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ガクテン  作者: 不定音高ふたつ


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11_A__04_04  第11話 Aパート 分割 4 / 4

第11話 Aパート 分割 4 / 4


【 第11話 概要 】

サブタイトル:それ以上でも、それ以下でもない。

OP曲前:ショージの自宅。ドアがゆるりと開かないように、ハルの案で磁石で工夫。

Aパート:幹音の3種類。ダイアトニックコード、主要三和音。導音。転調、一時転調。短音階。アナリゼの解釈は多く、楽譜を変える人もいる。楽典の説明のわかりやすさは、人による。富士山の高さ。仕事には人柄も大切。

CM明け:ヤッ子。砂糖壷の中で固まった砂糖を、踵で崩す。別な日( )別な服装)マグカップに砂糖どっさり。

Bパート:分数和音。転回形和音、ギターではベース音や、ベースのメロディも。ジャンルの特徴と定義は、国境線の無い文化。シメジ婆さんから聞いた、イソップの話と、三人菩薩の話。ミッツが姓の理由。

Cパート:吹奏楽の先生の自宅、子供の頃に書いた絵の前に黒リボンのタロットカード、回想でその理由。

予告:ハルがヤッ子にギターの弾き語りをして、存在しない模様が浮かび上がり、手拍子の数がおかしくなるぞ。ショージ、その手に持っているのは、何だ!


 ○ --- ○ --- ○


ここから本文です。

ご感想を頂けると嬉しい。ログイン不要ですので、お気楽に一言をお願いします。

ヤッ子「蜜霧君」


ミッツ「はい」


ヤッ子「仮に、ピアニストを探している人がいるとしよう。君と一緒に仕事をして楽しいと思った人がいたら、君が紹介される」


ミッツ。笑顔が止まらない。


ヤッ子「もし、デタラメな人を紹介すると、責任問題だからな。紹介するからには、紹介して喜ばれると確信している必要がある。こうして、良い人脈が広がる」


ヤッ子「ピアニストといっても、分野はいくつもあるが、ピアノが弾けるのは当然の条件だ」


ヤッ子「芸能界は、他人を蹴落としてでもとか、根回し上手だとか、周囲への気遣いが大切だとか。プロの芸能界の都市伝説の、どれが本当か嘘かは知らないが、仕事を受ける始まりは、責任を伴った紹介が多い」


ヤッ子「仕事とは、誰かから「ありがとう」の言葉と共にお金をもらう。お金をくれる人に好かれる、「人柄」というのも、重要な条件なのだ。そのために、君達はこうして、人柄を作る試行錯誤の学校生活をしている」


ヤッ子「ということは、どんなにピアノが上手でも、性格が悪ければ、呼ばれることは減るだろうな」


ミッツ。笑顔が固まる。黒目が急激に小さくなる、口の形が変わるなど。


ハル。ミッツに、小馬鹿にする顔を向ける。「性格が悪ければ」


ミッツ。少し怒った様子で。「でも、音楽も美術も、芸術って、芸術の技量で評価されるべきなんじゃないですか!」


ヤッ子「蜜霧君が悪い人ではないとは、私も知っている。芸術に限らず、商業商品でも、商品の質そのもので評価されるべきというのは理想だ」


ミッツ「昔は、性格が破綻していても、芸術の質そのもので評価されていましたよね」


ヤッ子「否定されていると感じたのなら、申し訳ない。現代の時代の話をしているので、違う基準を持ち出したら、話がややこしくなる」


ショージ。ヤッ子に向かって。「福岡で生まれ育った人は、それだけで、芸能人になる資質の、半分を得られるって、本当ですか?」


ミッツ。ヤッ子を見る。これまで、地域の名前が出ると、過去の恋愛遍歴の思い出で、愉快な反応をしているため。


ヤッ子。意外にも、普通の態度。


ヤッ子「それは、福岡県が出身の芸能人が、冗談で言ったことだろう。確かに、土地柄はあるが、全員がそうとは限らないのは、どの地域にも当てはまる」


ヤッ子「土地柄や、家庭での育てられ方や、本人の才能や、様々な要因が複雑に干渉する。要するに、「育ち方で人生が決まる」を、簡単に予測したり、過去を推測するのは、そのような傾向というだけで、正確なことは無理だ」


