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3時限目 学生寮にて

暁美の『モーション コントローラー』の詳細や学生寮の構造など、少し説明的なところが多いです。



入学式当日は自己紹介の後、軽い連絡をして放課だった。




学生寮の部屋がある棟は、上から見ると中に小さな穴のあいた四角柱状の形をしており、部屋はその四角柱の周りの部分にある。因みに入口は内側にあり、穴の部分の中心には綺麗な噴水のある小さな中庭がある。

その様な形の棟が大食堂や大浴場のある建物を挟んで二つある。一つは女子用、もう一つは男子用だ。

それともう一つ、これは二つの寮と比べるととても小さいが、もう一つ食堂に隣接している小さい建物があるが、これは職員用の寮である。



学生寮は五階あり、一階には食堂、文房具店やその他様々な店等がある。二階は中等部や初等部の部屋と大浴場があり、三〜五階は高等部の部屋となっている。

寮の部屋は一学年で一つの階を使っている。高等部の場合、部屋は卒業するまで三年間変わる事はない。つまり、一年生が使う部屋は前の年の三年生が使っていた部屋、ということになる。



かなり豪華な寮だが、元々お金持ちの行く様な学校ではないので別にお金がそんなにかかる訳ではない。






暁美は放課後、席の近くの四人と共に寮へと帰っていた。


「ねぇ、そういえば今日先生が帰り間際に言っていた『明日に向けてじっくり休んどけ』って言ってたのなんでだと思う?」


「う〜ん、よくわかんないなぁ。ただ明日から授業が始まるから言ってただけなんじゃないかなぁ〜?」


「いや、オレは違うと思う。何かあるんだよ、明日」


「・・・も、もしかして、テストとかですか?」


「ありえない話じゃないかもね」


それを聞くと四人とも黙りこんでしまった。


その後、暁美が口を開いた。

「ねぇ、それともう一つ気になることがあるんだけどさ、先生が『自己紹介はよく聞いとけ』っつ言ってたところが妙に気になるんだよな〜」


「お、やっぱりそう思ってた?実はオレもさー、それずっと気になってたんだよ。あの担任が連呼するってことは何かありそうな気がするからな」


「・・・ですけど、それが何を意味するんでしょう?」


「やっぱりわからないですぅ。でも、そんなこと、気にしないのが一番じゃないかなぁ?」


その意見に三人は賛成した。そうだ、そんな事は気にしなくていい。何も考えないのもときに良い事がある、暁美は自分にそう言い聞かせた。



寮に戻り、夕食を四人で一緒に食べる約束をした後、それぞれの部屋へと戻った。




暁美は自分の部屋へと戻るとのびをして、ベッドへとダイブした。


〈ふあぁー

ベッドのモハモハ気持ちいいー!


今日は色々な事があったから疲れたなー

まだ夕食までは時間があるし、ちゃっちゃと明日の学校の用意終わらせて寝よう♪〉



暁美はベッドに潜りながら能力を使って荷物の整理を始めた。






―――暁美は能力を使うのに『精神力』を用いる。

暁美自身は詳しくは知らないが、ほとんどの超能力者はこの『精神力』を用いて能力を発揮する。

『精神力』とは、文字通り心の力である。

その『精神力』は人それぞれ持っている量が違い、またその者の能力の種類、強さによって消費量も変わってくる。精神力は修行したりすることにより増やしたり、消費量を減らすことができる。

また、精神力は体力と違い、睡眠等で回復するのてはなく、あくまで睡眠は精神力の回復の補佐的役目を担っている。なぜなら、体が休まっていなければ精神力の回復の速度は遅くなるからだ。精神力を回復させるには心を落ち着け、精神を休ませる事が必要である。例えば、たとえ眠らなくても、温泉、マッサージ、音楽鑑賞でも精神力は回復する。その他、単なる精神統一も多少の回復にはなる。

逆に、たとえ体を休ませても悪夢を見ると精神力の回復が遅くなる。

もし精神力がなくなるとある程度まで精神力が回復するまで気絶してしまう。



暁美の能力『モーション コントローラー』は物体の体積に関わらず質量によって、操る為に必要な力は変わる。

操れる物体は、操ろうとする物体とそれに密接する他の物体は少しでも違う物質、または違う状態でなければならない。

例えば、ある金属の塊が一つ、前にあるとすると、その金属の塊を能力で引き千切ることはできない。

しかし、もしその金属が既に二つに切り離されていたらそれらが密接したとしてもそれぞれの塊を操ることはできる。なぜなら、微少だがその間にはその金属でない、空気がほんの多少なりともあるからだ。また、操る物体の数が多いとき、それら全ての物体を操るにはそのそれぞれの物体の合計の質量を持つ一つ物体を操るよりも更にエネルギー(精神力)が必要になる。

因みに、今までに暁美はどれ程まで操れるか試したことがあったとき少しの間だけだが、二十メートル立方くらいの岩石を浮かすことができた。



〈ふああ・・・

部屋の片付けもついでにやっちゃったけど終わったー


・・・さあ寝ようかな〉




―――



「・・・暁美さん遅いですねー」



大食堂。(暁美以外の)三人が集まっている。


「ったく、何してんだか」


「う〜ん、じゃあ呼びに行かない?」


「でも、本当に部屋に今いるのかわかんないじゃん」


「・・・で、ではどうしましょうか?」


「う〜ん、でも仕方ないから一回戻って様子を見てこようよ〜」



そして、三人は暁美の部屋へと向かった。



―――



その頃暁美は、


「ムニャ・・・まだまだ食べられるよ・・・ムニャムニャ・・・デザートは・・別腹・・だから・・・」


夢を見ていた。

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