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ガクテン  作者: 不定音高ふたつ


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02_B__01_02  第2話 Bパート 分割 1 / 2

第2話 Bパート 分割 1 / 2


【 第2話 概要 】

サブタイトル:前にジャンプ、後ろにジャンプ。

OP曲前:小学生時代のハルとミッツ。ハノンが気持ちいい。基本技術でコストダウン。

Aパート:ショージのストローオーボエ。スタッカートの意味は複数。音価。8分音符からは符桁。「4分音符は1」を、ピザで単位が重要。小節にぴったり。調号と臨時記号。ナチュラルは必ず白鍵。「6/8」「3/4」拍子の違い。

CM明け:ステラの自宅、蔵書と、おかしなメルヘン。放屁で空気清浄機が稼働。

Bパート:ステラが流行歌の音楽雑誌で、繰り返し記号の確認。リハーサルナンバー。ハルが数学の授業で「オクトーバは8番目の月」「音楽のオクターブは8」と聞き、音楽の先生から音程を簡単に。鍵盤モノサシと「3+3=5」の謎。

Cパート:ストローオーボエの作り方。

予告:父親はささやかに拍手をもらい、QRコードは意味がわからず、ヤッ子はボワワワッ。アクロバット2号が飛んでくぞ。


 ○ --- ○ --- ○


ここから本文です。

ご感想を頂けると嬉しい。ログイン不要ですので、お気楽に一言をお願いします。

▼ Bパート。   ▼──   ──▼


回想。回想内の回想あり。


ステラ。下校途中に、楽器店に立ち寄る。


▽ 場面変更 ● ── ●


吹奏楽部の練習の回想。


回想の回想なので、楽器店で楽譜の棚を見ているステラの背景に、ぼんやりとした境界線内に描く。トロンボーン先輩との会話。


ステラ「先輩、この記号は何ですか?」コーダ記号、または、セーニョ記号を指している。


トロンボーン先輩「これは、繰り返し記号の仲間だな」


ステラ「リピートの仲間ですか?」


トロンボーン先輩「そう。楽譜は、最初から最後まで単純に進むばかりではなく、飛び戻ったり、飛び進んだりする」


ステラ「それが、よくわからないんですよ」


トロンボーン先輩「繰り返し記号の種類は少ないから、慣れるのも簡単だよ」


吹奏楽部の練習の回想の終わり。


▽ 場面変更 ● ── ●


ステラ。楽器店で楽譜の書棚を見ている。「流行歌の雑誌、あ、これはピアノアレンジで、歌詞があるからOKっと。これは……芸能雑誌だから、楽譜じゃないな」


ステラ。手に取って開き、棚に戻したり、平積みの上に置いたり、置いたものを棚に戻したり。


回想のトロンボーン先輩の声「流行歌の楽譜雑誌、ピアノ編曲とか、ギター弾き語りでもいいから、知っている曲の歌詞が載っているものならOK」


回想のトロンボーン先輩の声「歌詞が無ければ駄目、あれも駄目、これも駄目の、できない理由ばかり言うようだけど、違うよ」


回想のトロンボーン先輩の声「勉強が目的の必要な条件があって、似て非なるもの、似ているけど紛らわしいものもあって、予算の都合もあるから、気を付けようね」背景に「似て非なるもの」を、フリガナを添えて表示。


回想のトロンボーン先輩の声「肯定的な「このように工夫すれば、できる」と、否定的な「これなら、できない」の、どちらの場合もあるよね。ここでは、「これなら、できない」が、楽譜の棚にはたくさんある」


回想のトロンボーン先輩の声「「これなら、できない」は、否定的だけど、「これがあれば、できる」の肯定的な考えでもある。肯定的に、ものを探すのって、宝探しみたいだね」


回想のトロンボーン先輩の声「「必ず必要」とか「代わりのもので良い」とか、色々あるよね。僕らはトロンボーンが担当だけど、繰り返し記号のためなら、別な楽器の楽譜でもいいよ、これが「代わりのもので良い」ってもの」


