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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
第4章 ラジュマ王国の反乱 ゾラム侯爵篇
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説教 牢獄について

俺達はゾラム侯爵と共に夕食を頂き

最後に今後の確認して新たに保証書5枚貰った。


この世界の貴族は保証書沢山渡すのか?

疑問に思いながらも好意だと考え受け取る。

ついでにクリプス辺境伯と同じように

空間魔法を使える事を推測で論破していく。

推測シーンは割愛させてもらおう。

2回目だからな。動揺しなかったし・・・嘘です。

まさか同じ流れが来るとは思ってなかった。

ログハウス戻す時にストレージを見せてるしな…

あれかな?貴族は探偵に憧れてるのかな?


俺は使用人の案内で部屋に戻り明日に向けて寝る。


・・・なんて事はしない。

人として有言実行しないとな?当たり前だろ?

俺は夜にゾラム侯爵の家の庭に人を集める。

ヴァイス、フィル、ルティ、ガデル、ブラッド、

アイサ、ゾラム侯爵。

ラグは朝から門番している。

暇なんだな?絶対に暇だよな!

朝と違う門番と楽しそうに話してるし!


「トキ君?夜に庭に呼ぶとは何かな?

今から寝るところだったのだよ?」

「私もそうですよ!読み掛けの本を置いて

シーサに呼ばれて何するの?」

「主殿?私も眠いのですが?」「キュゥ…」

「トキ?俺とブラッドはなんとなく理解しているからな!」

「ブモオォ!主様分かってます」

「僕は呼ばれなければ僕が皆呼んでましたから!」

3人は理解してるみたいだな。

他は眠そうだ。不満を言ってる。

長引くのが分からないのかな?


「さて皆を呼び出した理由は・・・

と、その前に会場準備だな!」

俺はストレージから自前の畳一畳サイズを5枚出した。

畳は異世界でイグサと同じ物を見つけて作った。

やるにはこれは必要だからな!

さてここで畳についてウィッキー先生の言葉だ。


たたみは、日本で利用されている伝統的な床材。

芯材になる板状の畳床の表面を、

イグサを編み込んで出来た敷物状の畳表でくるんで作る。

縁には畳表を止める為と装飾を兼ねて、

畳縁たたみべりと呼ばれる帯状の布を縫い付けるが、

一部には縁の無い畳もある。


畳には縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズと、

これを横半分にした正方形の半畳サイズの2種類がある。

大きさは3尺×6尺(910mm×1820mm、1.6562 m2)

のものが基本となる。


以上、ウィッキー先生の言葉だ。

5枚の理由はなんとなくかな?

俺とヴァイスが2枚ずつ、ガデル、ブラッドに

感触と見学するのに座らせる為だ。

俺はヴァイスに畳を2枚渡して横に並べた。

実際は渡す必要はない。同じく行うから。

4枚繋げて1枚は少し離れた場所に置く。


「ブラッドは見たことあるな?ガデルは初めてだな!

おや?フィルとルティは畳を見て理解してるな!

偉いぞ!だが安心するな?

まだまだ後から出てくるからな?

さて敷くものは出した。

アイサさんとゾラム侯爵はヴァイスの前にある

草の板に靴脱いでヴァイスから説明を受けてもらう

フィルとルティはそのままいつもの姿勢な?

ガデルとブラッドは見学してもらう

ガデルはブラッドの説明で胡座で良いから

靴脱いで座ってくれ

ガデルは今後俺とヴァイスの立場だからな?

どんな事をするのか見ててくれ

では準備だ!移動開始!」

俺の前にフィルとルティ。

ヴァイスの前にアイサとゾラム侯爵。

離れた場所にブラッドとガデル。

分からない顔でアイサ達は畳に立つ。

ちゃんと靴脱いでる。


フィルとルティはいつもの正座姿勢。

ヴァイスの実技説明でアイサ達は正座する。

ガデル達はゆったりして座る。

ヴァイスは俺に頷き俺の横に立つ。

そして俺特製捕り物道具を渡してある。1.5mの物。

「さて先程言わなかった理由だが発表しよう!

先に謝ろう夜分に集めて済まなかったと。

これからは先に連絡をするからとな

では集めた理由は・・・説教だ!

ゾラム侯爵?俺に権力は効かないからな?

訴えて捕まえてもどうとでもするからそのつもりで!