ショージ「その、様々な複雑さの結果で、様々な人柄となって、様々な人生になるんですね」


ハル。改めてミッツに、小馬鹿にする顔を向ける。


ヤッ子「ところで、早坂君」


ハル「はいっ」その顔のまま、ヤッ子に向く。


ヤッ子「人付き合いで思い出した。解析や解釈の話題から変わるんだが、実は、君に対する心配が、2つあるんだが」少し、真面目な雰囲気。


ハル「え? はい、何でしょうか」


ヤッ子「ひとつは、君に楽典を勧めたのは私だが、余計なことだったのではないか。もうひとつは、楽典だけでなく、音楽の質問をいくつも受けているが、私の説明で理解できているか」


ハル「いえいえ、楽典の謎解きは楽しいですし、説明もわかりやすくて、助かっています」


ショージ「でも、俺にはなんだか、理屈っぽくて、難しい」


ヤッ子「それは済まなかった。東海林君への説明だったら、もう少し別な言い方だったろうな」


音楽の先生「人によって、受け取り方が違うことは、よくありますね」


ステラ「どういうことですか?」


音楽の先生「東海林君は、既に楽典を知っていますので、簡素な話し方をしても通じるでしょう。既にある知識を流用して、次の説明に役立てることもできます。けれど、それは、知っている者同士のことです」


ヤッ子「校内放送で、ああ、校内放送だから、ゆっくり丁寧に、こう言ったとしよう。「進路指導です。部活動に、所属している、2年生と、3年生は、体育館に、集合してください」と」


ハル「それって……」気になって、問いただそうとする。


ショージ「ああ、進路指導のですね」


ハル「え?」


ヤッ子「東海林君は、3年生の全員だと知っているだろう?」


ショージ「はい」


ヤッ子「しかし、早坂君は、さっき気になって、問いただそうとしただろう。「どっちの意味だろう」と気になって、次の話が耳に入らないのではないか?」


ハル「そうなんです。2年生は、部活動をしている人だけですよね。でも、3年生は、部活動をしている人だけなのか、全員なのか、どっちなんですか?」


音楽の先生「2年生と3年生向けの進路指導があるとは、現在2年生の東海林君は知っています。しかし、1年生の早坂君はそれを知りません」


その他の、使えそうな表現。テレビ番組『所さんの目がテン!』( )日本テレビ)で、減量と食事の話題で、「食事の回数を、5回にする」があった。「5回に増やす」か「5回に分ける」のどちらかは、放送の続きで明らかになる。


この食事回数の話を使う場合、注意喚起。食事は、健康に関わること。素人がうろ覚えで中途半端な知識で行うと、健康に害を及ぼすこともある。


その他の、使えそうな表現。拳銃の2種類。「シングルアクション」「ダブルアクション」。拳銃を撃つには、「撃鉄を起こす」「撃鉄が弾を叩く」の、2つの動作が必要。この2つの動作を、「人間が行う」「銃が行う」のどちらか。


その他の、使えそうな表現。液体の洗濯洗剤が品切れ。ボトルが空っぽ。予備の、詰め替え用の洗剤がある。袋には「液体洗剤」とある。これだけでは、洗濯洗剤か、食器洗剤か、不明。


今は、洗濯用洗剤を探しているから、ショージなら洗濯用洗剤と思う。ハルなら、食器用洗剤かもと思い、確認する。袋の後ろ側には、絵で、盥で手洗いするなどが描かれている。小さな文字で「洗濯用合成洗剤」とある。


その他の、使えそうな表現。「コップの底」は、コップの内側と外側のどちらの意味にもなる。「外側なら、コップの裏と言うだろう」は、迷う前には思い付いていない。


音楽の先生「ですから、音楽用語を使って、意味を教えると、東海林君は理解してくれます。しかし、早坂君に対しては、その教え方は不適切です」


ハル「それを考慮して、説明のしかたを変えているんですか? すごい」


ヤッ子「それが仕事だからな。授業でみんなに「わかりましたか」と問い、「はい」という返事があったからといっても、わからない生徒は、わからないと言い出しにくい」


音楽の先生「2つの解釈、AとBのどちらの解釈もできるのに、片方の解釈だけだと勘違いしていたら、後で面倒なことになります」


ミッツ「Aの解釈に決まっていると思って説明していて、Bの解釈に決まっていると思って聞いていたら、聞いている方は「さっきと矛盾する」になりますね」


ヤッ子「どこがわからないのか尋ねても、「全部がわからない」の返答だ。自戒を含めて言うと、「こいつは、馬鹿か」と非難する前に、「知らない相手が、誤解可能か」と、振り返る」


