2人で一杯どう?」


「それは今言う事じゃ無いわよね…」


「うふふ、その通りね」


茜はそう言って、別の鉄管をもぎ取ろうとしている巨大生物の元へ走っていった。


素早くヘリに乗り込む有紀奈。


「急いで頂戴!」


「彼女は大丈夫なのか…?」


ヘリの操縦士が訊くと、有紀奈は走っていく茜を見ながら答えた。


「大丈夫。この子達を脱出させたら、迎えに来るわよ」


「了解。離陸するぞ」


ゆっくりと上昇していくヘリ。


その時だった。


「…ごめん!行ってくる!」


突然、風香が立ち上がり、ヘリから飛び降りる。


「ちょ、風香!」


それを追うように、晴香も飛び降りた。


「ふ、2人共何やってんのさ!」


美咲も追いかけようとするが、飛び降りる寸前で予想以上の高さに足が止まる。


「篠原さん!もう無理ですよ!」

瑞希が言った通り、飛び降りる事が出来た高さは、晴香の時が限界だった。


有紀奈はそれでも飛び降りようとするが、肩の痛みが彼女を止める。


「もう!何なのよあの子達は!」


「2人を拾いに戻った方が良いか?」


操縦士の問い掛けに、有紀奈は巨大生物を見ながら答えた。


「今戻れば墜落させられるわ…。それにあの風香って子は、絶対に大人しく乗ってくれないハズよ。予定通り一旦帰還しましょう」


「了解」


再び上昇を始めるヘリ。


「(絶対に死なないで…。お願い…)」


有紀奈は離れていく晴香、風香、茜の3人を見ながら、心の中で必死に祈っていた。


「風香!」


風香に追いつき、隣で併走する晴香。


「お姉ちゃん!?何で来たの!?」


「あんたこそ、どうしていきなり飛び降りたのよ!」


「…衝動」


「はぁ!?」


すると、巨大生物によるヘリへの攻撃を阻止している茜が、2人の話し声に気付いて二度見した。


「あ、あなた達何やってるのよ!」


2人は茜の前に立ち、息を切らしながら答える。


「衝動です!」


「衝動!」


その時、巨大生物がヘリに鉄管を投げても届かなくなった事に気付き、目の前に居る3人に向かって鉄管を投げつけた。


3人の前に落ちる鉄管。


巨大生物は、見るからに激昂していた。


「かなり機嫌悪そうですね…」


苦笑いする晴香。


しかし、茜は嘲笑していた。


「怒ってる敵ほど、弱い敵は居ないものよ」


「そうなんですか?」


「えぇ、動きが単純になるからね。…ま、見てなさい」


そう言って、巨大生物に向かって歩いていく茜。


巨大生物は大きな雄叫びを上げた後、茜に爪を振り下ろした。


茜は後ろに下がってそれを避け、巨大生物の顎を蹴り上げる。


そして続けて水面蹴りを放ち、巨大生物を転ばせて顔面に踵落としを入れた。


「もう降参かしら?」


茜の言葉に応えたかのように立ち上がる巨大生物。


今度はがむしゃらに爪を振り回してきた。


その攻撃を1発避ける毎に、軽い蹴りを入れて反撃する茜。


結果、茜は巨大生物の攻撃を全て避け、10回以上の反撃を入れた。


「さて、悪いけど死んでもらうわ」


不気味に笑う茜。


巨大生物が爪で彼女を突き刺そうとしたが、茜はそれを軽く蹴って弾き、がら空きになった腹部を勢い良く蹴りつけた。


更に、怯んだ巨大生物を蹴り続けて、どんどん後退させていく。


気が付けば、巨大生物の背中はフェンスに付いていた。


「相手が悪かったわね」


茜はそう言って、巨大生物に渾身の蹴りを放つ。


巨大生物はフェンスを突き抜けて、屋上から姿を消した。


その様子見ていた晴香が、呆然としながら風香に訊いた。


「ねぇ風香、私達が来た意味って…」


「無いね」


そんな2人の元に、戦闘を終えた茜がやってくる。


「2人共、怪我は無いかしら?」


「無いよ。出番もね」


風香が嫌味を言うと、茜は階段のある方向を見ながら言った。


「出番は今からあるわよ?」


その言葉を聞いて、キョトンとする2人。


茜が見ている階段から、複数の患者が登ってきていた。


それを見て、ニヤリと笑う風香。


「なるほど…」


「ヘリが来るまで、持ちこたえるわよ」


茜の言葉に、2人は頷いて銃を構えた。


第16話 終




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