回想のトロンボーン先輩の声「これから繰り返し記号を勉強するんだから、歌詞を補佐にしたい。これが「必ず必要」ってもの」


回想のトロンボーン先輩の声「流行歌の楽譜雑誌には、それぞれ特徴があるので、何冊か見比べるのがおすすめ」


回想の終わり。


▽ 場面変更 ● ── ●


ステラの自宅の自室。


楽譜の歌詞の部分を指で辿りながら、歌詞を口ずさむ。2番の歌詞の続きは、2番カッコにはあるが、1番カッコには無い。


ステラが見ている曲は、サンプルでも良いし、当アニメの曲でも良い。


回想のトロンボーン先輩の声「知っている歌の楽譜だから、歌詞を見ながら、楽譜のどこに飛ぶのか、わかりやすい」


ステラ。トロンボーン先輩からもらった、繰り返し記号のメモを、雑誌の隣に置いている。メモには、短い応援の言葉「ガンバレ!!」のような一言も書かれている。


繰り返し記号のメモ。「ここから飛ぶ」と「ここに飛ぶ」のセット。


繰り返し記号のメモ。リピート。「ここに」が無いので「仕方なく」の場合もある。


繰り返し記号のメモ。ダカーポ。ダルセーニョ。


繰り返し記号のメモ。コーダ。


▽ 場面変更 ● ── ●


先生ちゃん。先生は、ステラの部屋の、メルヘンの不気味なキャラクターである、メイド服のカンガルー。説明の「ジャンプ」の箇所で、カンガルーがジャンプする。時々、空も飛ぶ。


説明用の別世界。背景は無地。


ジャンプを表す工夫として、机上に置いた楽譜を、斜めから見る。歌詞の所に足跡、ジャンプの軌道は立体的に、平たい厚みのある帯( )きしめんっぽい)の矢印とするなど。厚みは、陰影でわかりやすく。


矢印に厚みが無いと、2次元のアニメでは、矢印の湾曲の形状がわかりにくい。


メイド服のカンガルーは、この後も、繰り返しの説明のために、何度か登場する。


先生「繰り返し記号は、クラシック音楽よりも、ポピュラー音楽の方で、よく使われているよ」


先生「主にクラシック音楽をしている人の中には、繰り返し記号に馴染みが少ない人もいることは、覚えていてね」


先生「繰り返し記号は、2種類の2種類だから、組み合わせは4種類だけだよ。……って、いきなりわからないか? 気にしないでね、こういうことだから」


先生「「戻る方向に」「進む方向に」の2種類。「ここからジャンプ」「ここに着地」の2種類」図表を棒で指しながら話す。


先生「歌の楽譜で、よく使われるのは、リピートとカッコだね」


リピート記号で、始まりが、楽譜の先頭にある例と、途中にある例。


先生「これは、戻る方向に飛ぶ。ここでジャンプして、ここに着地するんだ」


ジャンプする時、カンガルーが後ろを向いてからジャンプするのか、前向きのまま先頭方向にジャンプ( )後ろにジャンプ)するのか、どちらにするのか未定。後ろ向きにジャンプするカンガルーは、違和感があるが、印象付けることもある。


先生「「ここに着地する」が、楽譜の先頭にある場合は、特別に、省略することもできるよ」楽譜の先頭のリピート記号が、ぼんやり点滅し、「先頭だから省略できる」と指し棒。


先生「ジャンプして、着地する場所を探して……」ジャンプしたカンガルーが、始まり記号を思い描きながら、キョロキョロする。「……どこにも無いから、仕方なく、先頭に着地する」


