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拝啓 お母様 ぼくは元気で生きてます






広大な草原






果てしない青空






生い茂る草花












小指を抑え、蹲る俺











右手にバナナ



左手にピクルス





ピクルス‥



バナナ‥




ピクルス‥




バナナ‥





ピク‥









‥………………………。






「はぁぁあああぁあああああ?!?!」



わけわからん


意味が意味不なんです






意味が意味不って日本語あってるんす?


いや、とりあえずだな‥あれだよな‥そうだよ‥あれだよ‥












情報を整理しようと思う


記憶を辿ろう‥とりあえず‥




俺は確か‥バイトであるピザ屋に早番に出ていた。






そう‥そう。ここまではいつもと変わらない


そして、バイトが終わり


俺は家に帰宅した。





蒸暑い‥どんよりとした重い空気と労働による疲労で頭が朦朧としている中で俺は‥


覚束ない足取りでキッチンに向かった


小腹が空いたので徐に冷蔵庫を開け、なにを思ったか


ピクルスとバナナを取り出したんだ‥


たしか


「なんだぁ!夏にぴったりのピクルスとバナナじゃぁーないかぁ!はははははははははは」


と裏声で奇声をあげ、テーブルに座ろうとした刹那。





小指をぶつけた。







‥そして、今に至る












拝啓





お母様。


こちらの世界は凄く暮らしやすいですね


様々な種族がいっぱいます


獣人、ドワーフ、魚人‥


みんなすごーーい個性があって、面白くて!みんないい人です!


色々な事をいっーぱい学べてこっちに来てよかったと思ってます!


お母様!心配しないでね!



私は元気でやってます!









‥焦りすぎて母親に手紙送るとこだった。



違うんだよ‥これは‥母親への愛情表現だろ?なぁ兄弟


分かってくれるよな‥








母親への手紙はすげー適当に考えました、はい





因みにこの世界でまだ生物らしい生物にあってない


俺以外の人間が存在してるかすら際どい気がする






「まぁ‥幸い召喚?された時間が昼間でよかったわ、とりあえず情報収集からいこうか」










転移した反動からか体は重い




俺は重い体を動かし




この世界での一歩を踏み出した


















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