表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Kallisto Go Around!!  作者: LOV
3/15

あらし

 ある日、カリストは寮の自室で鬱いでいた。なんだか昨晩から前歯の具合が悪いのだ。

「なんか前歯がムズムズするんだよねぇ……」

「あんたさ……甘いモノばっかり食べてるから虫歯になったんじゃないの?」

 それ見たことかと鼻で笑うイオ。しかしカリストは不満げだ。

「わたしってば、ちゃあんとハミガキとかしてるよ~?」

「歯の弱い体質ってあるらしいのよね。いくら磨いても虫歯になる人はなるんだって」

「そなことゆわれてもねぇ……わたしってばムシバになったことないんだけどなぁ……」

「どれどれ、それじゃ見てあげるから、クチ開けてみなさいよ」

 カリストにクチを開かせて覗き込んでみたイオだったが、確かにカリストの歯は治療痕も虫歯もなく、やたらと真っ白に輝いている。歯並びも良好で羨ましいくらいだ。

「調子悪いのは前歯? でも何ともなってない……歯ぐきも腫れてないし……」

 そう言ってイオは指先でカリストの前歯をコツコツ叩く……即座に悶絶するカリスト。

「あうわ~!?」

「え? やっぱり痛いの? どこ? ここ?」

 意地悪っぽくニヤリと笑って、わざとらしく再び前歯を指でつつく。

「はらわ~!?」

「あはは、ゴメンゴメン……って、え?」

 カリストが悶える姿を見て笑っていたイオだったが、次の瞬間に愕然とする。

「信じられない……カリスト……ホントにゴメン……前歯、折れちゃった……」

 カリストの折れた前歯を手に取るイオ。ちょっと突いただけなのに、ポロッとモゲてしまったのだ。だがしかし、案外とカリストはケロッとしている……前歯が1本抜けているので、普段よりも間抜けさが一層増している。

「ふぇ~!? わらひのはらわたしのはが~!?」

「……これって……まさか……?」

 イオがよく見れば、カリストの取れた前歯には根っこが無いのだ。

「……乳歯?」

 ところで、ほとんど説明らしい説明もないままに始まった本作ですが、現状、拙作「KallistoDreamProject」のスピンオフとして成立しているので、もしよろしければ「KallistoDreamProject」の方も御一読のほど、お願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