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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
第5章 スーサイド再び
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祖父と孫、主要仲間のトーナメント

「はい・・・なんでしょうか…先生…」

俺に説教されてヴァイス落ち込んでる。

ガデル達も落ち込んでいた。

だが俺は爆弾を気にせずに投下する。

「お前の後ろにじいちゃんいるぞ?」

「え?・・・えぇぇぇえぇぇえ!!?」

「はあぁ!ここで儂、教えるう!!?」

「サプライズとしては最高だろ?」

「最悪じゃ!悪魔かお主は!!?

飴と鞭の使い方間違ってるからな!!?」


俺は最高の笑顔でサプライズ実行した。

俺の発言に落ち込んでたヴァイス達は

まさか後ろにいる麦わら帽子の男性か

ヴァルカ=クリプスとは思ってなかったらしい。

恐る恐る後ろを向いて互いに目を合わせて

ヴァイスは心底驚いてた。

ヴァルは俺に批判している。

これで全員、頭の中にある説教と反省が

離れただろうな!

こうして祖父と孫の間違いの出会いが起きた。


「えぇとぉ・・・ヴァルカじい様なのでしょうか?」

「おお…久し…ぶりじゃな?ヴァ…ヴァイス?」

「何で他人行儀なの?久しぶりの対面だろ?

最も仲良く抱き合うとかしないとなあ?」

「いや、この雰囲気では無理ですから!先生!!

何ですかこの…落としといて驚かす方法は?」

「え?俺が楽しいからだろ?なに言ってんだよ!」

「トキ?お前は本当に人なのか?

久しぶりの再会ってのはな?もっと違うからな?」

「いやいや、俺は言ったろ?

紹介したい人がいるってな?今しかない!とな?思ったが

・・・いやあ!良かったな!ヴァイス?」

「飴と鞭じゃなくて鞭と鞭ですよね?

良かったな?じゃないんですけどね!?先生?

僕はどんな気持ちか分かりますか?」

「ん?反省して落ち込んでる所に俺の発言で

驚いて見ると本物で嬉しいと思って良いのかと

説教されてるところを見られて恥ずかしいのと

何でこの場面でって怒りと驚きが混じってるんだろ?

そんぐらい考えて発言してるよ?」

「分かってるなら何でするんですか!?」

・・・表情がぐちゃぐちゃになってるな。


「ヴァルに対しても説教があったからな?

こいつ会った時な?スーサイドの川で釣りしてたんだよ!

こっちは忙しいのにな?呑気にしやがって!と

思ってたからついでにな!

理由聞いたらスーサイドが昔より変わってて驚いて

現実逃避で釣りしてたってな?

ならこのタイミングが一番だと思った。

ヴァイス達に説教して暗い雰囲気で

場を変える出来心を与えようとな?」

「トキ?出来心なのか?出来事じゃなくて?」

「そうだぞ!出来心での発表だ!!」

トキは胸を張り堂々としている。


「達悪すぎるわ!!見ろ!魔物達が固まったぞ!

え?この状況で?って顔してるぞ!

リケラとケル達、森の魔物は口開けてるし!

ルミスと子供は固まったままだ!

ルティとブラッドも口開けてるし!見た事ないぞ!

フィルは・・・「ガチャン!」えぇぇぇえぇぇえ!?」

「・・・馴れたのかな?目玉を自分で直したな!

目玉は・・・消えたし・・・何でだ?」

「先生!フィル見てじい様が倒れました!」

「・・・さっきと同じだな?あの時よりは

スムーズに事が進んでるな?」

「・・・先生?またベロに・・・

今回は20分と書かれてますね?」

「そうか!なら安心だな!飯の続きするか?」

「・・・もういいです…分かりました…頂きます…」

「お前らさ?本当に何なの?倒れてんだぞ?」

「ん?ガデルは知らないのか?

フィルのベロに書かれてる時間が経つと

音が鳴り全員が朝に目覚めた様にして起き上がる!」

「以前がそうでしたね…祈ったのに・・・

あ!先生?さっきと同じとは?」

「怖い事なんだがな?傷つけて帰って来たフィルが

片目をどこかに落としててな?

それを見てお前のじいちゃん気絶したんだよ!

暫くするとな?ガチャン!と片方の空洞から

フィルの目玉がデテクルンダヨ…」

「何故最後カタコト何ですか?怖さ増すんですけど!

フィルはもう生き物とは違う物ですよね?」

「機械だろ?グリフォンじゃないぞ!」

・・・同じ事考えてるな・・・


「・・・とりあえずな?ガデル?

フィルは違う方向に進化してると思ってくれ!

じゃないとな?本当に身が持たないぞ?

フィル自体が気づいてるのかは知らんがな?

生き物か聞いたら、はぐらかされたしな…」

「・・・分かったが…場の雰囲気は一瞬で崩壊したな?」

「・・・狙ってたからな!・・・っ!?

マジかよ・・・」

俺は信じられない物を見てしまった。

「先生?何でシルとルティだけは

近くに来てるんですか?

