第三話 ヤッパリな〜不安と嫌な予感〜
なんかソフトテニスと離れて行ってます。 アセアセ
でも読んでください。
そして夜、近くの焼肉屋で打ち上げが行われた。
顧問の
「カンパーイ!」
と言うと仲間が一斉に肉を食べ始めた。
「あ!オレが食う肉とんな!」
「バーカ!速いもん勝ちなんだよ」
「先生〜肉が足りませ〜ん」
こんな感じで時間が過ぎていった。渚も食べまくっていた。あらかた終わったころ、渚はふとみんなに聞いてみた。
「なぁ、高校でもソフトテニスやる?」
「家まで帰るのが打ち上げなんだからな!それでは解散!」
全員家に帰って行く。じゃオレも帰るか。
漆黒の闇のなか渚は一人で帰っている。
クソ!ヤッパリオレだけしか続けないのか。聞いただけ無駄だったな。なにが
「キツイからやんない」
だ。どこの部活だってキツイだろ!
「遊びたい」
とか
「勉強したい」
とか
「彼女を作って遊ぶ」
とかどーせしないだろ!だからウチは弱かったんだ。
やる気がないしプライドもない、目標もない。弱くて当たり前だな!
渚はこう思いながらも寂しさを感じた。
結局、暁中学校出身のソフトテニスプレイヤーはオレ一人。大丈夫かな?落ちこぼれになったらどうしよう。
渚は家に着いて寝るまでこの事を考えていた。
次の日からオレはただ勉強するためだけに学校に行っている。部活がない日々がずっと続き、イライラしている。一応オレも受験生なので志望校に進学するために勉強しなければいけないのだが、推薦でいけるので特にすることはない。(これでもオレは頭はいいのだ)でも周りの人が勉強してるので、オレも勉強している。
この様な日々がずっと続いた。あの日までな………。
オレの推薦合格が決まり、勉強をしなくてよくなったので、今日から3キロ走ることにした。高校生になるまで後一ヶ月弱。少しでもトレーニングしなきゃな。
無事学校が終わり家にさっさと帰ろうとしたときだった。
「刹那く〜ん。私達に勉強教えてよ〜」
げ、マジィヤツに見つかった。
渚の目の先には、まるで、クローン人間の様に似ている女の子が二人いた。
「同じ高校にいくんだから勉強教えてよ〜」
「お前は行くって決まってねぇだろ!」
「私だけじゃ無いもん。瞳だって決まってないもん。ね!」
「うん」
『瞳』と呼ばれた少女が小さくうなずきながら答えた。
「と言うわけで、哀歌こと私と瞳の姉妹に勉強教えてね!」
ここまで不幸か、オレの人生。過去に戻れるなら、推薦入試の日に戻って仮病使って休んで、不合格になりたいぜ。
題名の意味はまだまだ先のことです。
次は双子の姉妹の受験勉強と高校入学です。