尋問、まさかの展開の怒り
「さて反乱軍の皆さん、初めまして!
私は・・・クロックと申しましょうかね?」
トキの本名は斗鬼だが連想で時、時間の
クロックを偽名として名乗る。
「さて皆さんの行為は無駄に終わったな?
敬語は慣れないから素でいかしてもらうな?
めんどくさい!お前らに敬意持つのは不快だし!
反乱軍の1万の軍は現在2千まで減った!
無様だな!何の為に侵攻したんだ?教えてくれ!
理解出来ないんだわ!他の領地奪ってさ?
面倒増やして何になる?王国の反乱終わるまでに
お前らが反乱されるぞ?略奪されたからな!
可哀想にな?捨て駒と同じだよ!お前らはな?」
トキは反乱の意味が分からず繰り返されると
反乱軍に説く。
「数が多くて大丈夫?馬鹿なのか?参謀いないのか?
お前らはニバルに侵攻するまで何した?
各村を襲ったよな?沢山の人が犠牲になった!
ふぅ…村の意味分かってるのか?
人が住む場所?税を納める集まり?
じゃあ・・・その税はなんだ?お金か?
違うよな?食料だよ?麦や野菜とかな?
お金なんて食料の前には何にも価値無いんだよ!
それをお前らは?略奪して?殺して?燃やしたよな?
さて話ではこの中に貴族がいるらしいが…
聞いたこと無いのかな?『人は宝』だとな?
その理由を考えない馬鹿だから起こしたんだよな!」
略奪したことに憤りしながら話す。
「さて、侵攻が上手くいきました!領地増えました!
治める人が増えて大変です!監視が出来ません!
反乱起きました!対抗します!連戦しました!
対抗出来なくなりました!ではどうするか?
憤り抗いました!なんとか出来ました!
しかし遠くでの戦闘だったので食事がいります!
反乱されてるので食事を貰えません!
通商で賄います!お金が無くなりました!
食事が出来ないと対抗出来ません!
では逃げましょう!元の領地へと!
しかし離れている間に奪われてました!
仕方無く逃げましたとさ!仲間の領地へと!
そこまでに金も食料もありません!
借金?領地奪われてるのに出来ない!
略奪?連日食べれなくて動けません!
そして無理して動いて魔物や反乱で
死にましたとさ!最後に言います!
『反乱しなけりゃ良かった…』とな?」
トキは反乱した結果を予想した。
「反乱軍の仲間が助けてくれる?無理だろ?
一斉に反乱したんだ!直ぐに来ない!
敗れる奴も居れば長引く奴もいる。
なら来るまでに時間は掛かるのは当たり前!
最低でも3ヶ月は無理だろうな!
若くてして無理に治めた領地だ!優秀なら別だが
統治の経験したこと無い奴らが増えた領地で
見ただけの統治方法で出来るわけ無いだろ?
自分は優秀だから大丈夫?自惚れるな!
さてここで『人は宝』の意味だが
複数の意味あるよな?
食料作る、物を運ぶ、物を売る、物を調理する、
情報集めるなんて沢山人にはやる事あるんだよ?
その人を殺して?略奪して恨まれて?畑を燃やす?
領地が増えても怨恨溢れる土地にしかならねぇよ!
そんな場所で統治だと?さっきの想定と同じだ!
確実に反乱されて馬鹿な貴族で終わるからな?
下の下、愚策を行ったんだよ!お前らは!」
トキは人について話す。
「反乱させない?どうするんだ?税を重くするか?
よけいに火に油注ぐ行為だよ!阿呆ぅがあ!!」
ついにトキの怒りが増えていく。
「さて現実を知った君達に聞きたい事があるんだが
教えてくれるかな?仲間の事だから知ってるよな?
あ!忘れてたがその牢獄には仕掛けあるからな?
試した奴はいるかも知れないが
毒服しても自殺しても苦しむだけだから!
死ねない体になってるからな?
首を互いに折っても苦しいだけだから止めとけよ?」
トキは牢獄で苦しんでる奴らがいるのを見て
牢獄の仕掛けを話す。
毒飲んで苦しんでる人、舌噛んでも死ねない人、
牢屋越しに互いの首を折り痛がる人がいる。
「後、今から面白いもの見せてやるよ!
そこのお前!そうだ!指差されたお前だよ?
質問です!お前の名前は?」
「言うわ・・・アルク、コードネームはアッシュです!?」
トキは兜を外してる奴に指差して質問した。
反抗しようとしたが口が勝手に動いて
自分の名前を話してしまった。
「どうだった?面白いだろ?質問には
自動で答えてくれる機能あるんだ!
ちなみに舌噛んでも知り合いが勝手に喋るからな?
全員噛む?させないし!一定人数噛むと・・・
これは楽しみにしとけよ?絶対に起きるからな!!」
機能について話して何でも喋る事を教えて
舌を噛んでもある機能が発動すると伝える。
「もう分かったな?絶対に喋る牢獄だからな?
