07_B__02_02 第7話 Bパート 分割 2 / 2
第7話 Bパート 分割 2 / 2
【 第7話 概要 】
サブタイトル:教えて、先生ちゃん。
OP曲前:出演者の控室。特別回。小ネタ集。質問メールと回答。スタジオ収録のテレビ番組。雛壇では、歴史上の人物が2頭身。
Aパート:五線の名前、加線。拍子記号の「C」「¢」の意味。ウンポコ・モッソ。ネウマ譜のノート。音符の玉が太い線。ピアノの指番号、指遣い。移動ド、固定ド。大切な休符。bis。ヴェクサシオン。
CM明け:無し。
Bパート:終止線が無い。ランキングに不服。音波は縦波。絶対音楽とは。紙の楽譜とタブレット。クラシック音楽は安くしてほしい。「%」に似た記号と、笑うな。シンコペーション。「Op.」と「Kv.」の意味。
Cパート:カオス。
予告:ギュウ詰めになったり、こっそり忍び込んだり、いつまでも続いたり。人魚の噂をしよう。
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▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ショージ)「次の質問です。「楽譜を買ったり、CDを買うためのお金を節約したい。特に、著作権の切れたクラシック曲なら、もっと安くして欲しい」です」
司会(ショージ)「質問というより、要望ですね」
吹奏楽部の先生。少し憤慨している。「気持ちはわかるが、ちゃんとお金を出して、買ってくれませんか」
司会(ショージ)「あ、先生。吹奏楽部の先生、お願いします」
吹奏楽部の先生「子供にとっては、友達と共同でCDを買うといった工夫もあるでしょう。しかし、「どうせ儲けているんだから、ケチケチするな」という気持ちでしたら、僕は納得できません」
司会(ショージ)「納得できませんか」
吹奏楽部の先生「我々、音楽を生業(なりわい)としている者は、皆さんから少しずつのお金を頂いて、生活しています。そんな、ケチケチと集めたお金で、生活しています」
背景に、「生業」と、フリガナの「なりわい」、説明の「仕事にしている」または「職業としている」を添える。
吹奏楽部の先生「例えば、千円でご購入して頂いたものは、お店、輸送費といった実質だけでなく、作曲家、演奏者、録音スタジオのレンタル代、CDや楽譜を安定して作れるシステムを持つ会社、その他、みんなで分け合っています」
吹奏楽部の先生「僕は、印税を受け取る立場でもあるので、「ケチケチするな」と言われたら、「ケチケチするのも、仕事の一部」と答えます」
司会(ショージ)「では、クラシック曲の楽譜はどうですか? CDではないので、演奏者はいません」
吹奏楽部の先生「作曲家の死後、既定の年数が過ぎれば、作曲家のご遺族への印税はありません。しかし、楽譜を作るには、楽譜の資料を集めるための労力があります」
吹奏楽部の先生「たくさんの資料から、出版できる形の楽譜に調整する労力もあります。そこからは、他の楽譜と同様、製本や輸送といった労力があります」
吹奏楽部の先生「僕は、経済のことは専門家ではないので、推測ですが、皆さんがもっと買ってくれれば、安くなると思いますよ」
司会(ショージ)「普及すれば安くなるという、カラクリは何でしょうか?」
吹奏楽部の先生「CDなら、少なくとも作曲から録音までのコストは、CDが何枚売れても同じです」
背景に「コスト」と、説明「必要経費、労力など」を添える。
吹奏楽部の先生「譬えれば、1枚の写真を撮影するために、外国に行ったとします。写真の価格には、外国までの旅費が含まれます。ここまでは直接の実費です」
吹奏楽部の先生「これ以外には、事前準備の費用、機材などの費用、それから、写真を撮影する人が技術を取得するまでの費用が掛かっています」
吹奏楽部の先生「写真を買う人がたった1人で、写真が1枚しか売れなければ、たった1枚の価格に、少なくとも実費が含まれます。写真が100枚売れれば、旅費も100枚で分け合う、100人で分け合うので、安くなります」