さて何故説教するのか?されるのか?

分からない顔で首を傾げてるゾラム侯爵達に

ヴァイスから一言あるので聞くように!

ではヴァイス一言頼むわ!」

「了解です!先生!では何故説教が始まるのか?

今回の一番の理由は牢獄の運営についてです!

なら何故先生が説教されないのか?

理解しているからです!後悔してますが

あなた達は違いますよね?欲に実直に動いてました!

なので説教です!まぁ怒りですけどね?

では先生!宜しくお願いします!」

ヴァイスは理由を述べてくれた。

うん、そうだな!説教とは教え説く。

だが俺のは同じ言葉でも半分は怒りが混じってる。

なので説教であり説教ではない。

時刻は午後8時。


「さて今から説教するが姿勢を変えるなよ?

罰にならないからな?もし変えたらヴァイスの武器が

伸びて姿勢を戻させるからな!

一斉に動いた途端に・・・分かるな?

さてでは教え説くとしようか!質問形式のもあるからな

まずフィル?何故俺が説教するのか?理由を述べよ!」

「主殿が作った牢獄の運営についてです…主殿…」

「正解だ!ちゃんとヴァイスの言葉聞いてたな

では何故牢獄の運営について説教するのか?

最初は普通の牢獄だと思っていたよ

さてアイサさん?そもそも牢獄とは?」

「罪状を犯した生き物が入る部屋です…」

「正解!人間ではなく生き物ってのが良いね!

まあ簡単には罪人が入る牢獄だよな?

では何故ニバルの入口の牢獄が出来たのか?

ゾラム侯爵?教えてもらおうか?」

「反乱軍が侵攻してトキ君が作ったからです」

「はい、正解ですね!攻めてきたから作った!

そして尋問のために作った!反乱軍に聞く為に!

さて牢獄とは?罪人が入る場所

罪を犯した人なんだよね?

人は平等ではない!平等なら貴族は居ないからね?

奴隷なんて者もいなくなる。そうだよな?

平等は扱いが同じ、公平は公に見て扱いが同じ。

公平は正義に反しないと思ってるよ?」


「さて今回の件はどうかな?罪を犯した人に

悪意を持って扱ってるよな?善意がないよ?

楽しんでるからね?行為の善悪関係無くな?

人は人にしかなれない。貴族も人、奴隷も人。

奴隷はモノ?物はね者でもあるんだよ?

わかりにくいかな?言葉では?ものばかりだからな

生き物は人物も含むつまりは人物=者、

管理者とかの者と同じなんだよ?

さて罪を犯した人は人ではないのか?

何をもって人と呼ぶのか?

言葉や言葉での交流、文化を持つ、道具の使用、

なんて上げられるんだよ?

では言葉を話す、文化、教養を持つ、道具が使える。

おや?人の分類に罪人が入るね?

的ではないよね?道具じゃないよね?」


「道具として人を使うなんて比喩でしかないよ?

比喩は転義法つまり違う言い方だよ?

フィル、ルティ?テスト出るからな?

さて話を戻そうか!牢獄の運営について!

今住民は反乱軍、罪人を人と扱ってるかな?

そしてもし反乱が終わり俺が解除したら?

罪を裁くのは法であり人ではない。

法とは規則、決まり事だよな?

ゾラム侯爵は理解してるのかな?

今の住民の未来について?

アイサさんは理解してるのかな?

俺が解除したらどうなるか?

フィル、ルティはどうかな?

楽しんでるけど今後は?

さあ考えよう!今のニバルについて!理解しよう!

人の心はどうなるか?未来についてどうなるか?

ゾラム侯爵?痺れたからって立ち上がるなよ?

アイサさんも今は説教中だぞ?

ほら動くからヴァイスに抑えられた!」

ゾラム侯爵とアイサさんは顔を青ざめる。

立ち上がろうとするがヴァイスに抑えられた。

痺れてる足で動けるわけが無いからな。


「ブラッド?説教ってあんな感じなのか?

あれじゃまともに動けるわけが無いし

怒られてる様にしか見えないぞ?」

「ガデル様?あれは怒りと違う。叱りです。

人が犯した事柄に対してを厳しく注意してます。

「怒る」は怒り手の感情を外に爆発させる、

「叱る」は相手によりよい方法を教示するです。

説教は教え導くために言い聞かせるです。

なので間違いではありません」

「・・・ありがとう。大分流暢に話せる様になったな?」

「お褒め感謝します」

ガデルはブラッドに説教について教わり

ブラッドの流暢な言葉に疑問を抱いた。


「まだ説教は終わりじゃないぞ?

