第七話 〜先輩方&兄貴&男と女どっち?
この小説堅いですよね。なんか明るくなるように、明るいキャラクターをだそうかな!?
よっしゃ!やっと自分の納得する球が打てる様になったぜ。この感じ!快感〜
真ん中にも当たってるし、フォームもたぶん戻ってきたはずだ。先輩とちゃんとラリー出来てるし、ブランクがあるわりには結果イイ線いってんじゃん?
この調子でラリーを続けた。さすがに先輩がシュートボール(速く、ネットスレスレにいく球)を打った時はそんなに綺麗には打ち返せなかったが、普通の球は綺麗に打ち返せた。(全盛期だったら打ち返せたはずだ!オレも打ち込みたかったがそれは生意気だろ?)
「そろそろ終りだ。練習始めなきゃな。」
「はい。わかりました。」
「上手だな!これなら一年レギュラーも夢じゃないな!」
「ホントですか?」
「あぁ。人数足りないからそうなるだろう。あと一人経験者がいればな。」
「経験者か…………。来ますかね?」
「難しいトコだな。硬式が出来たから。」
「…………。」
「まっ!落ち込むな!人生晴ればっかの日だけじゃないんだから!せっかくの男前がだいなしだぞ!」
「ハァ。」
「気の抜けた返事はしない!テニス部のプリンスが言うんだから間違っていない!」
(この人、絶対自信過剰だな。)
「わかったら練習始めるぞ!さぁ集まって集まって。」
オレは先輩達(と言っても三人)のトコロに集まった。そして自己紹介を始めた。
最初に、オレとさっきまで打っていた人が紹介してくれた。
「オレは三年五組、浦沢直樹だ。ポジションは後衛。得意なプレーはコースを変えることで、嫌いなプレーはスマッシュかな?ちなみに出席番号は二番で、彼女いない歴は一年。好きな食べ物はイクラでキライな食べ物はうに。好きなタイプは……………」
「ストップ!誰がそんな細かいトコロまで紹介しろと言った?」
「まぁイイじゃないか、我が女房!」
「女房じゃない!女房役だ!しかもポジション的に女房役はお前だろ?」
「なるほど、なるほど、なるほどな!」
「ハァ〜。すまんな。オレは三年五組、斉藤宰。前衛で、この馬鹿のペアだ。あと部長だ。一応。」
「オレだって副部長だ!部長だからって威張るなよ〜」
「宰はお前と違うから大丈夫って。
あっ、オレ三年二組の田中修〜。後衛ってヤツ〜。よろしく〜。」
斉藤先輩と浦沢先輩と田中先輩か。
「部長。あと一人は?」
「あと一人は再テスト喰らっているだけだ。名前は一条和弘。前衛でオレと同じクラスだ。」
ふ〜ん。部長と同じクラスってことは三年か………。ん?つーことは、先輩方はみんな三年生。二年生はいない………………!?!
「先輩!二年生はいないんですか?!」
「あぁそうなるだろう。そしてオレ達が引退したら、お前が天下を取るんだな。」
「イイじゃないの〜?うざくないし〜。」
「オレ達の時は十人いたのに羨ましいぜ!」
先輩方からの一斉放火を喰らってしまった。
そうか………。もうオレの世代になるんだなぁ。それもいっか!
「そんな先の事より君の紹介をしてもらいたいな。」
「ハイ!わかりました、浦沢先輩!
オレは渚刹那です!中学ん時は後衛をやっていました。よろしくお願いします!」
「渚?渚ってもしかして………」
「ハイ、渚隆治の弟です。」
「渚先輩の弟か!そりゃ上手い訳か!
オーイ塩崎!コイツ、渚先輩の弟だってよ!」
塩崎と呼ばれた女子の先輩が振り向いた。
「え、マジ?それならかなりの期待の新人じゃん!」
そう、オレの兄貴、渚隆治はこの学校のOBだ。そして、かなりテニスが上手で、県大会出場者だ。
中学時代もこの様に言われたので辛い。オレは兄貴から全てを習ったといっても過言ではない。
(兄貴の紹介はまた後で)
この様に言われた後、練習が始まった。メニューは中学時代とあまりかわらなかったが、質が違っていた。スピード、重さがレベルアップしていた。
ついていくのに精一杯だったが充実した初日だった。
次の日、オレは部室で着替えを済ませ、コートに行こうとすると一人の人間がいた。男か女はわからなかった。身長は低く、155センチぐらいで、手にはソフトテニスラケットのケースを持っていた。
もしかして新入部員か!?
オレが凝視していると気配を感じたのか、振り向いた。そしてオレの他に来て
「すいません!ソフトテニス部の部室ってどこですか?」
まだオレの部活人生は2日目。始まったばかりだ。
結局出ませんでしたね。次はこの男?女?の紹介がメインです。あと、刹那の兄貴の紹介かな?