吹奏楽部の先生「我々プロは、お金を払ってでも買いたいと思われる作品を売ろうと、努力しています。ですから皆さんも、お金を払ってでも買いたいものなら、お金を払ってください」
司会(ショージ)「ということで、音楽であっても、お金がかかるということです」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ショージ)「面白い質問が届きました。「楽譜に「スマイル」と書いてあったので、笑ったら、「笑うな!」と叱られました。」」
司会(ショージ)「これは、ヤッ子先生、お願いします」
ヤッ子「まずは、その楽譜を見せてくれないか」楽譜。「simile」と書いてある。
ヤッ子「なるほどな。これは「スマイル」ではなく、「シーミレ」なのだよ。意味は、同じパターンの繰り返しだ」
画面の上段に楽譜。8分音符の全部がスタッカートのパターン。8分音符のいくつかにアクセント記号のあるパターン。
ヤッ子「これら、スタッカートの点を、全部書いていたら、書くのも読むのも大変だ。書くのが大変なのは当然だが、読む方だって、どこかに特別に違う箇所があるのかと、確認するからな」
ヤッ子「だから、「simile」で代用しているのだ」画面下段に、「simile」の例。
司会(ショージ)「簡潔な回答、ありがとうございます」
司会(ショージ)「では、次のご質問です。「楽譜に、「%」に似た記号があるのですが、何ですか?」」
ベースの演奏が聞こえる。ロックンロールの「ド、、ミーソラソ」の反復。
プレスリー。格好良く、一言ごとに、ポーズ。「これは、、、、前の小節と、、、、同じだ、、、、って意味だ」楽譜を表示する。聞こえているベースの楽譜で、ロックンロールの12小節。
プレスリー「この中で、、、、、前の小節と、、、、同じなのは、、、、、これダッ」楽譜。前と同じ小節に色付け。
プレスリー「色付けの、、、、ショーせつに、、、、この記号を、、、、書く。カモン!」楽譜。色の付いた小節に、「%」の記号が飛んで来て、ピタっとはまる。
プレスリー「この記号は、、、、2小節でも、、、、使える」楽譜。2小節の例。1小節目が「ドレミファ」、2小節目が「ソラシド」で、3小節目と4小節目も同じ。
2小節以上で使える例は、無くても良さそう。
プレスリー「特に、、、、ドラムス、、、、ギター、、、、、で、、、、だいカッチャく」
司会(ショージ)「だいカッチャく?」
プレスリー「だいカッチャく」背景に「大活躍」と、そのフリガナ。
司会(ショージ)「良い子のみなさん、「だいカッチャく」ではなく、「だいかつやく」が正しいのですよー」
プレスリー「だいカッチャく」楽譜を表示する。ドラムスの例。ギターは、ストロークの、コードネーム付きで。「コードは変わるが、リズムは同じ」と添える。
プレスリー「ストロークでは、「%」の記号だが、コードが変わる」
プレスリー「この記号の、、、、名前は、、、、、「simile(シーミレ)」だ、、、、、グッバイ」
司会(ショージ)。溜息。「ちょっと、疲れました」
ヤッ子「交代しようか?」
司会(ショージ)「頼みます」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「司会者が変わりました。鍵宮靖子です」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「「シンコペーションって、何ですか」という質問です。ホルストさん、お願いします」
BGMが、『木星』。25小節目のファンファーレっぽい「ソファードーミレー」の部分から。巨人を見上げるような角度でホルストが腕組みしている。カメラがズームアウトすると、巨人かと思えば、ホルストは床に寝そべっている。
