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ガクテン  作者: 不定音高ふたつ


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05_B__09_09  第5話 Bパート 分割 9 / 9

第5話 Bパート 分割 9 / 9


【注意事項:楽典以外の余談に、児童には不適切な生々しい描写や、心的負担の箇所があります】


【 第5話 概要 】

サブタイトル:ゲオルギア。

OP曲前:ステラが引っ越して来た日。平日で、母親と買い物、学校の近くを通る。メルヘンの服装のステラに、グランドにいたショージが一目惚れ。

Aパート:楽語はイタリア語が多い、ローマ字読み、イタリアの首都がローマ。ローマ数字は音階、和音、大文字小文字は長短。メトロノームとベートーベン。速い6/8拍子。モーツァルトの『鏡』。俳句は4拍子。

CM明け:音楽の先生が自動車免許の更新。今朝の星占いは最悪。ここにいるのは、ほとんどが同じ星座。この場所は、最悪の星座の人の集まりで、びくびく。

Bパート:トロンボーンの楽譜が2声、音符の下に休符。「♯」「#」の違い、紛らわしいカタカナ。ドイツ語の音名「H」の由来。音楽理論を用いた非難は、いじめの構図と似ている。デタラメの効用。新手法の否定。憲法の自由。

Cパート:クラシックギターでは、3声を1段に書いている。

予告:ヤッ子の姉には夢があり、ステラは海老逃げし、ハルはみんなから「好きー!」って抱き着かれる。宇宙人には、どう説明すればいいんだ?


 ○ --- ○ --- ○


ここから本文です。

ご感想を頂けると嬉しい。ログイン不要ですので、お気楽に一言をお願いします。

▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。当たり前のことを、珍しがられる。


虐めというより、マナー。


大阪では、お好み焼きは、おかずにもなる。普通のことだが、珍しがられたり、面白がられたりするので、反発する気持ちにもなる。つまり、「普通の生活を、ジロジロ見る」というマナー違反への反応。


観光は「ジロジロ見る」でもあり、対象は施設以外にも、地域の日常の場合もあり、どちらも観光用。大阪でのお好み焼きに限らない。観光用でもないのに、「面白がってジロジロ」は不快。


単に、道を歩いている姿は、秘匿対象ではないが、「面白がってジロジロ」は不快。


道路から、開いている窓から家の中をジロジロ見られるのと似ている。窓を閉め、カーテンも閉める。


ジロジロ見られるマナー違反が不快なので、その対応をしたのに、「排他的」と評されることがある。


大阪でのお好み焼き以外にも、マナー違反への対応を「排他的」と勘違いされる人達がいる。


「慈しみは知ることから始まる。しかし、知ることは必ずしも、慈しみになるとは限らない」で、慈しみに繋がる期待が薄ければ、排他的にもなるさ。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。いつでも相手が悪い。


相手が浮気をすると「浮気をした方が悪い」とする。


自分が浮気をすると「浮気をさせた( )浮気するような状態にした)相手が悪い」とする。


トヨタ生産方式の「なぜを繰り返す」で、悪いことがあった原因を遡っても、いつでも「虐めの被害者が悪い」を採用する。


原因を遡りながら、互いに相手が悪いと言い合う。そのうち、関連項目が増え、責任の所在が曖昧になり、うんざりしながら「何度も言わせるな! 虐めの被害者が悪い。往生際が悪い」を採用する。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。世代間倫理。


世代間倫理では、「石油なしでは生きていけない文化を未来の世代に残しながら、石油そのものは現在の世代が使いきってしまうというエゴイズムは許されない。」とある。


これは、第8話の噛ませ犬の比喩にも関係する。


物理的な「石油」なら、わかりやすいが、「倫理」という精神的なことなら、わかりにくく、責任逃れができる。


虐めの被害者に対して、精神的に限られた生き方しかできないようにしておきながら、限られた生き方ができない接し方をしてはいけない。


「どうせ、駄目だ」としか思えないように、いつも否定の基準を使いながら、「どうせ、駄目だ」と思う性格を否定する。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。問われて答えたら、悪人扱い。