行動も自由自在に動かせる仕掛けだ!楽しめよ?
さて質問を始めようか?
皆の中で指輪してる奴隷はいるか?
居たら床から出てきた物を上から押してくれ!」
トキは指を鳴らすと牢屋の床から押しボタンが
出て来てトキの正面に地面と繋がる
トキの胸の高さまで柱が立ち
柱の上にトキに向けて斜めに金属のパネルが現れる。
パネルには牢屋の数が黒く表示され
各数が四角に囲まれている。
金属パネルの大きさは縦に1m20cm、
横に1m20cmの100×100マスのパネル。
1~1000と1001~2000の2つが横に並ぶ。
この世界ではオーバーテクノロジーの物。
トキはもう自重していない。
自重を諦めて自分の為だけに使ってる。
図鑑の自動更新に地球の文化を
アップデートして仕組みを理解、解析し
手持ちの物と魔法で作り上げた。
押しボタンが押されると柱に電気が流れて感知する。
柱の導線に流れてパネルに電気魔法で増幅されて
パネルの囲いが赤く表示される。
導線は地面の砂鉄で補強して作る。
『異世界だから』出来るわけだ。
無理?知るか?んなもん!出来たんだ!!
パネルにはまばらに赤く表示される。
数はおよそ500かな?
「押しボタン離して良いぞ!
次の質問だ!白と青の変わった靴履いた奴隷を
知ってる奴は上から押してくれ!」
パネルは再度黒くなり
ボタンが押され赤く表示される。
10人。全員が1階の外の奴等だな!
「次に押したままで良いから聞け!
そいつに指示した事ある奴以外は
押してる物を離して立て!!」
パネルに5人が表示される。
「ではそいつの所持者は手を離せ!」
パネルが黒くなる。
・・・借り物なのか?ふざけてる・・・
トキの怒りが静かに周囲へ広がり始める。
近くに居たヴァイス達は震えだす。
ヴァイス達はあ、怒ってると思い始めた。
トキの怒りに段階があり、まだ大丈夫な類いだと
理解している。一定を超えると殺気を含むからだ。
アイサとゾラム侯爵、その軍も震えている。
寒気を感じたように両手を上腕に当てて
擦り出す者も現れてる。
「前の質問に押してた奴はまた押せ!」
パネルに5人表示される。
「そいつは借り物だと理解してる奴以外は
物を離せ!」
2人表示された。
さっきのコードネーム話した奴と
剥げてる奴が残る。
「ボタン押してる者は
名前を口にしろ!!」
「アルク、コードネームアッシュ!」
「ダスティ=サバイ!コードネームダスティ!」
ダスティはそのままじゃないか!
何故コードネームをつけてるのか理解出来ない。
そんな年頃か?おっさんで剥げてんのに。
トキの怒りにヴァイス達は震えが消えず、
動けなくなった。
ヴァイスは怒りの段階が上がってると理解した。
アイサとゾラム侯爵達は動けない事に驚く。
上腕を擦ってた者もその状態で止まり驚く。
「ではダスティ!その奴隷の名前を言え!」
「孝太!」
「アッシュも言え!」
「孝太!」
・・・呼び捨てか?奴隷だからか?
しかし異世界なら名前変わって聞こえるよな?
孝太ならコーターとかコータとかな。
なのに『う』が付いてるとは不思議だな。
「ではダスティ!そいつの所持者は?」
「スカイです!」
「アッシュも所持者を言え!」
「スカイです!」
「ダスティ!スカイはどんな奴か詳細を言え!」
「スカイ!他国の者です!どこかは不明!
黒髪でクロックと同じぐらいの年代と身長です!
現在ストレイ=ラジュマ王子の参謀してます!
服装は変わった黒服来ており
真ん中全てにボタンと呼ばれる留め具を
付けており、襟の内側が白いです!
着脱可能だと言ってました!
確か・・・学ランと言ってました!
男性で細身でした!
名前もコードネームみたいです!
仲間からたまにヌルと言われてましたので!」
「な…な…なんだと!!?
アッシュも同じ理解をしてるのか!?」
「はい!同じですがスカイには他に男女の
仲間がいるようです!私が調べた所、
ヌル、アインス、ツヴァイ、
ドライ、フィーア、フンフ、
ゼクス、ズィーベン、アハト、ノインの
コードネームで各地にいるようです!
全員が学ランやセーラー服と呼ばれる服を
着ている事があると調べました!
各地で暗躍しているみたいで
魔法、体術共に鍛えられて戦闘経験豊富の
男性は7人、女性は3人のようです!
希にアハトと名乗る者が
『ニホンにカエリタイ』と分からない言葉を
呟いてたそうです!」
「・・・・・・」
トキは怒りが消えて唖然としていた。
コードネームに覚えがあり服装も知っているから。
分からない言葉も知ってる言葉だから。
「クク…ククク…アハハハハハハハ!!!」
トキは大声で笑ってしまう。
「あーマジか!ここに来てのこれか?
