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1.スリー・コミッション(1)

感想があれば続きを書くかも。逆に言えばあまり人気がなかったら自主打ち切り。

まあ、ヘボい小説を見てやってくだせえ。

ジャンプは強いですよねえ……


 刻、遙か未来。

 ここは、地球ではないどこかの惑星の遙か空――

 人口爆発に、続く戦争――そんな愚かさに耐えかねた人間が、新たなる可能性を見いだしたのが無限に広がる大宇宙であった。

 それは当然の帰結。星間航行を軽々と成し遂げられるようになった未来――若者たちは戦乱の続く地上を見限って広大な宇宙へと旅立っていった。

若者達はその有り余るエネルギーで惑星を開墾し、燃料を採取し、様々な開拓を行った。

地球に住む人間達はその日を新しい歴史の元年として、西暦を撤廃し、新しい暦の数え方を“開拓暦”と名づけた。

 そんな時代から少しの刻が流れ――。

 未だ開拓の熱は覚めやらない――新たなる秩序の揺籃期、開拓歴98年。

 これはそんな狂乱の時代に紡がれる、物語の一部分――





 眼下に見える町は、雄大で美しかった。

 きゅうきゅうと、機体を強く押さえつける豪風を感じながら、少女はガラス越しの眺めを楽しむため、しっかりと翼飛機ウィングの艦首を傾ける。

 まるで、宙を巨大な魚が舞っているかのようであった。

 少女の乗る機体は、双翼や尾翼全てが白一色に染められている。

 コクピット部分と機体の継ぎ目以外が全て白一色であるそれは、最後尾から彗星の尾のような白光を巻き上げて飛行していた。

 開拓の段階を宇宙にまで広げた人類が求めたのは、新しく移住するための惑星全土をより早く移動する術だった。

 大陸規模ですら数十年の夢を与えたアメリカの開拓時代、その幾億倍もの面積を持つ広大すぎる宇宙において、夢を貪欲に喰らうためには、機動力の発達は必要不可欠であった。

 そのために、車と同じような手軽かつパフォーマンスのよい飛行機械が必要となった。

 それが翼飛機ウィングと呼ばれる機械である。

 より生態的な趣をその身に宿しているそれは、まるで人間の拡張パーツとして翼が取り付けられたかのような利便さをもたらした。。

 発達した技術力によって完成された翼飛機は、戦闘機ほどに小さく、車のように手軽である。

 それでいて、その動きは平均でもマッハ3。最高速度はマッハ5をも超える。

 まさしく科学技術の発展を如実に示す機械だと言えよう。

 そんな機体のコクピットの中で、少女は左手一つでレバーを操り、激しく変動する計器や高度計には目もくれず、強化ガラスごしに見える景色を見つめて、顔をほころばせた。

「うっわぁーっ!」

 どこまでも続く広大な地平線。さんさんと照りつける朝日でさえ、その向こうは照らしきれない。

「綺麗だなぁ――」

 その遙か先まで、草木はまばらにしか無く、えんえんと人の居住地が続いている。

 ぽつぽつと、まるでそれ自体が何かの生き物のように有機的な様相である。

 高度3000Mの空中でさえ、人の生活の匂いを確かに感じ取ることが出来た。

 その合間を縫って、たえず排気ガスを巻き上げるトラックが、まるで草食動物の群れが移動しているような噴煙を上げている。

その周囲にはまるでいくつもの鏡を敷き詰めたような陽光発電システムの煌きがある。一日で、星中の電力をまかなうことのできるそのシステムは、外面はただの大きな鏡そのものである。