この気遣いは、第1話の、トロンボーン先輩も受け継いでいる。転校生のステラは、転入したばかりで、しかも、楽器の初心者であるから、覚えることが多い。


大変な状況のステラに対して、「既に教えた専門用語だとしても、まだ定着していないうちに、その専門用語を多用して説明すると、理解が追い付かないよね」と言った。


その他の例。電車に乗るには、乗車券を買う必要がある。乗車券は、いつまで持っているのか不明。乗車券を持っていれば、改札を通らずに、近道で柵を乗り越えてもいいと勘違い。


買うのは「乗車券」であり、「切符」「きっぷ」は俗称。「電車」と言えば、路面電車を思い浮かべ、停留所で乗降するのが常識の場合もある。


ミッツ「知っているからこそ、Aの解釈しか、思い付かないこともありますね」


ショージ「詐欺対策として、どちらの意味にも解釈できる返答ではなく、きっぱり断る言い方を紹介していますね」背景に、「結構です」「じゃあ、契約」の絵と、「いりません」の絵。


ヤッ子「既に教えた用語を用いての説明も、用語に馴染みが薄いので、多用は避けたいな」


ミッツ「あっ、わかります」


ヤッ子。ハルに向かって。「下属調に転調し、完全終始した後、元の調に戻ると、属和音から再開する印象になる。どこか、わからないことは、あるか?」


ハル「全部、わかりません」


ショージ「えっ、今の説明で十分だろう」


ハル「まだ頭の中に、専門用語の意味が定着する前だから、専門用語で意味を説明されても、理解が追い付かない」


ここで、『春の小川』で実演する場面は、無くても良い。


ヤッ子「では、これはどうだ」ピアノで、『春の小川』を、ハ長調で演奏。リハーサルナンバーは「A、A'、B、A''」として説明。


ヤッ子。『春の小川』のA'の終わりからBに変わる時に、少しゆっくりと演奏する。


ヤッ子「ここの感じを覚えておいてくれ」


ハル「はい」


ヤッ子。アドリブで短い曲を演奏。ト長調のAメロが、コード「C」で完全終始し、またAメロが始まる。


ハル。気付いて納得したように。「あ、似たような雰囲気」


ヤッ子「さっきの『春の小川』では、Aメロが終わって、Bメロに変わる時に、この感じだった。今、弾いたのはアドリブだが、Aメロの繰り返しで、似た雰囲気になった」


ハル「どういうカラクリですか?」


ヤッ子「『春の小川』はハ長調で、和音はこれ、メロディはこれで終わる。ハ長調だから、ドが基本だな」


鍵盤の図形。左手の和音の鍵盤を水色にする。右手のメロディの鍵盤はピンクにする。右手と左手は、1オクターブ以上の余白を設ける。色の変わった鍵盤に「ド」「ミ」「ソ」の階名を付ける。


ヤッ子「これで一区切りして、再開は、ソが基本のト長調の和音とメロディだ」


ハ長調の鍵盤が画面上部に移動し、画面下部にはト長調の音階に印を付けた鍵盤が出現する。上部の押さえる鍵盤から、下部の押さえる鍵盤まで、線で繋げる。


ハル「へえ、そんな移動をすると、こんな雰囲気になるんですね」


ヤッ子「そこで、アドリブで弾いたのは、Aメロがト長調で始まっているが、いつの間にかハ長調になって一区切りする。再開すると、似た雰囲気になる」


ハル「あ、そういうことですか。ト長調がハ長調に変わっていたんですね。えーっと、転調したんですね」


ヤッ子「そう、転調だ。ハ長調の主音はこれで……」鍵盤のドを指す。「……ここから5番目のソ……」鍵盤のソを指す。鍵盤には、階名と数字を記す。「……は、属音と呼ぶ」


ハル「あ、そうか、属音でしたね」


ヤッ子「そこで、ドが主音のハ長調にとっては、ソは属音なのに、ソを主音としているト長調は「属調」なんだ」


ハル「ということは、区切りのところで属調に転調すると、さっきの雰囲気になるんですね」


ヤッ子「そういうことだ。勿論、これは音楽の技術、音楽理論だから、いつでも必ずこうなるとは限らないがな」


ヤッ子「正しく言うと、『春の小川』は属調に転調したのではなく、区切りからの再開に属和音を使っているだけだがな」


ヤッ子「ざっと、こんな説明方法だ。さっき東海林君に言ったのは……」背景に、ショージに言ったセリフを文字で表示。「……意味を用いた説明だ。これなら、「全部がわからない」になるだろう?」


