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作者: no name

他人に何かを隠している状態っていうのは他人の何かが見えなくなる状態とイコールだと思うんです。

前回作より文章は汚いかもしれないです。僕の文はそれも味ですので、許容してください。

と、僕は何も隠さずに前書きを書いたので素直な気持ちで読んでください。

今日は快晴。ああ、気持ちがいい日差し。

こういう日に買い物をしてしまわないと、次に家を出る気になるのはいつになってしまうんだろう。

と、買い物の事を考えているけれど、実は今日は買い物には行かない。日光を浴びるためだけに外に出るのもいいもんだよなあ。まあ、散歩とでもいうべきだろうか。

今日の街には人が全くいない。どうやら無差別殺人の犯人がウロウロしているらしい。

犯人の特徴は「身長170cm前後の男性で右手に怪我をしているのか包帯を巻いている」とのこと。

そういえば身長と性別は僕に完全にマッチしているから知人からイジられてる。

その度に「右手に包帯なんてしてるとこ見たことないだろ」ってツッコミを入れてきた。

友人とはいえ殺人鬼扱いなんてされるとメンタルに来る。そろそろ警察には頑張ってほしいもんだ。


物騒な話題が頭を駆け巡る中、対照的に景色はのどかな公園。THE散歩というような景観にほのぼのしながら休憩することにする。公園の奥に歩いているとベンチがあり、そこに女子高生が二人座っていた。街中が殺人鬼の話題でピリピリしてる中でこの子たちは青春を楽しんでいるんだなあ。

僕も男だ。二人に声をかけてみる。

「急にごめんね。今殺人鬼ウロウロしてるみたいだけど大丈夫なの?」

「まあ、大丈夫じゃない?」

ほほう、なかなか余裕そうだ。もう一人の女の子にも聞いてみた。

「犯人どんな人かわからないけど襲われても逃げれると思うよ」

二人は陸上部に所属していて、いざとなったら走って逃げれるらしい。

僕は腹が立ってきた。逃げられると思う?いいじゃん、勝負しようか。

僕は背中に忍ばせたナイフを体で隠しながら二人に近づく。そう、僕が無差別殺人の犯人。

右手なんてケガしてなくても包帯しておくだけでそれが特徴として見られるんだから警察を騙すなんて余裕なんだよ。僕はケガなんて一度もしたことのない右手でナイフを振りかざし、青春の1ページに文字通り、切り込みを入れた。はずだった。

ナイフを持った手を挙げた形で体から力が抜けていき、僕は腹部に刺さったナイフを見る。

冷汗が止まらないが何とか意識を保ち、二人の女子高生に視線を向ける。

「おじさん、右手ケガしてないじゃん。でも、そのナイフ。犯人っておじさんの事だよね?」

一人は笑みを浮かべながらナイフを抜いたり刺したりしている。もうやめろ。寒くなってきた。

意識が飛ぶ中で聞こえた女の子達の一言。

「ほら、やっぱり余裕じゃん。」

「でもおじさんが殺人鬼のうわさ作ってくれたから私たち遊べるようになったよね。」

青春の1ページってそんなサイコな物だったかな。

あの子たちが普段隠している凶器の部分を思いながら意識が闇に沈んでいった。

人を殺す際、殺意を隠して人に近づくってよくあるパターンだと思います。

「殺人」って行為を満たすためには有効なことだと思うんですけど自分の内に殺意を隠しているとき、逆に予期しない方から殺意を向けられたら対処できないんじゃないでしょうか。カウンターみたいな。

何かを隠そうとして壁を作ると壁以外のところは狙われやすくなる。当然のことに見えて結構致命的というか、そこから思いもよらないダメージを受けるかもしれませんね。


わたしの文は読みにくいと思います。読みにくさの壁ですね。

でも文に込めてるメッセージは伝わるように書いてます。読み手が素直に、主人公がなぜそんな出来事に巻き込まれたのか考えて、自分を物語に入り込ませると何か見えると思います。

どれもこれも読みにくいことの言い訳ですけど。飽きずに読んでください。

読んでくれた人の日常が順調に進みますように。

感想はいらないですが何を感じたか、世界観をどう感じたか教えてもらえると幸いです。伝わってますように。

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