 そんな風に文明の発達を感じさせる癖に、建ち並ぶ家は石や木を中心とした質素な家だ。妙な違和感と不調和感が、ますます雑然とした人の息吹を教えてくれた。

「誰もいないから……この空を独り占めしてるみたい」

 少女はほほえみを浮かべて、曲芸でもするかのように機体をアクロバティックにうごめかせた。

 急旋回。急加速――さながら野生の獣が走り去るがごとく緩急のある動きは、少女の操縦能力が高いことを示している。

 その際、乾いた砂がガラスを容赦なく打ち据えた。

 塵にまみれたコクピットのガラスは、少し透明さを失っている。

 それらを鑑みて、ここは飛ぶのに適しては居ない地形だった。

 そのためか少女の機体の他にウィングは一機も飛んでいない。

「――ん?」

 その筈だった。

「……こんな空域に?」

 地表に立ち並ぶ家ほどの大きさに見える遠く、ウィングが二機、並列して飛んでいた。

「お仲間? それにしては――」

 違和感が少女の胸をかすめる。

 少女は、一週間ほど前から、ある目的をもってこの空域に居た。

 その目的のためにはこの空域の条件が必要なのだが、それは特別なことで、好きこのんでこんな空域に来たがる翼飛機乗りなどいない筈だった。

 スモッグに近い濃淡な砂塵が、定期的にこの星には巻き起こる。それに巻き込まれると精密機械の塊である翼飛機は故障してしまう可能性がある。

 だからトラックが未だにこの星の主流なのだ。

 ここ一週間、輸送用の大型翼飛機とは数多くすれ違ったが、あんなウィングは初めて見る。

「あんな機体居たかなあ」

 少女はその機体を見つめ、首をかしげる。

 翼飛機乗りにしてはやけに飛び方が慎重で、堅実すぎる。マニュアル通りの飛行方法――より早く飛ぶといった意識が感じられない、移動のためだけの飛翔。

 そこには何か“余裕”が感じられなかった。

 興味と、嫌な予感がない交ぜになった感情が内にわき上がってきて、少女は反射的にその二機のいる方向へ機体を向けた。

「――もしかして!?」

 そして、足下のペダルを力一杯踏み込んだ。

 瞬間、コクピットから見える世界が変わった。

 圧倒的な急加速が行われたのだ。先ほどの曲芸の比ではない、純粋で不要の無い――そんな乗り方。

 無茶な乗り方に、コクピット内のあらゆる装置がレッドゾーンを表すシグナルを発止始め、計器類がめまぐるしく数値を変動させていく。

 そのアラートが大きくなればなるごとに、どんどんと前方を走る二機が大きくなっていく。

 黒を基調とした飾りも素っ気もない機体。まったく同じ外装の二つの後尾へと、瞬く間に張り付いたそのとき――

 がくん、と二つの内、片方の機体が揺れた。

 それはとんでもない揺れ方だった。まるで地震にでもあったかのような、外から正確に目視できるほどの振動だった。

「あちゃ! やっちゃってる!?」

 その惨状を見つめ、少女は、驚愕とあせりが入り交じった金切り声をコクピットに響かせた。

「前方のパイロット! こちら“アマツバメ”のソラ・ルーティス! 空飛法に従って援助する! 尾翼の推進力が切れかかってる! 操縦桿を上に――!」

 すぐさま手元にある通信機のスイッチを入れ、素早く避難救助用の全開放チャンネルに光波無線を送る。

 だが――

「う、うわあ。この餓鬼。畜生! 何を――」

「くそっ。僕は絶対に――絶対にお前らには捕まらない! おろせ! おろさないとこのまま墜落させる!」

 無線の向こう側から帰ってきた返事は想像を絶する内容だった。

 もがくような男の声と、助けを求めるかのような少年の声が二つ、叫び声じみた音量で聞こえてくる。

 どちらも切羽詰まったのっぴきならなさを抱えた声色で、明らかに彼らが、落ちかけている機体内で本気の喧嘩をしているのが聞いてとれた。

「な、何をやってんの!? 危ないって!」