ハル「さすが、ヤッ子先生は、よくわかっていらっしゃる」


ヤッ子「東海林君は、わかるだろう?」


ショージ「ばっちり、わかりますが、理屈っぽくて難しいという感じもします」


ミッツ「でも、楽典はちゃんとした書籍もあるし、受け取り方の違いは少ないんじゃないでしょうか」


音楽の先生「世の中、様々な解説本があって、しかも、同じジャンルの新たな解説本が出版されています。音楽に限らず」


ミッツ「コンピュータの本なんて、同じジャンルでも、どんどん出ていますよね。どうして?」


音楽の先生「もちろん、経済活動として新刊を作るのもあるでしょうが、既存の書籍を読んで「自分なら、これよりもっと、わかりやすいものを書ける」って思うのも、きっかけのひとつと推測します」


ステラ。目からウロコが落ちたように「あ……」


音楽の先生「だから、「最もわかりやすい書籍は?」の問いには、自分には合っていても、他人にも合っているとは限りません」


ハル「そうですよね、僕に楽典を勧めたヤッ子先生」


ヤッ子「そうだったな。市販の楽典は、早坂君には面白くないだろう。そう言った記憶がある」


ミッツ「でも、そろそろ、市販の楽典を読んでもいいんじゃない?」


ヤッ子「それなら、音楽の事典がいいだろう。こればかりは、ネットよりも、書籍の事典が良さそうだな」


ステラ「ちょっと思ったんですが、ちゃんと書いてある楽典を読まない理由はなんですか?」


ハル「それはきっと、楽典の書籍なら「これを覚えなさい」ってもんだから、謎解きとは違うから」


ステラ「興味を引かないってこと?」


ハル「うん。調べものは謎解きで好きだけど、何て言うのかなあ、もっと根本的な……」


ステラ「根本的?」


ハル「じゃあ……。ステラ、頭の中で数を数えてごらん。できる?」


ステラ「はい……」数える。「……普通にできますが」


ハル「じゃあ、これはできるかな?」


ハル。指を1本出す。「何かをしゃべりながら、数えること」


ハル。指を2本出す。「何かを読みながら、数えること」


ステラ「え? え?」


ハル「みんなも、できるかな? ヤッ子先生も」


しゃべりながら数える。全員が、それぞれ別なことをしゃべりながらなので、混沌とする。


読みながら数える。全員が、それぞれ何かを見ている。急に静かになったので、不気味な雰囲気。全員の口は、おちょぼ口の口角が下がった形で、黙っていることを表す。心の声が、あちこちに吹き出しで、1文字ずつ表示される。