ルティは口開けて固まってましたよね?」

「キュイ?」「ワォウ?」

ルティとシルは固まってる皆の横を通りすぎて

トキの足元左右に別れて陣取ってる。


「ヴァイス?ガデル?確定したぞ!」

「「何が?」ですか?」

「シルの仲間入りとルティ枠の増加だ!

なんとなく思っていたがな…

これで確信したよ・・・付いてくるぞシルが!

気付いたら付いてきてるパターンだ!」

「・・・あり得るのか?トキ?」

「先生?思い違いでは?」

「いや、これはな?俺の世界の物語と同じなんだよ…

生き物がいつの間にか付いてくる物語に類似してる!

そしてシルはルティと同じ行動する時がある!

つまり俺は知らない間に形成していたんだよ!!

『フラグ』をな!!出来事の起こりには終わりがある。

起こりが『フラグ』つまり旗=始まりの合図なんだよ!

それが起きてたんだよ!いつだ?何時なんだ!?

名前付けるところか?振り返りの所か?」

トキは頭を抱えて悩んでしまった。

ヴァイスとガデルの後ろを向いてしゃがみこんでいる。


「トキはサプライズが返されたな…」

「ですね…しかし、シルが仲間入りですか・・・

ルティとシル…抱き合わせで売れますね!」

「ヴァイス君はこんな時でも商売考えれるんだな?」

「使えるものは使え!さっきの言葉を実践します!」

「意味か違うと…どうなんだ?」

ガデルも抱えてしまった。

「キュイ!」「ワン!」

ルティとシルは握手するように手を繋ぐ。

ヴァイスの頭にはべラムでの商売が浮かんでいた。


トキは悩みから放たれて立ち上がる。

「よし、切り替えよう!

なるものは成る!諦めが肝心だな!

ヴァイス?ガデル?お前らも戻れよ!

じゃないとな・・・」

ジリリリリリリリ!!!

フィルのベロが引っ込んで口から

目覚まし時計のベルの音が鳴り響く。

全員が一斉に朝目覚ました様に動き出した。


「・・・本当に起きるんだな?」

「お!二つの意味でか?上手いね!」

「そこまで考えてねぇよ!トキ、ヴァイス君は

どこで経験したんだ?」

「ニバルの時だよ…俺の尋問後に全員が倒れたろ?

その後に遊びでフィルの目玉の黒い方を奥に入れてな?

あれも怖かったな…グルンと前に回るんだよ…

そしていつもなら目玉を入れるとベロも

自動で戻るが戻らなくてな?何故?と考えてたら

ベロに数字が書かれていた訳よ!

確か・・・30分だったかな?あの時は?

時間が経つと全員が目を覚ましたんだ。

あの音が鳴り響いて起き上がったから

俺達は祈りが通じなかったと倒れてたんだよ…」

「あの尋問の後にそんな事があったとはな…

そして遊ぶなよ!仮にも生き物だぞ?」

「・・・すまん…出来心だよ…」

「トキの出来心は録な事起きてないな?」

「誉めても明日の鍛練が厳しくなるだけだぞ!」

「誉めてないし厳しくするな!」

「先生?もう良いですか?眠たいんですけど…」

「そうだな…色々あったし今日はお開きで!」

「大半がトキが原因だがな?」

俺達は説教と反省そしてサプライズを終わらせて

全員が寝床に着いた。


次の日の朝トキが目を覚ますと外から声が聞こえた。

トキは外に出ると主要メンバーが朝練をしていた。

命の奪い合いの模擬戦闘を。

・・・昨日の脅しが効いたかな?

ブラッドとガデル、リケラとルティ、

ケルとフィル、ヴァイスとヴァル。

力対技、大小、補助、家族ね・・・

何故家族対決してんだ?命の奪い合いだぞ?

あれかな?肉体言語ってやつなのかな?

一応、ヴァルが作った釣竿で戦ってるんだな。

打ち所悪けりゃ死ぬけどな。

この際だし・・・

トキは笑顔で話しかける。

「おお!皆元気だな!真面目に鍛練してんだな!

じゃあ、俺からの贈り物だ!

今戦ってる相手に負けたら隣の負けた奴と戦え!

そして最後まで負け残りしたら・・・

ちゃんと勝ち残れよ!頑張りな!」

「おいい!最後まで負け残りしたらどうなるんだ!

おいはたけに行くな!教えていけ!!」

トキは手を降りながら歩いて畑に向かった。


「これは本気でしないと駄目だな…

ブラッド!勝たせて貰うからな!」

「ガデル殿の決意受けて立つ!」

「グルァア!」「コオォン!」

「「「ガルルル!」」」

「勝たせてもらいます!ケル殿!」

「じい様…これから本気でいかして貰います!