ホルスト。寝そべったままで。「はい、わかりました」背景に、『木星』の楽譜の、「ラシーソーシラー」からの7小節。
ホルスト「シンコペーションは「移勢」とも呼び、手拍子と違うタイミングで音が出始め、次の手拍子の時刻でも、そのまま鳴り続けます」『木星』の楽譜を、手拍子の楽譜を添えた2段にする。
司会(ヤッ子)「あのー、申し訳ありませんが、起きていただけますか?」
ホルスト。寝そべった姿勢のまま、重力を無視して立つ。床から少し浮いている木星の上に立っている。
ホルスト「シンコペーションの音符は、これらです」該当する音符の玉に、音価を表す長方形を付加する。音価を長方形で表現するのは、第2話でミッツの説明以降、何度も用いている。
ホルスト「ここで示した音符はどれも、手拍子と違うタイミングで音が出始め、次の手拍子も鳴り続けます」
曲の音価を表す長方形の下に、手拍子の音価の長方形を並べる。曲と手拍子の長方形で、ずれていることを示す。字幕の「次の手拍子でも、音が鳴り続いている」も表示する。
ホルスト「手拍子と違うタイミングで鳴り始めても、次の手拍子までに音が鳴り終わるのは、シンコペーションではありません」楽譜の、該当の玉を強調。
ホルスト「以上っ!」
司会(ヤッ子)「ありがとうございます」
司会(ヤッ子)「補足しますと、もう少し、ルールは緩いようです」
司会(ヤッ子)「『ラグタイム』というジャンルは、このシンコペーションを多用しているのが特徴です」
アップライトピアノ(ホンキートンク)に、スコット・ジョプリンが座っている。『メープル・リーフ・ラグ』のBメロ(メロディが半音下行進行する)を演奏する。速すぎない。
ピアノの上では、小さなピエロや妖精が、惑星をお手玉するなど、ジャグリング。
演奏が終わって、会場の拍手。
司会(ヤッ子)「ありがとうございます」
司会(ヤッ子)「ラグタイムは、手拍子とのズレというより、左手の刻みとのズレが特徴ですね」
司会(ヤッ子)「改めて、ジョプリンさんに、盛大な拍手を!」会場の拍手。
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「ふざけた質問が来たな。「楽器の演奏ができません。歌も下手です。こんな僕でも、コンサートで一番大きな拍手をもらいたい。どうすればいいですか?」」
司会(ヤッ子)「指揮者になれ」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「次は……、おお、ピアノの先生からだな。「生徒が、ショパンの『英雄ポロネーズ』を弾きたいと言ったので、レッスンしたら、練習嫌いになりました。どうしたらいいんでしょう?」」
司会(ヤッ子)「困ったね」
司会(ヤッ子)「生徒の言葉、その気持ちは、嘘ではないだろう。でも、実際にするのとは違う」
司会(ヤッ子)「譬えれば、ちょっとしたハイキングが趣味の人が、軽い気持ちで「富士山頂からの景色を見たい」「エベレスト山頂からの景色を見たい」と言う」
司会(ヤッ子)「山頂からの景色が見たい気持ちは本当だが、実際に登ろうとは思わない。「見たい」の言葉には「実際に登るのは無理だ」が含まれている」
司会(ヤッ子)「レッスンする前に、大変だぞと確認しておきたかったな」
司会(ヤッ子)「今からなら、「この楽譜を、完璧にというのは大変なのは、わかったでしょう。さあ、どうしようか」と、相談を持ち掛けてはどうだろうか」
司会(ヤッ子)「「続ける」「続けない」の二者択一ではなく、様々な選択肢があるだろう。生徒は、プールの中で首まで水につかりながら、爪先立ちで歩いているような、大変な状態だから、選択の変更にも柔軟に対応していただきたい」
司会(ヤッ子)「考えを変えることは、恥ずかしいことではなく、悪いことでもないと、それとなく生徒に伝わっているのがいいかな」
司会(ヤッ子)「「弾けるようになりたい」「続ける」という言葉の責任は追及しないこと」
音楽の先生。挙手する。
