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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
第4章 ラジュマ王国の反乱 ゾラム侯爵篇
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新たな狩猟に王国の反乱

俺達は迷宮ホウリョの依頼の貢献度等により

冒険者ランクの昇格をした。

ギルドに呼ばれて俺とヴァイスはランクBになった。


本来、俺はランクAになれるギルドへの

貢献度と信用を持っていると言われた。

スラムの子供達の教育や冒険者の後進育成、

危険度ランクA以上の従魔を3体使役、

べラムの相談や愛護などの街への貢献など。

しかし辞退した。理由は貢献理由を聞いたから。


その日ハリーギルド長から言われた時に

ランクA昇格を断った。驚かれたが知るかよ!

後半の貢献なんて勝手に住人がフィルに相談して

ルティを愛でてるだけで俺関係無いし!

金貰って商売してるから貢献なんてなるのか?


只でさえべラムでフィルの相談室や

ルティの愛護部屋、子供達の教育、

あの馬鹿ども王国反乱軍(仮)を探さないと

いけないのにランク上げて面倒事が増えるのは

勘弁だ。ランクが高いと指定依頼が増える。

その分したい事に対する時間が減る。


俺はハリーギルド長に王国反乱軍の件が終わったら

考えると告げてランクBになり家に戻った。

判断基準に頭を悩ました。


もう1つ悩ましてる案件がある。

それは牛鬼人のブラッドの武器だ。

愛用している武器は金属バット。

金属バットの柄に滑り止めを巻いて

毎日千回素振りをしている。

スーサイドで得た魔物の骨を元に魔法で

金属を融合させて出来た俺特製バットだ。

それを気に入り愛用している。


さて悩む理由は何か?

何故武器が金属バットなんだ?

異世界に来てまで何で剣や斧、

槍、弓矢ではなく地球の金属バットなんだ?

見た目は棍棒だと理解出来る。

ヴァイス達は棍棒だと認識している。

けど何か違うよな?地球人だからなのか?


現在、べラムでは違和感なく生活している。

最初ブラッドを連れて来た時住人は怯えていた。

危険度ランクSの魔物だからな!

しかしフィルやルティ、ヴァイスが説明して

俺の家で生活している。

だがあの素振りを見てると違和感が凄い。

完全にバッティングフォームなのだ。

一本足打法。希に振り子打法。

常にフルスイングで強風で庭の木が軋む。

両手持ちで右打ちをたまに左打ちの練習している。


街の外で魔物討伐依頼していると

「行くよー!」「ブモォォ!!」

ヴァイスがブラッドに拳大の石を投げて

ブラッドが確実に魔物へ撃ち込む。

そう!バッティングだ。

飛んでる小さな鳥にも確実に当てる。

異世界に打者が存在している。

野球なんて無いのに!


たまにヴァイスは丸い玉を魔法で作り

カーブやスライダー、フォークを投げてる。

自分で握りを考えたのだろうな!

それを打てずに悔しがるブラッド。

しかし慣れると全てを打ち抜く。

そして依頼を完了させる。

ちなみにブラッドの斜め後ろでフィルとルティが

待機して打ち逸らした玉を消している。

キャッチャーと審判みたいに待機している。


こうなったら野球文化広めたほうが良いのかと

考えてしまう。

商売としても繁盛間違いないしな!

でもな・・・そこまで自由にするつもり無いし、

文化侵略をしたい訳ではない。

そんな事を悩む毎日が続いてる。


そうして1ヶ月経つと自然と慣れてくる。

・・・訳は無い。

その姿を真似て討伐する冒険者も現れて

べラムに野球みたいなものが生まれた。

「今から打ちにいくか?」

「良いね!今月小遣い少なかったからな!」

「結婚すると大変だな!金を考えないと…

なら色々なストレスを発散しないとな!」

「そうだな!発散するか!」

今では討伐する=打ちにいくになってる。

武器も棍棒に代わり石を打つ。

魔物に当たれば喜び、外れれば再度と続ける。

最初は真似て死ぬ冒険者が増えて増加していたが

今では街で練習場が出来て練習してから向かい

近距離では殴り遠距離では当てるが流行している。

練習場はヴァイスが運営している。

冒険者以外にも住人が利用している。

たまにクリプス辺境伯やクルス隊長、

ゲルム補佐官も利用している。

文化侵略だが野球文化教えてないから良いのか?


「先生!今日も打ってる人多いですね!」

「ああ・・・そうだな…」

「最近元気無いですね?打ちます?」

「いや・・・良い・・・」

「ブラッド殿!今日も絶好調ですね!!」

「ブモォォ!!」

目の前の狩場には沢山のスイングする冒険者が

魔物を打っている。

ブラッドも自分で石を上に投げて

落下した石を打っている。

足元を見ると地面に石は無い。


「ルティ殿!石無いのでまた土玉お願いします!」

「キュイ!」

フィルがルティに頼んで土玉を作り投げて

ブラッドが打っていく。


強力なフルスイングで撃ち込まれた魔物は

貫通して倒れていく。

土玉の大小を変化しているため

傷が少なく換金では多く金が貰える。


今べラムの街ではブラッドが持つタイプの物や

杵、棍棒等が流行している。

剣、斧、槍は予備として帯びているが使われない。

棍棒等が刃物より安く済むからだ。

冒険者の棍棒に複数の店の名前を刻んであり

それを見て住人は刻まれた名前の店に行く。

武器屋、商店、屋台の名前が刻まれてる。

これもヴァイスが絡んでいて

一種の経営術として用いているとか。


・・・いずれ世界に広まりそうだな…

娯楽が少なく飢えてるこの世界には

仕方ないのかバッティングは

爆発的にべラムに広まる。

住人や冒険者の娯楽や

ストレス発散にも繋がるからだ。


俺は黙認しているが納得はしていない。

何故異世界に来てまで野球を見なくてはいけない?