 そのあまりの非常識さに、少女は反射的に叫び声を上げてしまう。

「通信!? くそっ民間の機体―― “レース”の出場者か!? くっ、やめろ餓鬼!」

 だがなんと帰ってきたのは舌打ちだった。

「っ!?」

 あまりと言えばあまりの返答に少女は言葉を詰まらせる。

「た、助けてください! 僕、この人たちに変なところに連れて行かれ――わあっ!?」

 そんな状況をさらに混乱させるように少年の助けを求める絶叫が向こう側から聞こえてくる。

 それと同時に、無線の奧でぎしり、と嫌な音が響き――

 通信の向こうの音全てが、ひときわ大きな轟音に遮られた。

「ま、まずい――!?」

 ソラはその音を知っていた。それは機体が圧壊する時に起こる――

 数瞬後、まったく予想通り、機体の後ろから噴射されている圧搾高圧ガスが、いきなり勢いを失った。

 推力を失った金属の塊が中空に放り出される――そうなると結果など、もう一つしか予想されず――

「墜ちる!?」

 少女がその未来を的確に一言で表し――

「う、うわああああああああああああああああっ!?」

「くっ。うううううううううううううううううっ!?」

 機体が破壊されていく爆音をも超える絶叫が、通信へ二重にこだまする。

「不時着を! パラシュート――!」

 少女の叫びむなしく、機体は、まるで糸を失った人形のようにぐらりとその身を傾がせて、その身を重力のまま、地表へと一直線につっこませた。

 尾翼に集中した重量が機体を水平に形付かせ、まるで杭のような格好で地表へと墜ちていく。

「くっ!」

 それに追従するように少女は機体を操った。

 そして通信を全開にして声を荒げる。

「早く機体を立て直して!」

 まだ致命的ではない――

 しかし、その呼びかけもむなしく、黒い機体はどんどんと高度を下げていく。

「ち、畜生……脱出だ! これをつけろ。餓鬼!」

「は、離せ!」

「離すか! “トロン”を持って帰られないと俺は――!」

 ノイズと火が燃えさかるような音の後ろから完全に焦燥した男の声と、拒絶の意志を強く表す少年の声が聞こえてくる。

「いけっ! ガキ!」

 その言葉を最期に通信はとぎれ、機体のコクピットが開け放たれた。

 その直後、まるでつぼみが開くようにパラシュートが宙に咲き誇った。

 誰かを脱出させるのにガラスが開け放たれた為に、凄まじい風の音が通信に混ざる。

 もはや鼓膜を突き刺すような音波と化した通信の向こうは、機体が致命的であることを明白に教えていた。

「あ、あなた! 早く脱出を――」

 あまりといえばあまりの状況に、それでも少女は混乱した頭のまま、言葉を届けようと通信機へと叫ぶ。

「ちくしょぉぉぉぉぉ! 高けえんだぞぉぉぉ!」

 その祈りが届いたのかどうか分からなかったが、ノイズまみれの向こうからそう幽かに声が聞こえてきた。

 一拍遅れて、コクピット内からもう一つパラシュートが展開する。

 その後、危ういタイミングで同時に少女の乗るコクピットから見える前を飛ぶ翼飛機が、ジューサーにかけられたようにはじけ飛び、様々な計器類が飛散していくのが見えた。

 通信機の向こうから、砂嵐の最中のような連絡不能の意味を持つ音が聞こえてきた後、一転して静かになる。

 おそらく通信機は壊れたのだ。

 通信はもう届かない。

 コクピットから墜ちていく機械の破片は、まるでこぼれ落ちる雫のように太陽の光を浴びて輝いた。

 そして――

 翼飛機は、

 あまりにあっけなく。

 地面に着弾した。

 へしゃげる様々な機構。

 自重に押しつぶされて尾翼がぐしゃぐしゃになる。

 その衝撃が下から突き上げるように両翼たたきつけられ、衝撃で根本から折れ曲がる。

 全身にくまなく亀裂が走り、寄生虫が喰いやぶってくるかのように中身より細かい部品が散乱する。

 その部品が地面に落ちぬうちに。

 燃料に引火。

 