あせる必要無いからな?まだ日は昇らない。

明日にでも考えた事を実行したら良いだろ?

ゾラム侯爵夫婦は理解してるのかな?

青ざめてるが下向いて分からないぞ?

フィルとルティは何回もされてるから

なれてるな?土下座器用にしているな?

だが理解してるのかな?分からないぞ?

後で固定させてやるから感謝しろよ?

さて今回の説教はまだ優しいぞ?」


「ブラッド?あれでも優しいのか?拷問に近いぞ?」

「あれでも優しいほうですね。下の中です。

クリプス辺境伯達は木材の床の上でしてますね。

しかも殺気含んでの怒りでした。

終盤には人として見てなくて泣かれていました。

それでも下の上ですかね?

上、中、下の3つから更に下の下、下の中、下の上と

3段階あります。

上になると完全に拷問ですね。

火の魔法で焼かれてる高い針の山に正座させられ

説教しながら殺気に当てられ、

重石を乗せられ飽きるまで放置。

最低でも1日しますね。

フィルとルティがさせられました。

それでも優しいと主様は言ってましたが?」

「・・・ややこしいし、優しくないぞ?」

「下の下は一言喋り一瞬で死なせます。

教えて良くさせるのは無理な人に使います」

「・・・どうなんだ?それは…」

トキの説教に疑問を感じるガデル。


「さて今回の牢獄の運営についてだが

俺が感じたのは人の悪意を感じる運営だと思ったよ?

そしてニバルの最悪な未来について想定した。

俺は見るまでこんな醜悪な運営してると思わなかった。

円滑な街の運営、住民の不満の解消、

ゾラム侯爵の失態の擦り付け等、貴族や商人としては

良いのだろうけどな?人としてどうなのよ?

人の道外れてるよ?悪党と同じ考えだよ?

俺は見て後悔したよ…無くそうとな?

でも我慢している。理由は保証書貰うため。

俺も人道外れてるよ?とっくの昔にね?

でもあんたらはまだ戻れるだろ?」


「今からニバルの未来について話そうか?

このまま罪人にモノを当てる。当たり前に感じる。

日常的になる、反乱が終わる、俺が牢獄無くす、

ストレスの捌け口が消える、不満が貯まる、

住民は考える、そうだ不満なものにモノを当てよう、

人同士が当てあう、不満が増える、人にもの当てる、

日常的になる、やがて人来なくなる、食べ物食えない

不満増加、略奪する、不満増加、領地の治安悪化、

不満増加、統治者に不満が向く、反乱が起こる、

あれ?元の状態に戻ったね?昨日までと同じだ!

今度は誰が助けるのかな?誰も助けないよ?

領地の住民の反乱だもの。貴族は義務果たさないと。

だが軍動くかな?軍も住民だもんな?

誰も助けないよ?王国も助けない!

統治してる人のいる領地だからね?

その人に任せるのが王国の意見だろうな!

周りの貴族もそうだよな?不満が向くから。

だーれも助けない!そして悪の巣窟として活動していく。

全住民が盗賊や人拐いになり欲に溺れ始める。

そしてゾラム侯爵領は・・・滅ぶ。

俺が牢獄無くさなけりゃ良い?無理だな!

同じ未来が待ってる。滅ぶ未来がな!」

俺の言葉に完全に理解したのか冷や汗が凄い。

震えが止まらなくなり息も荒いな。

また畳を天日干ししないといけない…

ガデル達は真剣に聞いて頷きしてる…

ニバルの悪意を諭してるからな…

理解してるからの頷きなのだろう…


「これで理解してくれたかな?

何故説教が始まったのかがね?

ストレス発散?楽しむ?稼ぐ?糞食らえだ!!

人の道外してまでやることなのか?

不満があるのがどんだけ幸せなのか分からないのか?

戦場にはな?野生にはな?無いぞ?そんな幸せ!!

生きるか死ぬか!食うか食われるか!それだけだ!!

態々悪の道を歩きたいのか?この街は?

人の道を外したいのか?この街はよ!!

どうなんだ?ゾラム侯爵様よお?えぇ?