ジャンプしたカンガルーが、ちょっと怒ったような顔、または、困ったような顔で、着地する。


先生「リピート記号は、始まりと終わりのセットがあるよね。1つのセットが終わってから、次のセットを書いてね」


先生「もし、セットの範囲の中に、セットを書いたら、わけがわかんなーいってなるからね」


先生「このように、「始まりと終わりのセット」の中に、別な「始まりと終わりのセット」があるのを、一般に「入れ子」または「ネスト」と言うけど、このリピート記号では、入れ子をしてはいけないんだ」


先生「漢文の「返り点」だって、同じ記号を入れ子にできないから、同じ記号は離れた場所で使ったり、入れ子にするなら別な記号を使うよね」


繰り返し記号はややこしいので、この漢文の例は用いない方が良さそう。


正しい例として、リピート記号のセットが終わってから、次のセットの楽譜を表示。誤りの例として、リピート記号の入れ子の楽譜を表示。


正しい例では、カンガルーが歩き、足跡が付く。リピート始まりの通過時、「ここに着地するのか。覚えておこう」と言う。リピートの終わりで、戻る方向にジャンプする。飛びながら「さっきの場所を、覚えているから大丈夫」と言い、着地する。


戻る方向にジャンプし、着地した後は、新たな足跡を付けながら歩く。


誤りの例では、カンガルーがリピート始まりの通過時、「ここに着地だな」と指差し確認するが、入れ子なので、2回目は「あれ? またリピート始まりだ」と思う。戻る記号でジャンプし、「あれ? どっちに着地するんだ?」と迷う。


先生「カッコは、進む方向にジャンプするよ」


歌詞付きの楽譜。3番まである。「おはよう、さん」「こんにち、は」「おやすみ、なさい」で、カッコは「1.2.」「3.」の例と、「1.3.」「2.」の例。


先生「カッコには番号がありますね。カッコに入る前に、「今、何回目かな?」を確認しましょう。今、何回目かな……」歌詞を指でたどり、歌詞を口にしながらジャンプ。または、「過去の足跡と、現在の足跡」を数えて、何回目かの確認をする。


先生「このように、歌詞が書いてあれば、ジャンプするのがわかりやすいよね」


先生「戻る方向に飛ぶのは、こんな記号もあります」図で、「D.S.」「セーニョ記号」と「D.C.」の例。


先生「「D.S.( )ダル・セーニョ)」は、「セーニョ記号に、飛び戻る」の意味だ。飛び戻りながら、セーニョ記号を探そう」ジャンプしながら、セーニョ記号を思い描いている吹き出しを表示する。見付かったので、着地する。


先生「「D.C.( )ダ・カーポ)」は、楽譜の先頭に戻る。先頭だと決まっているから、「ここに着地」という記号はいらないよ」


先生「戻る方向にジャンプするんだけど、リピート記号とは関係無いから」ジャンプで戻りながら、「これは無関係」「これも無関係」と、素通りする。


先生「進む方向に飛ぶのは、こんな記号もあります」図で、コーダの例。


先生「「to CODA( )トゥ・コーダ)」があれば、「CODA( )コーダ)」に、飛び進むんだ」


先生「「D.S.」か「D.C.」があればコーダも使う、コーダがあれば「D.S.」か「D.C.」も使うという規則もあるけど、それを知らない人もいるし、困らないこともあるよ」


先生「「D.S.」か「D.C.」で戻った後は、楽譜の最後までまっしぐらという規則もあるけど、それを知らない人もいるし、困らないこともあるよ」


2番カッコの中にコーダの例。2番カッコに入り、D.C.で戻る。カンガルーが「3回目だ」という。3回目なのに3番カッコが無い。カンガルーが「3番カッコが無いけど、終わりまでまっしぐらだから、コーダを探せばいい」と言いながら、2番カッコに入る。


1番カッコの中にコーダの例。2番カッコに入り、D.C.で戻る。カンガルーが「3回目だ」という。3回目なのに3番カッコが無い。カンガルーが「3番カッコが無いけど、終わりまでまっしぐらだから、コーダを探せばいい」と言いながら、1番カッコに入る。