司会(ヤッ子)。驚いて「先生、お心遣い、ありがとうございます」
音楽の先生「譬えれば、好きな外国の歌があり、ちゃんと歌いたいから、発音などを学びたかったとしましょう」
音楽の先生「外国語を話したいのではなく、文法や、単語の意味や由来にはご興味が無い。ただ、その歌を歌いたいだけということも考えられますね」
音楽の先生「もし、ちゃんと弾けるようになるために、練習曲を条件としていらっしゃるなら、その条件は推奨です。必須ではありません」
音楽の先生「練習曲が弾けなければ、『英雄ポロネーズ』を弾く資格が無いということはありません。『英雄ポロネーズ』そのものをなさってはいかがでしょう」
音楽の先生「練習曲という、単純な曲をちゃんと弾けないなら、『英雄ポロネーズ』は無理だというお気持ちはわかります」
音楽の先生「弾けないことを叱るのではなく、丁寧にお教えするよう、よろしくお願いいたします」
音楽の先生「先程、外国の歌を歌いたいの譬えでは、正確な発音の前に、カタカナや、漢字の当て字を用いる方法もあります」
音楽の先生「ベートーベンの『第9』に、日本語の語呂合わせ「風呂出で 詩へ寝る 月輝る 粉健」を用いることがあります」
音楽の先生「それに似た意味で、「なんちゃって英雄ポロネーズ」みたいに、細かな表現は後回しにして、「大雑把でもいいから、丁寧に」という練習は、いかがでしょうか」
音楽の先生「生徒には、いきなり豪華で素晴らしいことは無理だけど、着実に近付いている実感が持てれば、「練習」と「成果」が紐付く気持ちになると思いますよ」
ステラ。挙手する。
司会(ヤッ子)「おや、あそこでも手が上がりました。どうぞ」
ステラ「えーっと、あたしも楽器を練習中なんですけど、ピアノじゃなくトロンボーンなんですけど、個人レッスンではなく部活、吹奏楽部ですけど、先輩に教わっているんですけど、なかなか上手にならないんですけど、えーっと、家で練習する時は、先輩に褒めてもらおうと思って、練習しています」
司会(ヤッ子)「褒められることを、想像しながらですね」
ステラ「そうです。次に先輩に会う時に、上手になったねと褒められたくて、練習していますっ!」
司会(ヤッ子)「ありがとうございます」
音楽の先生「教える側としては、「上手になったね」も含め、「よく練習したね」「丁寧さが増したね」など、何か褒めることを探したいと思います」
音楽の先生「教わる方は、下手だから教わっているので、前回よりも下手になることもあります。そんな時は、叱るよりも、「あれもこれもって、全部が上手になるなんて、難しいよね」と、生徒の大変さに同意するような言い方を心掛けたいと思います」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「質問です。「「Op.(オーピー)」「Kv.(ケーブイ)」と書いてあるのですが、曲想の指定か何かですか?」このご質問には、少し快活なモーツァルトさん」
モーツァルト。くすくす笑っている。
司会(ヤッ子)「モーツァルトさん、何を笑っていらっしゃるんですか?」
モーツァルト。笑いながら、小声から段々と大きな声になる。「ウンポコ、快活に。フフフッ、ウンポコ、もそもそ。アッハッハッハ」
司会(ヤッ子)「ちゃんと答えないと、お仕置きですよっ!」
モーツァルト「はいっ!」
テレビスタッフの心の声。「(すげえ、モーツァルトに一喝しちゃったよ)」
この、ヤッ子の「お仕置きですよっ!」と、モーツァルトの「はいっ!」の間に、「バシッ!」という効果音があっても良い。
モーツァルト「「Op.(オーパス)」「Kv.(ケッヘル)」は、ズバリ、作品番号です。以上!」
司会(ヤッ子)「作品番号ということは、世界中の楽曲の、通し番号ですか?」
モーツァルト「ズバリ、作者それぞれの通し番号です。以上!」
司会(ヤッ子)「作曲者の、生まれてからの通し番号でしょうか、発表順でしょうか?」