不遇なことを理由に、あらゆる自分の言動を不問にすることは、望んでいない。


虐待の被害者は、自分の言動が悪かったと、既に何度も謝罪している。しかし、「なぜ、そんなことをしたのか」の問いに答えると、悪人扱いされる。


なぜなら、理由を言うと「だからといって、それをしても良いのではない」「責任転嫁している」とされるから。


しかし、「責任転嫁もしない、自分が悪いからだ」と言うと、「それでは、何の解決もしない。きちんと、理由を説明しろ」となる。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。もっと不幸な人がいる。


虐待の被害者が、必要があって、過去からの状況を話す。不幸自慢をしていないのに、相手から「もっと不幸な人がいる」と言われることがある。虐待の被害者が不幸なのは認めるものの、否定の言葉。


「もっと不幸な人がいる」だけでなく、「でも、それ以外は」などと言われるのは、やはり否定の言葉。


必要があって、過去からの状況を話すことは、否定される。あらゆる分野で、世界一の「不幸な」でなければ、必要であっても状況を話すのは、否定されるもの。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。推測を求められ、推測を責められる。


不明なことがあり、見当もつかないため、質問する。「それくらい、考えろ」「質問するなら、せめて、自分なりの推測を添えろ」


自分なりの推測を添えて質問すると、「何を根拠に、そんな決め付けをするのか」「勝手な決め付けだ」


質問の際に「自分なりの推測をするように指示されたから、わからないなりにも頑張って推測した」を添えると、さあ、どうなるのでしょうか?


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。放任と束縛。


「手のかからない子供」を「良い子」「お利口さん」とする。


食べさせておけば死なない。危ないこと、悪いことをしないように束縛しておく。適切な教育はしない。


子供は、大人と比較して、様々なことが下手。大人にとって、当たり前に気を付けることもしないので、失敗も多い。だから、教えるのは大変であり、「手のかからない子」であるためには、何も教えない。


死なない程度に食べさせ、文化や文明に関する教育をせず、子供が何か悪いことをすると、世間には「この子は、悪い子」とする。


「懲役刑」「禁固刑」といったものは、各国、各時代にあり、「手のかからない子供」の子育てと、共通している事柄は多い。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。様々なハラスメント。


「昔は、ハラスメントなんて、無かった」という言葉は、いくつもの解釈ができる。


立場の都合から、耐えることを社会的に求められていたが、「本心は、嫌だった」を公に言える時代に変わった。


第1話で、ハルが「内部奏法」と名が付いて、市民権を得ていると表現したように、「ハラスメント」と名が付いたところで、公に「嫌です」「困ります」と言えるようになった。


これを逆手に取った「ハラスメントハラスメント」もある。少しでも嫌だなと思ったらハラスメントにできるとして、嫌な気持ちになることを探す。


カスハラでは、客が求めているのは「納得」と「進展」。


店舗( )小売業、飲食店など)で、店員の失敗があり、店員が知人の場合は笑って済ませるが、店員が知人でない場合は完璧を求める。


客が納得できない、解決に向けた進展も無い、客の言葉に応えないなど、客をわざと怒らせる応対をすることで、カスハラを創出、誘発する。


ハラスメントは、双方の感じ方だが、加害者の言動を指して「これはハラスメントか?」「グレーゾーン」といった議論がある。1回だけなのか、繰り返されるのか。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。情報を得るための情報が無い。


国語辞典、辞書を知らない。


単語の意味は、テレビを含め、誰かの会話から、偶然に出逢ったものだけ。単語の意味を質問しても、からかいの嘘情報も多い。


辞書を見たことはあるが、使い方を知らなければ、無用の長物。


「お前、辞書を知らないのか」と、見せられても、「( )1)その本を見たことはある」「( )2)何の本なのか知らない」のうち、相手にわかりやすく伝える技術が無いので、( )1)しか伝えられず、怠けと評される。


または、「辞書」は機能が共通した一般名詞とは知らず、固有の書籍名と勘違いしているので、「見たことが無い」と回答すると、「ここにあるだろう、嘘つき」と評される。


「辞書を知っているのに、知らないと嘘を言う」「辞書を知っていたら、自分で調べられるのに、怠けて調べない」の、二重の批難をされる。


辞書に限らず、「普通に日本に住んでいたら、知っていて当然」の情報も、「普通でなく日本に住んでいるので、知識が乏しい」は、日常的にある。


「調べる/調べない」は、本人の行動。その技術( )能力)の基である「知らされる/知らされない」が無ければ、そもそも努力ができない。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。追い詰める。


