怒り爆発
先生は更に爆弾投下する。
「いやぁ・・・驚きましたよ!
スーサイドの大ボス『グランドラ』も
本当に倒すなんて…酔って書いた内容なのに…」
・・・今なんて言った?
・・・酔って書いた?死にかけたんだけど?
怒気が殺気へ変わり鋭く濃密に空間に漂う。
殺気に気づいてルティとフィルは硬直する。
ルティはソファーからフィルの頭へ避難し
いつでも2匹で防御出来る準備をしている。
殺気に気づいた坂口先生の顔が真っ青になる。
ムルとフラも今にも泡を出しそうな程真っ青で
震えて硬直している。
俺は殺気を消して笑顔になる。
先生達は笑顔になったのを確認し
一息つくがそれは直ぐに元に戻る。
「先生~?・・・正座ぁぁ!」
「はいぃぃ!」
俺は大声で先生に正座を強要した。
先生はソファーから急いで移動して床に
正座する。何故か横にはムルとフラも一緒に。
ルティとフィルも移動して正座に見えるように座る。
・・・ルティにフィル…器用に真似てるな・・・
頭で2匹に感心しながらも直ぐに怒りが塗り潰す。
「おい先生ぇ?どういう事かなぁ?
転移場所間違えただぁ?
森の地面じゃなく大空へぇ?
危険度もSSとDじゃぁ、す~ごく違うよねぇ?
どのくらい違うのかなぁ?
しかもぉ~酔って大ボスを倒せなんてぇ
可愛い可愛い生徒に書く内容じゃぁ無いよねぇ
どういうつもりだぁ!何様だコラァ!!
俺の言い分が間違いなら言ってみろやああ!!!」
「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
「先生言いましたよねぇ?召喚された時に
ムルに言った言葉覚えてるぅ?
『謝るくらいなら警察はいらない』とねぇ?
しかもぉついさっきも言ってましたよねぇ?
なんだったかなぁ?『謝るくらいなら最初から
考えて行動しなさい!』だったかなぁ?
なぁ先生ぇ?俺も完璧な超人じゃぁ無いんで
簡単にコロッと死ぬんですよ?
今まで普通のごく普通の一般人の生活して
18歳のただのせ・い・とだったんだよ?
な~の~にぃ~知らない場所に飛ばされてぇ
一人でぇ魔物や肉食の植物が跋扈する森でぇ
1年間強制的に生活させられてぇ~
挙げ句にぃ~酔った勢いでぇ~
魔法耐性有り?速さと強さが異常で
山ほど大きな飛ぶとかげを倒せ?
ふざけんな!ボケがぁ!!
こっちは必死に作った橋を壊されたんだぞ!!
どうすんだぁ!コォラァア!!」
俺は今までの鬱憤を晴らす様に
先生へ怒りをぶつける。
説教?完全な正当なる恨みだ。
目の前の先生は土下座で震えながら涙の池を作る。
小さく「ごめんなさい」と何度も言いながら。
ムルとフラも同様。
フィルとルティも器用に土下座の真似している。
俺は手を出すほど腐ってない。
口と殺気だけを発している。
きっと後ろには般若の顔が今にも刀で
攻撃しそうな姿で浮かんでるだろう。
「なぁ先生?流石に無いよなぁ?
もしかして俺の事嫌いなのかなぁ?
だったら完全な・い・や・が・ら・せ・だよなぁ?
どうなんだよ~おいぃ!!
ごめんなさいだけじゃ分かんねぇぞ?
何か言えや!!先生よぉ?
俺よりも召喚や転移経験が豊富らしくてぇ
勉強と称して召喚・転移・転生系の小説読まされてぇ
半端な知識で未経験の魔法も訓練無し!
挙げ句に強制的に修行?いや荒行させられて
ここでは神様を説教して良い身分ですねぇ?
最高神とやらと契約出来る程偉いのでしょうが
こっちはなんの関係もないですよねぇ?
今頃、他の皆は整った場所で生ぬるい訓練や
楽しい楽しい生活をしてるんでしょうねぇ?
つ・ね・に・護衛や調味料のある食事にありつけて
なにもしなくても尊敬される存在にね!
軍事利用?洗脳?勇者様?聖女様?
神の使い?兵器としての苦悩?知るかボケぇ!
人によっては研究所でモルモット扱い?
まだある意味で生き物として見られとるやんけ!
殺さないように生かされて苦しい?
死んだほうが楽?
そんなもん死んでも一緒じゃ阿呆ゥ!
生きてるだけマシじゃ!
人と触れ合える内は良いと思えや!
死んでも土葬か火葬されるんやろなぁ?
一瞬でも思い弔って貰えるだけマシや!
こっちは半年間1人で地獄なんて生ぬるい程の
弱肉強食の世界で敵だらけ!
味と匂いなんて血と獣の臭いだけ!
常に死神が隣じゃなく俺を抱いてる状態!
いつでも引っ張って連れていける!
死んでも誰も思わないし弔わない!
単なる餌になるだけや!
尊敬?知るかんなもん!
敵意か殺意しか存在してないわ!阿呆ゥ!」
いつの間に先生だけでなく
他の生徒の嫉妬まで吐き出してしまった。
暫くは怨み辛みと嫉妬を繰返し
罵詈雑言を言い殺意も含んで放つ。
もう先生達はあらゆる場所から
液体が滴っていた。
ルティとフィルは俺の殺意に早い段階で気絶して
倒れていた。
数十分以上怒声を続けて疲れた俺は
「もういい!疲れた!
後で改めて確り世界の現状と今後について
話してもらうからな!」
先生達に告げて冷めたお茶を飲みソファーで眠った。
先生達は暫く硬直し涙を流したまま
トキの寝息を聞き体の力が一気に抜けてしまった。
そのまま意識を失いトキが
目覚める前に目を覚まして
身支度と清掃を終えて改めて土下座して待機した。
俺が目を覚ますと先生達がまだ土下座していたので
ソファーに座る様に指示して今後について
話しを進めるように促した。
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