貴族だろ?統治してるんだろう?偉いんだろ?

そんな人が自ら最悪の未来をつくってさあ?

どんな気分だよ?最高だ!!笑わせるぜ屑貴族よお!!

反乱軍より最悪じゃないかなあ?どうなんだ?

それが王国の意見なら滅んでしまえ!!

推奨してるなら俺が反乱軍共に滅ばせてやる!!

俺自ら引導渡してやるよ!!!馬鹿な貴族や王様ならな?

でも違うんだろ?まだ人の道歩いてるんだろ?

自ら人道外してまで欲に溺れてなんて無いだろ?

なら?どうなんだ?どうするんだ?

ゾラム侯爵の領地を治める者として管理者として

どうしたいんだ?聞かせてくれよ?なああ!!!」

殺気混じりの怒気を放つトキの姿を見るゾラム侯爵。

夫婦揃って泣いてるが真剣に見ている。


「さて今のゾラム侯爵なら答えられるかな?

俺の牢獄はどうするかな?呆れさせるなよ?

さあ!さあさあ!!さあさぁさあ!!!答えようか!!」

「運営を止める!そして不満を私に向けて

住民の全住民の前で謝罪を行う!!!」

ゾラム侯爵は力強く大きな声で公言した。

その姿は正座しているが立派に見えた。

パチパチ!パチパチ!!パチパチパチパチ!!!

いつの間にか庭に住民と使用人が集まってる。

全員が拍手して頷いている。


「ほら良い機会だ!ヴァイス最高の謝罪の姿を

土下座をゾラム侯爵に教えてやってくれ!!

立って礼なんて出来ないからな!」

「分かりました!先生!!」

ヴァイスはゾラム侯爵の前に行き地面の上で

土下座を見せた。正座からの体を下げて

手を膝の前に出して支える姿勢。土下座。

ヴァイスは土下座を見せると

ゾラム侯爵は痺れる足に耐えながら後ろを向いた。

アイサも同様に振り向きゾラム侯爵が話し出す。


「ニバルの住民の皆さん!夜分に騒いで申し訳ない!

そして牢獄の運営に欲に溺れ未来を見ていなかった!

その悲劇の未来に住民を踏み込ませてしまい

本当に!本当に申し訳なかった!!

許されるとは思ってはいない!

だがこれからは住民を悲劇の未来に行かせないように

精一杯努力するとここで宣言しよう!!

住民の皆!!本当に!本当に!!申し訳なかった!!!」

最後の言葉に夫婦揃って土下座した。

家族だからとヴァイスも土下座している。

土下座に驚く住民達。見たことない姿だが

誠心誠意を持って謝罪していると感じられる姿。

住民は困惑していたが何処からかパチパチと

拍手が聞こえだし全員が拍手して謝罪を認め許した。

「ありがとう…ありがとうございます…」

こうしてゾラム侯爵の牢獄運営は停止して

住民からも愛される貴族が誕生した。


時刻は午後11時。

・・・よく起きてたな?起こしたかな?

トキは住民を見てそう感じていた。

ふと周りを見渡すとガデル達は泣きながら拍手してる。

フィルとルティは相変わらず土下座のまま。

・・・いつ鳴り止むのだろう?


時刻は深夜12時。

未だに止まぬ拍手に対して土下座のゾラム侯爵夫婦。

フィルとルティはチラッとこっち見ている。

もういい?みたいに見えて内心苛ついた。


深夜1時。まだ鳴ってる。正直苛ついてる。

寝れねえ!うるさい!立ち疲れてんだけど?

フィル達は慣れてんのか土下座で寝てやがる。

それを見て尋常な怒気を発した。

拍手は一瞬で静まる。俺に怯えたのだろう。

「今日はこれまでだ!全員帰って寝ろ!

やりたいなら寝て起きてからやれ!!

俺達も動けないし寝れないからな!!」

良い機会だから俺は本音を出した。

渋々帰っていく住民達。帰りを見届けてから

立とうとするゾラム侯爵夫婦だが痺れて動けない。

仕方ないからテント出して中に運び寝かせた。

俺達もテントで寝る。フィル達はテントに隠して

重石を乗せて固定してベッドにして俺が眠る。

ガデル達は唖然としたが気にしない様にと

テントで眠った。

こうしてニバルの1日が終わりを迎えた・・・

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