それぞれ、様々な事情はあるが、「自殺」「心中」「居直り強盗」には、「追い詰められた状態」「解決不可能を悟る」といった心理がある。


からかいの中で、特に不快を併せ持つからかいを受け続けた者は、からかわれることは、「追い詰められる」につながる。


精神的な過敏があるものの、追い詰められると、所謂「まともではない精神状態」に近付く。そのような状態を、周囲の人が面白がる。


そのような経験が積み重なると、そのような経験が稀薄な人と比較し、格段に「自殺」「心中」「居直り強盗」に繋がりやすい。からかいの積み重ねは、虐めの被害者の精神の破壊に繋がりやすい。


漫才やコントのような、台本がある状態ではない。「からかいを誘発する性格」に、周囲の人は反応したとしても、「からかいを誘発する性格」が、精神的虐待の後遺症の苦しみであると、周囲の人が思い至るのは難しい。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。ADHDや、その類似。


当アニメでは、精神的虐待を扱っている。精神的虐待が無くても、様々な人がいる。


ADHDでは、子供の頃に3歳程度の知的年齢差もあるらしい。適切な周囲のサポートが重要と言われる。


「大人にとっての、3歳差は、無視できる」という意見もあるが、当アニメでは、子供の頃に、周囲のサポートが無いことを描いている。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。発言の変更。


「失敗しないように、気を付けている」が、「私、失敗しないので」に変わる。ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』( )テレビ朝日、米倉涼子)を引き合いにした揶揄。「失敗しないと豪語している」に変わる。


「あっても、いいんじゃないか」が、「必要だ」に変わる。双方で意見が異なるので、「どちら側の意見もわかる」の文脈中だが、片方に肩入れした「敵と味方」に分類される。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。待ち疲れる。


楽しい気持ちになろうと期待して、待たされて、待たされて、楽しくない。待ち時間が終わっても、楽しい気持ちになれず、嫌な思い出とセットになる。


ハプニングで待たされるのではなく、意地悪で、わざと待たされたと知る。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。状況が違うことを無視する。


目が見えなくても、脚が元気なら、走れるはずだ。パラリンピックでは、全盲でも走っている。


あいつは、脚が元気なのに、走らない。怠けだ。あいつの怠けのせいで、混雑した駅のホームを走らず、乗り遅れた。


これは、第12話の「教育実習の話」と関連する。


パラリンピックでは走れる状況であり、混雑した駅のホームでは状況が違う。走るために必要なのは、脚だけではない。


▽ 場面変更 ● ── ●


これ以外の説明例。本人の意志を尊重してるのか。


若者の人生の選択肢が、具体的になり、どうするか。本人の意志が最優先だとしても、「よく話し合ってから、結論を」となる。本人の意志と、周囲の希望が乖離している。


話し合いのメンバーは、親などの大人であり、本人が望むことの欠点を挙げ、本人が望まないことの長所を挙げる。本人の意志は優先されない。


犯罪や悪徳に、若者が利用されるのは、若者が「社会経験が少なく、情報が少ないため、騙して利用しやすい」も、大きな理由。本人は、拙い知識で説得するのも難しく、肥大させた精神論で対抗する。


本人の意志を最優先という、利害関係の無い第三者のアドバイスは、本人の助けにはならない。第三者がいない場では、利害関係者の、それぞれの力関係が優先される。当事者が弱者であれば、肥大させた精神論で対抗する。


若者である本人が、周囲の反対を押し切って、自分の希望を選択すると、周囲は「みんなに逆らって決めたことだ、誰も手助けしない」と言われ、時には「試練」と名付けた邪魔もある。


周囲が反対する理由は様々だろう。


▽ 場面変更 ● ── ●


音楽室。さっきの続き。


音楽理論を用いた強要は、虐めの構図と似ているの話。


ハル。この場の雰囲気を変える。「美しい曲で、わざと美しくない箇所を入れることがありますね」背景に、ハルの心の声の文字「この場の雰囲気を変えよう!」を、明るく表示。