ショージ「俺は、読みながらはできるが、しゃべりながらはできない。こんなこと、できる奴がいるのか?」


ミッツ「あたしは、読みながらだったら無理。しゃべりながらはできた」


ステラ「不思議。どうして?」


ハル「頭の中で数えるっていう、こんな単純なことなのに、「全員が共通の方法だ」というのではなく、人によって方法が違うんだ」


ステラ「はい……」


ハル「ということは、どんな説明がわかりやすいかも、人によって異なる」


ヤッ子「授業で、先生の説明では、よくわからなかったのに、後で友達から聞いたら、すぐに理解できたという経験はないか?」


ステラ「あ、あります。理科の授業が、わかりにくくって」


ヤッ子「耳が痛いな」


ハル「頭の中で数える方法が違うことに加えて、好みも人それぞれだから、「この説明でわからないなんて、お前は馬鹿だ」なんて思わない方がいいな」


ヤッ子「重ね重ね、耳が痛いな」


ハル「いや、だから、ヤッ子先生の説明はわかりやすくって、助かっています」


ステラ。ハルに憧れの眼差しで「早坂さんって、気遣いが素敵ですね」


ヤッ子「早坂君は、蜜霧君から、痛みを伴って女心を教わっているからな」


ハル「言わないでください」


ステラ。少しうつむく。心の声。「( )やっぱり、早坂さんと、蜜霧先輩は、とても親密な関係なのかな)」


▼ CM明け。   ▼──   ──▼


CM明けの定型。他の登場人物は知らない、自宅などの場面。


ヤッ子。自宅。ボロアパート。


室内はファッション的に工夫されているが、簡素であり、余計な装飾ではない。


よく片付けられており、室内の各領域は明確。洋風と和風( )板の間と畳の間)の使い分けと、家具などの実用的な配置。


半分ふすまが開いている押し入れの中には、本棚があり、年代別の書類ケースがある。


ふすまの右側( )左右の2枚のふすまのうち、手前側)には、ロートレックの大きなポスター。


ピアノは生ピアノではなく、いわゆる「電子ピアノ」だが、すごく高級なもの。


ピアノの隣の書架には、大量の楽譜。埃除けの布( )カーテン)は、セザンヌの絵。


ヤッ子。外出前の服装。


ヤッ子「まだ、時間に余裕があるな。コーヒーでも飲むか」持っていた楽譜を、セザンヌのカーテンを開けて、書架にしまう。


台所に行く。加湿器が稼働している、または、それに類似する状況。当アニメでは季節感が稀薄なので、加湿器があると、冬を強調してしまうかも。


マグカップで、インスタントコーヒーの準備。


砂糖壷を見ると、蓋が少し空いている。砂糖壷は、サラダポットや、ピクルス入れのような、ガラス瓶で、蓋がレバーで閉まるもの。


ヤッ子「あ、しっかり閉めてなかったか。失敗したな」


砂糖壷の中で、砂糖が固まっている。スプーン( )プラスチック製)で突いても、崩れない。


砂糖壷の蓋を閉め、砂糖壷で踵を叩く。両脚が数字の「4」の形。まだ崩れない。何度も叩いて崩す。


叩く時には、気合の「ふんっ! ふんっ!」の声、または、想像を絶する間抜けな音。または、「ふぎゃ」などの奇声。


インスタントコーヒーを入れる。


別な日の、ヤッ子の自宅。別な日であることを示すために、アパートの外観の風景を、ト音記号か何かが横切り、天気が変わっても良い。


寝起きのパジャマ。あくびをしている。眉尻は、休日で剃っていないのが、少しわかる。眼鏡をしていない。裸足で、くるぶしとアキレス腱が色っぽい。くるぶしの後ろ( )外果後部)の凹みがあり、アキレス腱を少し強調。


ここでは、小説『雪国』( )川端康成)にある「足指の裏の窪みまできれいであろうと思われた」の表現は、過剰。


髪の毛は、妖怪のように広がったまま、固まっている。ふわふわしても良いが、固まったままの方が面白そう。


インスタントコーヒーの準備。


砂糖壷の中が、ほとんど空っぽ。僅かな残りを、マグカップに入れる。


新品の砂糖の袋を開ける。端に空気穴を開け、少しずつ空気を入れる。袋を揉んで、砂糖を崩しながら、空気がたくさん入ったところで、角を鋏で切り落とす。


この、砂糖の袋を開ける描写は、ヤッ子目線。眼鏡型小型カメラでの撮影を参考にすると良さそう。


袋を逆さまにし、袋をもみもみしながら、砂糖を補充。「もみ」の文字が、いくつか出現しては消える。


あくびをしながら、袋の口をくるくると、幾重にも折り畳み、洗濯ばさみで留める。


砂糖壷を見ると、空っぽ。頭に「?」が浮かぶ。


マグカップを見ると、砂糖がどっさり。


スプーンは黒で、音符の形。台所のお玉も音符と同じで、ヤッ子の自宅には、隠し絵のように。あれこれ音楽関係の形の道具がある。


冷蔵庫のドアの取っ手は、サックス。サックスのベル( )朝顔)には、造花による小さな花束( )サイズがぴったり)を入れていたり、何か実用的な物( )調味料、ストローなど)を入れているなど、装飾か実用的か、利用している。


キッチンラック( )格子の20cm程度のテーブル)はハープ。


アニメで表現しやすければ、どんなものでも良い。



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