剣と魔法の世界で見てるのが

魔法で出来た玉や石に棍棒や杵。

剣は姿を消して玉を撃ち込み狩りをする。

狩りをする=打ちにいくなんて納得いくか?

しかもテロップが刻まれた棍棒。

それ見て店に行く住人や冒険者。

完全に店を宣伝している。

もやもやしながら狩りをする日々。


それから2ヶ月経ちそんな毎日にもやもやをしていたが

クリプス辺境伯から呼び出された。

なんだろう?と思いクリプス辺境伯の家に行くと

使用人が執務室へ案内する。

部屋をノックして返事が得て入る。

「トキ君か?早く入ってくれ!!」

返事からスーサ殿が焦ってる感じがした。

顔を青ざめて部屋を右往左往している。

完全に焦っている。ただ事ではない雰囲気だ。

俺に気付き駆け寄り言葉を発した。


「トキ君!大変だ!隣のゾラム侯爵領に反乱が起きた!!

しかも王国の貴族領地で同時にだ!

情報では王国反乱軍が指揮して動いてるらしい。

反乱軍の本拠地は不明だが

リーダーとしてラジュマ王国の第3王子

ストレイ=ラジュマ王子がいると!

現王のガリア=ラジュマへの反乱だ!!

今情報集めてるが近い内に国内で戦争が起きる!

反乱軍と王国軍の戦争だ!!

巻き込む様で申し訳無いがトキ君に依頼をしたい!

ゾラム侯爵領地での反乱を静めて

娘のアイサを助けてくれ!!頼む!!!」


王国反乱軍が眉唾ではなく存在し

今王国に牙を向けている。

クリプス辺境伯は反乱軍の牙が

娘に向いており焦ってる。

俺は理解し頷き依頼を受ける。


王国反乱軍は単なる偶像ではなく存在している。

俺の平穏を壊す存在だ!

そして俺を怒らした存在でもある。

それが幻ではなく現実に現れた。

願っても無い機会だ。

「安心しろ!スーサ殿!!

俺は俺達は反乱を静めてスーサ殿の娘を助ける!!

そして反乱軍は潰す!

幻だった存在が現れて好都合だ!

大船に乗ったつもりでべラムにいろ!

そして反乱軍からべラムを守れ!!

この件は冒険者ギルドへ伝えて指定依頼を

発注して内密に俺に伝えろ!!

連絡来たら直ぐに受注するから!!」


俺はスーサ殿に話し安心したスーサ殿を見て

早急に部屋を出て自分の家に帰還した。

家にはヴァイス達にシルド達『暴威の盾』が

存在している。

シルド達はべラムに拠点を作った。

孤児院から子供達が離れないからだ。

転勤族である冒険者の子供達は

直ぐに土地を変えて行動するのに慣れていたが

孤児院の生活や子供達が好きになり次の土地への

移動を拒否したのだ。

説得しても縦に首を振らない子供達に根負けして

拠点を作りヴァーリ武国にいる仲間も

依頼を終えて向かってるらしい。


俺は全員を集めてスーサ殿から受けた依頼を話す。

「ついさっき俺はクリプス辺境伯から

依頼の話しを受けた…

内容はラジュマ王国の反乱を静める依頼だ!

王国反乱軍が動き始めたそうだ!

迷宮ホウリョの実行犯でもある!

先ずゾラム侯爵領地での反乱を静めて

娘のアイサ殿とゾラム侯爵をべラムに移送する!

そして各領地での反乱を静めて

王国反乱軍を潰す!

シルド達はべラムで仲間の到着を待ってくれ!

もし仲間が巻き込まれたなら動いて良い!

その判断はシルドに任せる!

ヴァイス達は俺と行動してから

ゾラム侯爵領へ向かい反乱を鎮圧して

アイサ殿とゾラム侯爵をべラムに移送だ!

依頼を内密にしてるから

次期にここに連絡が来る筈だ!

それを受注し行動を開始する!!

異論はあるか?」

「先生!アイサ姉様は無事何ですか?」

「助けてくれと言われたから

まだ無事の筈だ!だから今は辛抱してくれ!

必ず助けてやるから!!」

「・・・分かりました…先生…」


ヴァイスは直ぐに動きたい気持ちを抑えて

その場で我慢した。

握ってる拳は爪が食い込み血が垂れている。


「他にあるか?無いなら長期の依頼になるから

各自準備するように!

孤児院の皆には俺から話ししてべラムから

離れないようにしてもらう!

最悪べラムの守護を警備隊と合同でしてもらう!

分かったな?」

「はい!先生!!」「了解です!主殿!!」

「キュイ!!」「ブモォォ!!」

「トキ!俺達は了解したぜ!!」


各自が返事すると依頼への準備を行った。

孤児院の皆に話しを終えると

孤児院にギルド長が依頼を持ってきた。

「話は聞いた!!宜しく頼むよ‼」

ギルド長から依頼受注を受けて

シルド達は孤児院で待機する。

俺達はべラムからからゾラム侯爵領へ移動を始めた。


待ってろよ!反乱軍!潰してやるからな!!

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