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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
第2章 街ベラム
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応接室からの宿泊へ

「うぅ…ずばながっだ…づい…づい…」

「スーサ殿…大丈夫ですから…」

・・・まだ泣いてるよ


息子の成長に嗚咽してるクリプス辺境伯に

困惑しながらも相手する。

どうしてこうなった?

ただ、魔法の利便性と危険性を伝えただけ

のはずなんだがな・・・


とりあえず、肉は空間魔法にしまう。

直ぐに渡すつもりが機会を失ってしまった。

ヴァイス君はルティを抱いて

父のクリプス辺境伯の背中を擦ってる。

後ろの3人も大丈夫落ち着きを取り戻したが

まだ感傷に浸ってる。


・・・気まずいんだけどな

手に鉄の棒を持ったままなので

ペン回しの要領で回して遊んでた。

飽きてきた頃にはクリプス辺境伯も落ち着き

話を進めていく。


「見苦しい所見せてしまい申し訳ない…

話を進めていこうか!」

「えぇ…良いですけど

どこまで話してましたっけ?」


「トキ先生!机の上に置いていた物の説明で

懐中時計まで話しましたよ!」

「あぁ…そうか…ありがとう・・・ヴァイス君…」

・・・いつの間に先生になった?


先生呼びに疑問持ちながら空間魔法魔法から

再度ペインボアの肉を出す。

ヴァイスは突然肉が現れた事に驚く。

出した時ヴァイスは目を閉じており

空間魔法を間近で見たのは初めてだった。


「えっと…先生?これは?何の肉ですか?」

「これはペインボアって魔物の肉だよ!

危険度Aの猪型魔物で傷がたくさんあると

旨味が増す魔物で狩った時は

確か全身怪我してたけど

凄く健康そうに動いてたよな?ルティ?」

「キュイ!」


「凄いですね!そんな魔物いるんですか!

ルティも魔物狩れるの?」

「キュイ!キュイ!」

ルティは頑張ったとリアクションしている。


「一応、高級品らしい!

この肉は今日か明日の夜にでも食べてくれ!

この大きさなら全員まで行き渡ると

思うから楽しみながら食べてくれ!」

「ありがとうございます!先生!

そういえば今日はどうするんですか?

もう夕方ですけど・・・」


俺は言われて窓を見るとオレンジ色の夕暮れが

広がっていた。

「・・・・・・」

窓の光景に黙ってしまった。

長い間、応接室にいたらしい・・・。


「今から宿行っても部屋ないと思いますし

ギルドの登録も出来ないですよ?

テイマーギルドに着く頃には

就業時間過ぎてますし…」

・・・就業時間あるのかテイマーギルド…


冒険者ギルドと違ってテイマーは少ない為

テイマーギルドは就業時間があるらしい。

冒険者ギルドは酒場と兼用している為に

夜も開いてるとの事だ。

登録出来るが正門が閉まる為に街から出れない。

宿も夕暮れ時は門が閉まる前に街に着いた

商人や冒険者が急いで宿を探す為

部屋が見つからない。

つまり宿やギルドの登録は

午前中にした方が良いらしい。


「お父様!客人用の部屋ありますよね?

そこに先生泊まってもらいましょう!」

「ああ!そうだな!

今日は客の予定は無いし・・・

トキ君が良ければだがどうだろうか?」


「良いんですか?ならお願いします!

まだこの街も事よく知らないので…

あぁ!フィルにも連絡しないと!」

「了解だ!歓迎するよ!トキ君!!

クルス!厩舎まで案内してやってくれ!」

「はい!了解しました!!」


俺達はクリプス辺境伯の家で泊まる事にした。

その事をグリフォンのフィルに言うために

俺はクルス隊長と共に厩舎に向かった。

ルティはヴァイスに預けている。


「ありがとうな!トキ君!」

「何がですか?」

「スーサ様とヴァイス様の命を助けてくれて!

ヴァイス様の笑顔も久しぶりに見たよ!」

「そうなんですか?」

「あぁ!スーサ様の長女アイサ様がゾラム侯爵へ

嫁がれてから暫くは見てなかったよ…」

「・・・」


そういえば結婚式の帰りに襲われたって

言ってたな…

ヴァイスは姉が居なくなって寂しかったのか?

嫁いで籠る様になったと聞いてたし…

細かいのはルティかフィルに任せるか!


クルス隊長と会話して考えてると

厩舎にたどり着いた。

厩舎を覗くと・・・

「・・・という事なんですよ!」

「ヒヒーン!」

「若いのに大変だったんだな…お前さん…」

「オブさんとダルシアさんほどでは

無いですよ!」

「ヒーン!」

「いやいや、ダルシアさん!

貴方も色々経験してて凄いですよ!」

「俺もまさかダルシアがな…

あの頃の話を聞けて良かったよ!」

「オブさんも腕のその傷に

あんな過去があるなんて…」

「若気の至りってやつだよ!」

「いえいえ、謙遜を・・・

って主殿?いつの間に…」


厩舎の中でグリフォンのフィルと

馬ダルシア?、厩舎の世話役オブさん?

の3人?が仲良くしていた。

オブさんはクルス隊長を見て礼をする。


・・・フィル、なにやってんの…

ダルシアとオブさんの話の詳細を

知りたくて知りたくてしょうがないが

フィルに今日はここに泊まる事を伝える。


「了解です!主殿!

ダルシアさん!オブさん!

隣のベルセさんも

今日よろしくお願いいたします!」

「ヒヒーン!」「あぁよろしくな!」

「ヒン!」


・・・うちの魔物達はどこにいくんだろ?

人と馬を翻訳するグリフォンのフィル、

ヴァイスになついてるルティ。


・・・なんだろ?この感覚は・・・

もやもやしながらクルス隊長と部屋に戻る。

「すごいな!お前のグリフォン!

喋れるのか!?

しかも気難しいオブさんとダルシアと

話してるし!」

「えぇ…ありがとうございます…」


投げやりに言葉を返しているが

珍しい物を見たとクルス隊長は会話を

勢いよく続ける。

部屋まで行くと礼をして戻っていく!


部屋で休んでるとノックの音に気づいて

返事をするとメイドが現れ、

今日は食事会で食事の準備が

出来ましたと告げられ一緒に行動した。

食事部屋の前に行くとメイドがノックし

返事が出て扉が開く。


目の前には豪勢な料理が彩り

俺は椅子へと導かれる。

導かれるまま座り周りを見渡すと

見た事ない女性がクリプス辺境伯の隣に

座っている。


奥さんのメルナ=クリプス。

おっとりとした顔立ちで金髪。

椅子の背もたれまでウェーブした髪が伸びている。

中々の胸を持ち強調している。

腰周りなどは机で見えないが

2ヶ月前に子供が産まれたばかりの

姿には見えない。

赤ちゃんの名前はスフィア=クリプス。

ヴァイスの妹らしい。


食事会では家族話と救出話で

会話に花が咲く。


食事会が終わり部屋に戻る前に

フィルと少し話して部屋に戻る。

部屋に入るとベッドにダイブした。

ルティはヴァイスの所で寝るらしい。


「ああ…今日は森より疲れたな・・・」

倦怠感が森での生活よりも酷い…

寝る前に今日の事を思いかえす事にした・・・

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