アハハハハ!!!笑うしか無いわ!!
牢獄どもも笑え!!!アハハハハ!!」
「ハハハハハハハ・・・」
気持ち悪いぐらいの大声で笑い出す反乱軍。
ヴァイス達は訳が分からずに唖然としている。
煩い笑い声がニバルに響き渡る。
「・・・煩い!!!黙れぇえ!!!」
「ハハ・・・・・・」
笑い声がトキの大声で静かになる。
「ふぅ・・・あり得ない!あり得ないなあ!!
糞があ!!!ふざけとる!ふざけてるなああ!?
馬鹿にしてる?馬鹿にしてんなああ!!おぃい!!?
なに考えてんのか全然分からんわ!!ボケどもがあ!!
まさかな?まさかまさかの展開だよなあ!!
クク…ククク…アハハハハハハハ!!!
笑うしか無いわなあ!!!ボケどもがあ!!!
敵?敵なのか?探す奴が敵ですってかあ?おいい!!
考えてないわ!そんな事考えた事がないわ!!
勇者とかならな?分かるんだよ!分かるんだよな!
でもよお?大規模に展開してるなんて思わないよな?
思うわけ無いだろうがあ!!!糞があ!!!
何反乱に加担してんだあ?普通はよお?
選ばれし者なんてぇ…囃されてぇ…
増長した考え持ってさぁ…俺みたいな奴によぉ?
力は正義のためになんてぇほざくはずだよなあ?
な・の・に・?・な・ん・で悪人してんのかなあ?
おいい!!!帰れるわけねえだろうが!
あれか?召喚されたから?逆に出来ると?
考え!考えて!!考え抜いた結果!!!反乱に加担?
ああ!!!くそ!!!予想を遥かに超えたわ!!!
甘く見られてるのかなあ?見られてるよなあ?
調べられてるのにぃ?暗躍出来てるとかぁ?
思ってんのかなあ!!!あの馬鹿どもわよお!!!
私達強いからなんてぇ思ってんのかなあ?
そろそろ定石?テンプレ?みたいにさあ?
来るとわ思ってたがな?あいつの死体を見てさあ?
理解してたのよお?でぇ?反乱軍に対してさあ?
ニバルの奴らが矛先かなとは思ってたんだよなあ…
それがまさかの同種の奴?いい加減しろやあ!!!
なんでさあ?お前らじゃあ無いわけ?
何で王子じゃあ無いわけ?教えろよ?なあ?
答えられるわけねえよなあ?無理だよなあ?
だって知り得ないからなあ?無理だもんなあ?
ああ!!!糞があ!!!どうやって静めりゃ良いんだよ?
いつもはよお?相手が泣いてさあ?収まるわけよ?
それが何?相手が居ない?ふざけるなああ!!!
決めたわ!!!マジに探しだして説教かます!!!
有名になりたくない?もう知るかんなもんよお!!!
やってやるさ!あいつらだってやってんだ!!
もう自重なんて一切しねぇ!!!糞食らえだ!!!
草の根掻き分けてでも探しだして説教して
土下座までさせてやるからなああ!!!
全国に流してやるよ!!一斉に土下座の姿をなああ!!!
何でかなぁ?何でだろうなあ?考えられんわ!!!
ボケどもがあ!!!自由にしやがってよお?
こっちはどんだけ!どんだけ!!我慢してると
思ってんだあ?ああ!!!下げて!下げて!!下げて!!!
やっと生活してんのになあ?考えられんわ!!!
坂口先生よお?知ってたか?生徒がやんちゃしてるぜ?
止めねえのかなあ?止めないのかなあ!!?
俺がしろってか?全て任せたってか?ああ!!?
図鑑の中に罵詈雑言書いて送ってやるさ!
そしてあの部屋に呼ばせる!!!絶対にだ!!!
出来ないなら俺が見つけてやるさ!
行き方をなあ?ある程度調べ付いてるからなあ?
よし!決めたわ!!!泣かせる!!!
引きずり出してやるよ!!!舞台になあ?
放任主義?知るかボケえ!!!責任とれやあ!!!」
トキは大声で完全に殺気を出して吠えていた。
殺気混じりの怒気ではなく完全な殺気。
まさかの展開に殺すつもりで吠えている。
クラスメイトがクラスメイトを奴隷にした
なんて考えられる訳がない!
そこまで堕ちた奴らは俺がなんとかしないと
いけないのかと怒っている。
俺みたいな奴に任せるな!お前がやれ先生と
上に吠えている。
ヴァイス達は耐えきれずに
地面に倒れて意識が消えている。
ガデルとフィル、ブラッドは
ニバル前に感じた事のある以上の殺気に
土下座して意識を失っていた。
ニバルにいる人全てがトキの殺気に圧倒されて
泡吹いて床や地面に倒れている。
フィルは目玉を落として転がっていた。
こうしてニバルの反乱軍の侵攻は
終わりとなった。
まさかのトキの怒声と殺気が合図となるとは
誰も思わなかった・・・