ヤッ子「ビートルズの『愛こそはすべて』ではギターでわざと汚い音色を出している」背景に、英語のタイトルと、そのフリガナ、日本語のタイトルを併記。


これ以外には、椎名林檎がコンサートで、ラウドスピーカーで歌いながら登場する例がある。


ミッツ「日本の笛は、「サワリ」といって、わざと汚い音色になるように、手間を掛けているそうですね」


ヤッ子「汚い音を目的としているのかは知らないが、竹を割るという作り方のことか?」


ミッツ「そう、竹を縦に細く割って、それぞれを、元々の内側が外側になるように、反対側に向けて、またくっ付ける」


背景に説明動画。竹を縦に8等分のように割る。割った竹は倒れず、分離した状態で動画は停止し、分身の術で2つに分かれ、1つが続きの動作になる。


割ったそれぞれがくるりと裏返る。竹の内側と外側が裏返しになる。また一旦停止し、分身の術で更に分かれる。8等分された部品がくっ付き、筒の形になる。


ハル「へえ、そうまでして、音色を研究したんだ」


ヤッ子「先人による前例があれば正しい、これまでに無い方法だから邪道と言われることもある」


ミッツ「音楽理論に反すると、前例が無いとか」


ハル「それなら、前例があるのが正しいってことになる」


ミッツ「うん、言いたいことは、わかる。前例から外れたことが無ければ、進歩も進化も無い。そう、言いたいんでしょ」


ハル「ああ、それもあるけど、誰かがやっているから、自分もやっていい。世界中の人がみんな、悪いことをやめたら、最後に自分が悪いことをやめるってのに繋がる」


ミッツ「殺人事件があるんだから、小さな盗みは無罪ってこと?」


ハル「昔の人は、せっかくの風景を殺す「殺風景」って言ったんだっけ?」


少しの間。


ヤッ子。話が途切れたので、さっきの前例の話で再開する。「前例が無いから邪道と言われる例は、電子レンジが普及し始めた頃には、電子レンジでの料理は邪道と言う人もいたんだ。「温めなおす」ための道具だからという理由で」


ミッツ「電子レンジが無かったら、料理なんて絶対に無理」


ハル「ミッツは、そもそも料理ができないだろう」


ミッツ「いつかは、やってみたいって思ってんの!」


ヤッ子「まあ、辛い話を長くしてしまったが、音楽理論は法律ではない、実害が無ければ、違反していることを自分から話題にするのは、避けてくれないか」


ミッツ「わかりました」


ハル「僕も、実験がうまくいかない時、「それじゃ、うまくいかないだろう」と言われたことが、何度もあって、実験を始める時に、先に否定の言葉を想像して、気分が悪くなることがあります」


ミッツ「それ、あたしかな。だったら、ゴメン」


ヤッ子「頭の中がてんやわんやの本人より、第三者なら俯瞰できるからな」


ミッツ「ホントに、ゴメンねー」猫を相手にするように、ハルの顎を撫でようとする。


ハル。逃げる。


ミッツ「こら、逃げるな」


ハル。逃げて、ヤッ子の背中に隠れる。「ところで、ヤッ子先生。ドイツ語では、「シ」が「B( )ビー)」じゃなく「H( )エイチ)」なんですね」


ヤッ子「ああ、「H」は、ドイツ語の音名だな。「ハー」と読む。」


ハル「ドイツ語には「B( )ビー)」の文字が無いんですか?」


ヤッ子「B( )ビー)の文字はあるが、「シ♭」を指すんだ」


ハル。困惑して「え、ええー」


ヤッ子「ドイツで、和音の研究をしていたところ、白鍵の「シ」よりも、黒鍵の「シ♭」の方が大切だと考えたんだ」


ハル「なぜ? 音は平等ですよね」


ヤッ子「鍵盤モノサシと、音階スライドがあっただろう。それで、白鍵ばかりを使うのは、ハ長調。主音は日本語では「ハ」、英語では「C」、イタリア語では「ド」だな」


ハル「白鍵ばかりですよね。「シ♭」は黒鍵です」


ヤッ子「ピタゴラスの倍音の話があったな。あの説明では、ハ長調で倍音を説明した。「ド」を基準として、8倍音までは、こうだ」


黒板に、イタリア語の音名を並べる。「ド、ド、ソ、ド、ミ、ソ、シ♭、ド」を書く。


ハル。気付いたように。「あっ」


ヤッ子「この倍音列で、「ドミソの和音」が倍音から作られたと説明した。そこで、私はさっき、ドイツで和音の研究と言った。和音と倍音は、密接なんだ」


ハル「だから、この「シ♭」が大切なんですね」


ヤッ子「そうだ。そんな大切な音なのに、「Bの変位」とするのは、けしからんとなった」


画面下部に鍵盤を2オクターブ程度、画面上部にアルファベットを最後まで。アルファベットのAからGが、分身の術で白鍵に移動し、画面上部の使用済みのアルファベットは灰色に。