モーツァルト「ああ、もう面倒だなあ。どっちだっていいだろう!」
モーツァルト「「Op.」は「オーパス」、日本語では「作品番号」の意味だよ。研究者が、何かの年代順を調べて、通し番号を付けたのさ」
モーツァルト「「Kv.」は「ケッヘル」で、ケッヘルっていう名前の人が、僕の作品に付けた通し番号さ。つまり、ケッヘルは、僕専用の番号さ」
モーツァルト「番号を付けた後、新しい曲が発見されたり、順番が違うと発覚すると、枝番で対応することがある」背景に、作品番号が変わった例をいくつか表示する。変わる前と後の番号に、タイトルを添える。
モーツァルト「曲想の指定ではないけど、僕らの作曲の遍歴や、人生の遍歴を知る手掛かりになるから、曲想に役立ててくれ」背景に「曲想」の文字とフリガナ。解説文「曲の雰囲気」を添える。
モーツァルト「同じ人の、別な作品で、よく似た手法が見付かることがあるよ。そしたらね、「気に入ったから使い回し」だったり、「先に実験的にやって、成功したから、後で作る曲で本番」ってこともあるよ」
司会(ヤッ子)「ありがとうございます」
司会(ヤッ子)「クラシック曲では、同じタイトルの曲もあるので、作品番号があれば、それで区別できます」
モーツァルト「そ、そうだね。それを言い忘れていました」
▽ 場面変更 ● ── ●
司会(ヤッ子)「では、最後の質問です。「音楽の先生には、名前は無いのですか?」ですが、どうなのでしょう」
音楽の先生、ちょっと喜ぶ。「いやはや、困りましたね。実は、名前が無いのですよ。この場をお借りして、決めましょうか」
司会(ヤッ子)「面白そうですね」
ヤッ子。カンペを見る。「と、思いましたが、お時間です」
音楽の先生。意気消沈した顔が、テーブルに反射した顔(上下が逆さまでも顔に見える)は、不機嫌そう。
音楽の先生の顔は、皺の具合から、上下を逆にしても顔に見える。この皺の特徴は、第1話で明示するか、明示せずに視聴者が薄々気付くようにしておくかは未定。
司会(ヤッ子)「回答者の皆様、今日はお忙しい中、また、距離的にも時間的にも遠方からお越しくださいまして、ありがとうございました」
▽ 場面変更 ● ── ●
エンディング曲が流れる中、収録スタジオの撤収。
回答者同士で、挨拶したり、ケンカをしたり、「カオスな状況」となる。
ニュートンが怒りで、リンゴを連続して投げつける。アインシュタインがお茶目に、どんどん舌で受け取る。
ニュートン「そもそも、「光の速度が不変」ってのが、怪しいんだよ」
アインシュタイン「光速度不変性は、「主張」であり「前提」なんだよー」
『相対性理論』には、高速度不変を「主張」「前提」「原理」と書かれている。
サティと一緒に、ハル達4人が、ロートレックの絵『ジャンヌ・アヴリル』のコスプレをして、ラインダンスのように踊る。
瓶ビールのケースを裏返したもの、または、それより大きな台に載ったリストを、女性達が取り囲んでいる。リストが何度か、風刺画のポーズをすると、その度に嬌声。台に載っているので、ちょっとしたステージっぽい。
ハッバ。顔を伸縮させながら、我関せずと退場。
プレスリー。衣装の、袖ののれんのような飾りをはばたかせて飛ぶ。かっこいいポーズを変える度、飛ぶ方向が変わる。
グレイタイプの宇宙人が、コスプレしたままのステラと指先を付けて「E.T.」ごっこ。宇宙人のTシャツには、前後に「長調」「短調」と書いてある。片手でTシャツの裾を下に延ばし、股を隠している。
これは、第6話の長調と短調の話の、「宇宙人に、地球人の性別を説明する」と連携。
激情型のベートーベンが、大きな鏡(姿見)の前を通ると、鏡には朴訥なベートーベンの姿が映る。
音楽家の写真には、頬杖が多いので、何人かが並んで、それぞれの頬杖姿。中には、なぜか、夏目漱石や芥川龍之介もいる。
ヘンデル、バッハ(退場したはずだが)、ビバルディ、マリー・アントワネット、ハイドンなどが、自分のかつらを取って、隣の人の頭に載せる、かつらリレー。
