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未踏のダンジョン (1)

 タッグトーナメント一回戦は辛勝、という形で幕を閉じた。

 第2試合目は4日後。これ以上強い奴との闘いをしなくちゃいけない訳だ。

 既に満身創痍ではあったが、ナビコを含めて朱と今後について打ち合わせをする事にした。


「これからの闘い、とにかく連携が肝だ。修行をしよう」

「はいはい。どうせそんな事言うと思ってたわよ」

「さっきの闘いで神殺しの剣になった時はマジで驚いた。そういうスキルがあるって事前に教えてくれよ」

「ええ……。私が憶えてるスキル凄い一杯あるけど、魔法をラーニングできないユーリが知って何になるの……?」

「タッグバトルは思った以上にパートナーとの連携が肝だ。ここらで朱の持ってるスキルを把握する必要があるし、朱も俺の闘い方を知っておく必要があるだろ?」

「まあ、そこまで言うんなら付き合ってあげるけど。具体的に何するの?」

「港町で大海蛇を討伐したように、連携してタッグ闘うのが一番いいんだが……そこで、貴族街にある地下ダンジョンに挑もうと思う」

「ふうん。踏破した人がまだいないっていうダンジョンね」


 ギルドだと人数集めないといけないしな。

 時間が出来たら行こうと思っていた所なので丁度よい所ではあった。


「……そういや、朱は回復系の魔術って使えるんだっけ?」

「使えないわよ。回復アイテムを持ってくしかないんじゃない」

「となると……ナビコ、朱も回復してやってくれないか?」

「ボクが? いいけど、戦闘中には回復しないわよ。体を焼かれたくないもの」

「失礼ね! 私が巻き込むって言いたいの?」

「ボク、君の事はよく知らないもの。当然でしょ?」


 バチバチと火花を散らして睨み合う二人。

 そういや、二人がまともに話ししたのってこれが初めてだっけ。


「まぁまぁ、そう言うなって。ナビコは頼りになる奴だぜ? ……それじゃ明日からダンジョン攻略だ。二人共頼むぜ!」


 二人を落ち着かせて、その日は解散となった。


 * * *


 翌日。

 正午の鐘が鳴る頃、ダンジョンの入口前で朱と合流した。


 ダンジョンの入口には詰所があり、そこに職員がいたので色々と話を聞いた。

 職員曰く、以下の特徴があると教えてもらった。


 ・地下フロアは途中から枝分かれしており、とても複雑な構造をしている。

 ・未だに全容が知られておらず、未踏地域のマッピングには報奨金が出る程。

 ・フロアが進めば進むほど強いモンスター・凶悪なトラップが出る傾向がある。

 ・一定フロアにはボスが待ち構えていて、そいつを倒さないと先に進めない。

 ・道中にセーフルームが点在しており、そこから入口への帰還が出来る。


 ……いかにもゲームでよくあるダンジョン、って感じだ。

 ちなみにセーブポイントはないらしい。

 ま、分かってましたけど。


 職員は探索では無理をせずに引き返す事をおすすめしてきた。

 何故かと聞いたら、フロア構造が複雑で救助に行くことが難しいかららしい。

 ここは「未踏のダンジョン」。

 長い歴史を誇る王都の中でも、謎の残る未踏地域。


 朱と相談して、食料と保険としての蘇生アイテムを買い込む事にした。

 当然荷物持ちは俺だが。

 荷物をリュックサックに詰め込んで、地下潜り……。

 未踏のダンジョンに挑戦する。


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