表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

羊のうた。

あの日と彼女にさよならを。

作者: シュレディンガーの羊



あの日を追憶する。

私の世界が崩れたあの日。


雨が叩いた心は虚ろ。

彼女の言葉。

電話が切った二人の想い。



あの日を追想する。

私の世界が壊れたあの日。


涙が叩いた心は空ろ。

彼女の本音。

窓枠が朽ちた二人の昨日。



さよならの音を唇にのせた。

彼女にさようなら。

溶けてく心は、

溶けてく涙はあの日のままの色合いで。



雨音が記憶を叩くから、彼女のことを思い出した。

在りし日の窓枠に指を這わせて、誰かからのベルを待つ。


そして、またひとつ忘れてく。

彼女との会話。

そして、またひとつなくしてく。

彼女との日々。

それでも私はこの世界が生きていく。

彼女のいないこの世界で生きていく。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