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チートなのは仲間だけだってよ  作者: 木野此方
3/4

おっさんは意外と常識人だってよ

「お前何者だ!?さては、最近村を荒らしている盗賊だな!?」


「はぁ?はんへほふはふほ」


「食いながら話すな!」


このおっさん、出会い頭に剣を突きつけて尋問とか、なかなかいい根性してやがる

だけどまぁ盗賊がどうのとか言ってるし悪い奴じゃないんだろう

俺は渋々名乗る


「ほへは、ひほひははほっへんは」


「何言ってんのかわかんねぇよ、飲み込むの待ってやるから早くしろバカ」


馬鹿呼ばわりされた…

それにしてもこのいのぶた、なかなか歯ごたえがあってうまい、それに味付けなしでこのジューシーさはかなりいい

数十秒かけて咀嚼し、勿体振るように飲み込む

おっさんがイライラしてるのがよくわかった


「ふぅ。俺は木下真央だ、お前は?」


「キノシタマオ?変わった名前してるな…俺はランダル、麓の村の警備を任された冒険者だ。貴様、盗賊ではなさそうだが、何者だ?」


「麓に村とかあったのかよ…えっと、俺は…」


そう言えば俺の素性は言っていいのだろうか、あの悪戯小僧は細かく説明してくれなかったが急に異世界から来ましたとか言っても普通ぽかんだろ

適当な設定でも作るか…

俺は数秒考えたが、やがて設定作るのが面倒になり、こう言った


「気付いたら森にいた、名前しか思い出せないんだ。」


「ほう?シエーナの迷子か」


「シエーナ?迷子?」


「あぁこの森は曰く付きでな、数十年に一度、記憶喪失の若者が迷い込むんだよ。そいつらのことを村の奴らはシエーナの迷子って言うらしい。あ、シエーナってのはここの山を統治してる神だそうだ」


「ふぅん、で、おっさんはいつまでその剣をこっちに向けてんの?俺丸腰なんだけど」


「あ、あぁすまんな。いや、その横にいるでかい肉塊は明らかに魔法痕があるから警戒していた。だが、お前はおそらく無害なんだろう」


そう言うとおっさんは剣を収めた

傷が多数ある鎧と身のこなしからして、相当な手練れであろうおっさんの目的や素性はともかく、気になる単語が出た


「魔法痕?」


「なんだ、魔法痕もしらんのか?あぁ、記憶喪失だったな、悪かった。教えてやってもいいがここでのんびり話すのは危険だ、一旦麓まで降りるぞ、立てるか?」


「あぁ」


俺はやっとまともな人に出会えた感動と、この世界にちゃんと文明が栄えている喜びを胸に抱き、立とうとした時ある異変に気付いた


「あれ?たてねぇ…」


全身の力が抜けて、足が言うことを聞かない


「恐らく、魔力切れだろう、触媒も無しにこれほどの魔法を使ったんだ、わけもないさ」


なるほど、杖とかを使う必要もあるのか

仕方がないので渋々ランダルの手を借り、おんぶしてもらう

言っちゃ悪いが、かなり汗臭い


「軽いな、鍛えてないのか?それとも、記憶喪失前は魔法一筋だったのかもな」


なんだその、脳筋なのが当たり前みたいな言い方は…

ランダルの背に揺られながら、俺は目をゆっくりと閉じた


更新遅れて申し訳ない

て言うか、この小説読んでくれてる人がいるなんて思えないけども…

ちゃんと話の筋は見えてるので、あとは文章力の問題ですね!(汗)

これからもよろしくです!

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