ヤッ子「そこで、この黒鍵に「B」という名前を与えたんだ」鍵盤の「B」の文字が、シからシ♭に移動する。


ハル「えっ?」


ヤッ子「しかし、名前を取られた白鍵は困ってしまった。そこで、アルファベットで、これまで使われていた「G」の次の「H」を、代わりに与えたというわけだ」画面上部のアルファベットのHが、分身の術で鍵盤に移動。


ハル。驚いて「あ、そうか、それで「H」なんだ」


ミッツ「「パンツ」って呼び方を、ズボンに取られた、下着みたい」


ヤッ子「それから、ドイツ語は、英語と読み方が違うから、ついでに覚えておくといいぞ」書棚から資料を出す。「ほら、ドイツ語では「H」は「ハー」と読む。「エー」と発音すれば、ドイツ語の「E」だろ」


ハル「これは、覚えなきゃいけないの?」


ヤッ子「楽典のついでに覚えておくと、会話で便利だってことだ。会話している相手が、もしかしたらドイツ語で話しているのかな、なんてな。楽典の謎解きの、一助になるだけで、必須ではない」


ヤッ子「見てわかるように、ドイツ語では「♯」も「♭」も使わない」


画面に、鍵盤、日本語、イタリア語、英語、ドイツ語を並べる。外国語にはカタカナでフリガナを添える。日本語には「嬰」「変」にひらがなでフリガナを添える。


ハル「推理小説みたいだな」


ミッツ「テレビドラマの名探偵って、「なんでお前、そんなことを知ってるんだ」という知識で、犯人のトリックを暴きますよね」


ヤッ子「気が向いたら、覚えてもいいが、ドイツ語の呼び方を知らないことを相手に伝えれば、それで事足りるしな」


ハル。資料を見ながら「デス、ゲス、アス……。「デスでーっす」日本語に似ている」


ミッツ「「愛す」なんてのも、あるよーん」ハルを肩で押す。


ここから、3人の俯瞰。


ヤッ子「それを使って、恋の告白もできるな。でも、セ……」


ハル。ヤッ子の言葉を遮って「わかってるよ」


▼ Cパート。   ▼──   ──▼


吹奏楽部の、トロンボーン先輩。先生ちゃんのように、顔だけ、または2頭身。


説明用の別世界。背景は無地。


トロンボーン先輩。吹奏楽部で新たに受け取った、2声を1段に書いた楽譜を持っている。その楽譜を画面に向ける。


トロンボーン先輩「今回の楽譜は2声を1段に書いていたけれど、クラシックギターの楽譜では、3声を書くこともある」クラシックギター曲の楽譜。


トロンボーン先輩「上のここがメロディ、下のここがベース音、中間のここが和音」楽譜に色分け。それぞれの色を、指し棒で「Aさん、メロディ担当」「Bさん、和音担当」「Cさん、ベース担当」「3人分だから「3声」と呼ぶ」と記す。


トロンボーン先輩「ピアノでは、大譜表が使われているから、ギターでも2段にしても良さそうだけど、見たことが無い」ピアノの楽譜。左端の中カッコに差し棒で「この中カッコでまとめられている楽譜が大譜表」と記す。


「大譜表」にはフリガナを添える。


トロンボーン先輩「なぜ、2段の楽譜が無いのか、その理由はあれこれ推測できそう」


トロンボーン先輩「そこのキミ、気が向いたら、クラシックギターのソロの曲を、大譜表で書いてみないかい?」


▼ 次回予告。   ▼──   ──▼


ヤッ子の姉には夢があり、


ステラは海老逃げし、


ハルはみんなから「好きー!」って抱き着かれる。


宇宙人には、どう説明すればいいんだ?


▼ 1コマ漫画。   ▼──   ──▼


怪しい商品の店「GEORGIA」の店長が、涙を流しながら、ハル達を見ている。


「やっと店名を正しく「ゲオルギア」と読んでくれた」



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