かつらリレーは、自分のかつらを取る方法でも良いし、隣の人のかつらを取って自分がかぶる方法でも良い。
かつらを取った瞬間の頭上は、それぞれ様々。日の出。裸を見られて恥ずかしがる動物。プロレスの関節技。
全員がスタジオを出て、最後の人が照明を消す。
非常口の、わずかな灯りで見えたのは、床で泥酔して眠っている、ムソルグスキー。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の先生ちゃん。
楽典の質問に使えそうなもの。
メアリー・シェリー。小説『フランケンシュタイン』の作者。
「フランケンシュタイン」とは、怪物の名前だと思っている人が多いようだが、実は、怪物を組み立てた青年の名前。
怪物には名前が無い。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の先生ちゃん。
バダジェフスカ。ピアノ曲『乙女の祈り』の作曲者。
日本では一発屋と思われていても、実は、たくさんのヒット曲がある。日本で紹介されていないだけ。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の話題。
「普通は、そう思うだろう」「普通は、こういう印象になるだろう」への反発。どっちが正しいかなんて、「普通は」では決められないのに。
海の水平線の近くの太陽。日の出と、日の入り。海と言えば、どっちを思い浮かべるか。
印象派の風景画を表示しても良い。
多くの人が「日の入り」と答えると推測される。
日常に海があるか、旅行などのイベントで海に行くか。
海の日の出は、正月の初日の出が多い。その他は、テレビで海の日の入りを見る。一般に、日の入りと海の組み合わせは、これが多いのだろうか?
日の出の頃は眠っていて、日の入りの頃には活動している人が多いので、海に限らず、低い位置の太陽を見るのは、日の入りが多い。
海と太陽の風景画を、いくつか提示し、それぞれ日の出と日の入りのどちらを描いたのか、スタジオ観覧の客席からのアンケートと共に紹介するのも良い。事前に実際にアニメスタッフなどからアンケートをとるのが望ましい。
海の無い場所で、早朝に仕事をしていた人にとっては、山は満月が透き通りながら沈むの印象。
海に囲まれている日本でも、海が日常にある人は少ない。滋賀県では、琵琶湖は、日の出か日の入りか。琵琶湖のどちら側に住んでいるかによって、違いそう。
松山千春の歌『オホーツクの海』では、オホーツク海の日没が描かれている。オホーツク海は北海道の北東側だが、知床半島から西側の日没も見える。
長江(揚子江)は、対岸が見えないらしい。近くに住む人は、どんな印象だろう。川の大きさによっては、「見下ろす」「見渡す」が違いそう。
島で生まれ育った人は、島の大きさ、日常の行動範囲により、印象は違うと思われる。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の話題。
十戒のモーセ(モーゼ)、方舟(箱舟、はこぶね)のノア。その他、神話上の大災害に関する人。
演奏中(発表会、コンサートなど)のハプニングで、「正式な演奏」ではない方法で乗り切る。
天災での避難生活では、台所ラップがあれば、ハンドバッグも食器になる。しかし、箸もスプーンも無いので、犬食いになる。
「災害時は、犬食いはマナー違反ではない」
「ハプニング時は、おかしな演奏も、正しい」
ノアの方舟には、種の保存として、すべての動物のつがいを乗せていた。大航海時代には、食料として家畜を船に乗せていた。飢餓では、ペットの犬を食べることもあるが、
ノアの方舟での食糧は、どうしたのか。他の回答者から質問があるのも面白い。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の話題。
音楽理論がわかれば、楽器演奏に役立つって、本当ですか?