カンガルーが「コーダ探しセンサー」のような道具、または、耳がキョロキョロしてコーダを探知するのでも良い。


先生「市販されている楽譜には、セーニョやコーダに番号が付いているものもあるんだ。「何番セーニョかな」を確認して、ジャンプしてね」


先生「これらの記号は、覚えてから楽譜を読むより、知っている曲の楽譜で慣れていくのが良さそうだよ」


先生。一度退場してから、思い出したように戻って来る。「あ、忘れていました。どれも、小節の区切りでジャンプするよ。小節の途中でジャンプすることはないんだ」


図で、小節線から小節線の正しい例。小節の途中から途中までの誤りの例。


先生「ところで、繰り返し記号は、曲の区切りが近いことが多いよ。そこに、こんなものが書かれていることがある」リハーサルナンバーを表示。


先生「これは、「リハーサルナンバー」といって、「Aメロ」「Bメロ」は、歌い始めに「A」、その後で曲の区切りがあって「B」と書かれることが多いから、「Aメロ」「Bメロ」なんて言うね」


楽譜。リハーサルナンバーの「A」からの範囲に「Aメロ」の色付け、「B」からの範囲に「Bメロ」の色付け。


先生「「A'メロ」というのもあるよ」


先生「リハーサルナンバーは、「ここから始まる」は明確だけど、「ここで終わる」が曖昧なこともあるよ」


先生「ただし、リハーサルナンバーは、楽譜の出版社が自由に書くことが多いんだ。出版社によってリハーサルナンバーが違うこともあるよ」


先生「リハーサルナンバーは、先頭からの通しの小節番号を使うこともあるよ」楽譜。小節番号の例。


先生「小節番号は、繰り返しの回数は無関係だ。同じ小節を2回数えることはしないよ」


先生「「コーダ」って言葉は、本当は「ジャンプ」の意味じゃないよ。「終わり部分」「エンディング」の意味だよ。そのため、ジャンプもしないのに、リハーサルナンバーのように「CODA」と書くこともあるよ」コーダ記号が無いリハーサルナンバー。


▽ 場面変更 ● ── ●


先生ちゃんの説明が終わり、さっきの続き。


ステラの自宅の自室。


ステラ「早く慣れて、楽譜をスムースに読めるようになりたいな」


▽ 場面変更 ● ── ●


回想。トロンボーン先輩の話。


回想の中のトロンボーン先輩の顔を、ステラが憧れの顔で見ている。トロンボーン先輩の言葉に、時には頷いたりする。


トロンボーン先輩「音楽は時間の芸術だね。だから、特に合奏の時は、みんなとテンポが合うのが、気持ちいいんだ」


トロンボーン先輩「友達と一緒に、歌いながら手遊びとか、ダンスとかしたり、雑談の中で偶然、2人が同じことを言ったら、面白いよね」背景で、数人の雑談中に、ハモったーと喜ぶ。


トロンボーン先輩「合奏で、うっかりテンポが乱れる原因のひとつが、次は何だっけって忘れちゃうことだ。だから、演奏しながら、楽譜は次の場所を見る。これが難しい」


トロンボーン先輩「しかも、リピートとかでジャンプすると、次はどこだっけってなっちゃう」


トロンボーン先輩「ジャンプの記号を先に覚えるより、この曲はどこに飛ぶかを覚えて、そこに書いてある記号をついでに覚えればいいよ」


トロンボーン先輩「自動車などの運転免許の試験なら、先に覚えておかないと危険だけど、音楽だもの、実践が先でも危険じゃないし」


トロンボーン先輩「気楽に頑張ってね」


▽ 場面変更 ● ── ●


回想が終わり、さっきの続き。


ステラの自宅の自室。


ステラ。宙に向かって「はいっ、頑張りまーす」敬礼のポーズ、または、ガッツポーズなど。



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