先生のあの言葉は本当に危険ですので!!」

「ホッホッホッ!ヴァイスや?頑張れよ!」

それぞれが決意を口にして相手へと戦う。


力対技は拮抗していた。

甲冑を纏い大小の金属バットを持つブラッド。

短刀と鞘を金属糸で自在に操るガデル。

ガデルは短刀を投げると同時に糸を小のバットに

巻き付かせ遠くへと飛ばそうとする。

だがブラッドは力強く左手で持ち離さなかった。

ガデルの鞘での打撃をしている間に

大きなバットにも糸を巻き付かせて飛ばそうとする。

2本の短刀でも駄目だった大のバットがガデルへと

上段から降り掛かると後ろにあるはずの短刀2本が

ブラッドの右肩に突き刺さる。


「ブモオォ!?」

短刀にはまだ大のバットに糸が繋がっており

振り下ろす時に引っ張られて刺さってしまった。

短刀を投げる時ガデルは柄ではなく

穴の空いた刃に巻き付かせていた。

なので柄が当たるのではなく刀身が刺さったのだ。

刺さり驚くブラッドを隙と見て

金属糸巻き付いてる短刀5本を投げて

柄6本を回転させながら投げる。

ククリ刀の様な鞘を新たな武器として持ち替えて

ガデルは勝負を仕掛ける。

ブラッドの大のバットは短刀と繋がり動きが制限する。

小のバットで攻撃を弾くも同じ様に

左肩に短刀が刺さり制限されてしまった。


ブラッドは大小のバットを後ろに投げて

肉弾戦に移行する。

後ろに投げた事で両肩の短刀が抜けて

肩の動きの制限が外れる。

ブラッドは左手を軽く曲がった状態で広げて

掴むような形を作る。

右手は肘を曲げ胸の前に拳を作り構える。

飛んで来る短刀と鞘を左手で弾いていく。

右手はガデルを狙って構えている。

ガデルは弾いていく短刀に巻き付いてる糸を

自在に操り徐々に早く振り攻撃していく。

ククリ刀の鞘も早く振り抜いていく。

ブラッドは左手では間に合わず

右手でも捌くが拳は握られている。

短刀の隙を見ては右手を前に打ち出して

ガデルの体に攻撃を当てていく。


「ガッ!?」

ガデルはククリ刀の鞘で防御していたが

その隙間を縫うようにレバーに右手が打ち込まれ

その場から右上空に飛ばされてしまう。

飛ばされたガデルに勝ったと仮面の内側で

ブラッドは微笑んでいたが

ブラッドの体も時間差で浮き上がり木へとぶつかる。

「モォッ!?」

ガデルは木上の葉と枝に飛ばされて枝が刺さる。

ブラッドは隣の木の幹にぶつかる。

ガデルは短刀で攻撃しながら

ククリ刀の鞘に付いている金属糸をブラッドに

巻き付かせていた。

意識している短刀の糸に誘導されて

ククリの糸には気付かなかった。

ガデルは木上から金属糸をブラッドと木を巻き付かせる。

ブラッドは咄嗟の判断で木と垂直に成るように

体を回転させて木との固定を防ぐ。

垂直から平行へと体を回転して緩んだ糸は

地面へと落ちていく。


木上から舌打ちして降りてくるガデルと

木から離れて再び対面するブラッド。

ブラッドは先ほどの構えをつくる。

ガデルはククリ刀へと持ち替えてる。

ガデルが突進していく。

ブラッドは最速の攻撃をするために右手の

力を抜いて左手で2本のククリ刀を捌くが

ブラッドは鞘が消えてる事に気付く。

気付いた時には左腹にククリ刀の鞘が甲冑越しに

ブラッドへ衝撃を与える。


ブラッドは腹を見るとガデルの靴底と鞘が

金属糸で巻き付いてるのが見えた。

ガデルはスケート靴の様に巻き付かせて

足元のバランスが悪い状態で蹴りを放っていた。

そしてガデルは蹴り足を基点に体を

地面と平行に回転させてブラッドの側頭部に

後ろ回し蹴りをしてククリ刀の鞘を当てた。

ブラッドは兜で守られていたが

横の攻撃が見えておらず脳を揺らされた。

その場で膝から崩れるブラッド。

ガデルは回転しながらククリの鞘を外して

地面へと着々した。


「すまないなブラッド…今回は俺の勝ちだ!」

「・・・勉強なりました…次は・・・」

ドシン!!

ブラッドは言葉を繋ぎきれず倒れてしまった。

力対技。勝負は技が軍配を上げた。

ガデル達の対決が終わる頃には

他の組の勝敗も決まっていた。

大小対決はリケラが負けた。

補助対決はケルの敗北。

家族対決はヴァイスが破れた。

負けたモノ達の回復をした後に

ブラッド対ケル、リケラ対ヴァイスが始まる。

力対早さ、再び大小対決が決定した。

「凄かったな!ガデルのアクロバットもそうだが

ルティがゼクスから8尾のオクタマーブルテイルに

進化してるとはな…ヒュドラ戦が鍵になったかな?

フィルも普段のボケとは考えられない動きをしていた。

蒼炎の爪に目から光のレーザーねぇ…グリフォンか?

目で殺すを実現できるぞ?

家族対決は経験の差かな?虚実を混ぜた攻撃か…

最後は左と思わせて右からの振り抜きだな?

セコいな~ずっと隠し持っててさ?左で戦うとはな!

目の前だと気づかないのか?左しか使ってない事に?

シル?親父負けたけど次は勝つと良いな?」

「ワン!」

トキは畑から出てロッキングチェアに座り

シルと揺られながら観戦していた。

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