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とある十九の春想うと涙目

作者: 秋葉竹

切るや裂く

破るや壊すや絶望が

溢れた十九の春なのでした


あおはるに

痛々しくも見開く目

負けない「ひとり」も嗚咽を漏らして


あのゼミで

消しゴム借してくれた彼

五月の風から魔法の香りが


見えるでしょ

だって頬まで赤いでしょ

こんなにバレバレ すぎじゃダメかな


好きなのに

神様なんて大嫌い

赤くない糸 二度見した馬鹿


ピカピカの

ピンクを穢してくれた愛

ありがとうとはいえないけれど


疲れると

知らずにキツめの恋をして

溜め息だって初めてだった


好きだって

ほのぼのばかりはしてません

闘って勝つ 略奪されない


わかれたら

再び出会うの 二期の始まり

よりを戻すの 好き爛漫で


目 見開き

ドンキホーテを探しても

見つかるわけない あの清い夢


まだ好きで

まだまだ好きと馬鹿いうね

なんでまだまだ好きなんだろう


もう駄目と

何度も何度も泣いたけれども

嫌いになれない 絡みつく糸


その曲が

ふたりが信じたギターの弦を

絶ち切ったとき 好きが挫けた


こうなって

二度と会えなくなる位なら

最初の出会いを恨むよ 神様


5年経ち

罵りあった もう駄目なほど

あんなにあんなに好きだった夜


別れの日

思い出すのは奇跡と信じた

一目惚れした十九の春です









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