そういう場合もある。というのは、音楽理論の種類には、「このような傾向がある」がある。これは、コード理論、対位法など、多くの種類の音楽理論にある。
曲を覚えると、演奏に役立つ。覚える手掛かりに「傾向」や「傾向からのバリエーション」を役立てられる。
「傾向」は「規則」ではないのは、「傾向からのバリエーション」があることでも、わかる。もしも「規則」なら、「バリエーション」は規則違反だから。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の話題。
これは、別話で扱うべきかも。既に当話では、音楽と無関係の回答を扱っているため。
音程は「3+3=5」で、ややこしい。数えるから。
音程は、重複して数えている。重複ではないが、「数え年」と「満年齢」の違いもある。Aさんは12月31日(大晦日)に生まれた。Bさんは1月1日(元日)に生まれた。AさんとBさんの誕生日は、1日違い。
Aさんを数え年で、Bさんを満年齢にすると、1月1日には、Aさんは2歳、Bさんは0歳。この違いは何か。「年」という箱に、「日」という駒を入れて、箱を数えること。
「数え年」は、1月1日になれば、新しい箱に、駒を入れる。誕生日がいつであっても、1月1日で新しい箱を用意する。箱の数を数えるのが「数え年」の年齢。
「満年齢」は、誕生日の前日に箱が満ちる。誕生日に、新しい箱を用意し、「日」という駒を入れる。満ちた箱の数が「満年齢」の年齢。
だから、満年齢で、「年を1つとる」というのは、年の箱が満ちる「誕生日の前日」となる。誕生日は「新たな箱が用意される」のイベント。
学年の区切りは、4月1日での満年齢なので、誕生日が「4月1日まで」「4月2日から」が区切りとなる。
「今日は、何年目か」というのは、満年齢に似ている。満年齢が「満ちている箱の数」であるのに対し、何年目というのは、「今日の駒を入れたのは、何箱目」となる。
意地悪クイズ。「誕生日が1日だけ違う2人が、3歳差ということはあるか?」の、答えは「ある」となる。なぜなら、歴史上の人物と同じ誕生日を自慢することがあり、年齢差は大きい。
▽ 場面変更 ● ── ●
その他の話題。教える責任。
資格も取得していないのに、ピアノの素人が、ピアノを教えるのは危険。特に、子供に何かを教えるのは、多大な危険があり、責任が伴うという考えがある。
大袈裟な宣伝看板を掲げて、職業として高額報酬で教えるのは問題があるが、単に近所だから、軽く教えることもある。
親が子供に料理を教えたり、近所のおじさんからスポーツ(サッカー、野球)を教わったり、祖父母からあやとりなどを教わったり。
なぜ、ピアノだけに、そんなに厳格になるのか。先人がものを教えるのは、普通のことなのに。
▼ Cパート。 ▼── ──▼
スタジオでは、別な番組の収録が始まっている。
出入口の近くで、スタッフが、手話で話している。
手話のために、実写を交えても良い。ブルーバックの全身タイツで、肘から先を実写の手、それ以外をアニメにするなど。
手話の動画は、正面からが多いが、スタジオ内で会話しているので、2人は斜めに向かい合っている。実写を使う場合も、斜めに向かい合っているようにする。
手話「昨日は、『ガクテン』って番組だったそうだ」
手話「知らない番組ですね」
手話「音楽家だけでなく、歴史上の人物が、どっさり出演したそうだ」
手話「本当ですか? いやあ、会いたかったなあ」
音声スタッフが、ヘッドフォンから聞こえる異音に気付く。「何の音だ?」
大道具の陰から、いびきが聞こえる。ムソルグスキーが、まだ眠っている。
▼ 次回予告。 ▼── ──▼
ギュウ詰めになったり、
こっそり忍び込んだり、
いつまでも続いたり。
人魚って、まさか、まさか。
▼ 1コマ漫画。 ▼── ──▼
野球で、尻にデッドボールを受けた打者が、ベンチに向かって手話で「大丈夫です」と言っている。
テレビ局のスタジオで、カンペの代わりに手話で何かを言っている。
音の採集をする研究者(例:鈴木俊貴(動物言語学者))に、テレビが密着取材。音の採集なので、口話(口で話す会話)で質問できないタイミングがあるが、手話なら可能。ただし、腕を動かして、衣服の擦れる音は不可。
「手話って、あれこれ便利」
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