「――――」

 少女が、驚きのあまり止めていた呼吸を、思い出したかのように再会した刹那――


 爆発した。

 まるで雷が10本束になっておちたかのような轟音が巻き起こる。

 ついでその爆発による爆風が、凄まじ勢いで吹き荒れる。

 それは、地表からビルの5階ほどの距離にいる少女の翼飛機さえも揺るがした。

 光が目を焼いた。

 爆発の炎が巻き起こす熱風と燐光は、強化偏光ガラスごしにすらまぶしさを伝えるほどであった。

 少女の機体が嵐に巻き込まれたかのように揺れる。

「ぐぅぅぅぅぅ……」

 必死に機体を制御して空中でバランスを取る少女の視線が、ふと何かを捕らえた。

「――――っ!?」

 それを見て、驚きのあまり今度こそ呼吸が止まった。

 なんと黒い翼飛機から排出された、誰かの命を乗せたパラシュートの一つがものすごい勢いで揺られていた。

 おそらくは爆風のせいだ。

 後に落ちた一つは爆風をもろともせず、ゆらゆらと器用にそれを操って落ちていくのを目端で確認し少女瞬時に決断を下した。

 少女は再び加速する。パラシュートが落ちていく方向へ。

 ぐんぐんと加速していく少女の翼飛機は、パラシュートの高度を追い越し、機体が放つ衝撃波が影響を与えない絶好の位置に機体を滑り込ませる。

「君―――!!」

 そして、少年に届くことを祈って絶叫しながら、コクピットを覆う硬化ガラスの扉を開け放った。

 爆音に負けず劣らずの風圧が轟音となって鼓膜をふるわせる。

 津波の渦中にいるような衝撃がコクピット内に吹き荒れた。

 幾重にも巻き付けられたシートベルトが身体を細切れにされるように締め付ける。

 高度の高い場所特有の、極寒の冬の最中にいるような猛烈な寒波と、酸素の少ない息苦しさに、形のいい眉をしかめながら少女は揺れる髪をかき上る。

「う、うわああああああああっ!」

 風の音を裂いて少年の悲鳴がこだまする。

 悲鳴の聞こえる距離を頼りに少女は少年の位置を確かめた。

 その位置を頼りに少女は機体を制動した後、意を決したように操縦桿から手を離し、計器の奧の方にあるキー付きの装置を“OFF”に設定した。

 それを行った瞬間、機体を包む推進力、動力が全て力を失った。

 後ろから突き上げてくるようなパワーと唸りが浮遊感を伴って恐ろしい感触に変化する。地に足がない、落下感――

 そんな最悪の状況の中で、最後に残った推進力の残滓をすくい上げるようにして、少女は操縦桿を上げた。

 機体が真っ直ぐに戻ったのと機を同じくして、動力に直結するキーを外した機体は、その動力を失い、ただの鉄くずと化した。 

 その結果、機体から放たれる凄まじい衝撃破は、水が地面にしみこむように勢いを無くし完全に零になる――

 まるでタイミング見計らったように遙か上空から、少年がパラシュート共に、まるで吸い込まれるようにコクピットへと落下してくる。

 淡い金髪が視界の隅をかすめ、刹那、猛烈な衝撃が腕にのしかかってきた。

「うっ……く」

 しかしそれは、男性にしてはかなり軽い物だった。

 受け止めた身体はとてつもなく細く、少女といっても差し支えないほどだった。

 しかしそれでも40〜50kg相当のお荷物である――の衝撃を、うめき声をかみしめてから耐えてから、落とさないようにしっかりと支えながら、片手で機体のバランスを操作する。

「うぁぁぁぁぁっ!?」

 まだ落ちているつもりなのか少年はコクピットの中でも絶叫を止めない。

 通信越しではない、生の少年の声は予想以上に甲高く、幼さを強調させるような声質だった。

 少女は少年を抱き留めた後、素早くコクピットを閉め、キーに手をかけた。

 キーを回し、動力を確保。機体にかかる懐かしい振動によってエンジンに火が入ったことを認識する。

「ゴメン! 後ろ行って!」

 同時にここからが勝負だった。片手で出来る作業ではないために、少年を、乱暴に操縦席の後ろに投げ出した。

「――はぁっ!」

 開いた手の感触を感じながら、止めていた息を吐き、気合いをいれる。

 その勢いのまま操縦桿を捻りつぶす勢いで握りしめ、一気にペダルを踏み込んだ。

 ぼうっ! と背中から突き上げてくる圧力がよみがえる。

 しかし、その力は落ちる速度を緩やかにするだけで、機体を持ち上げる力を出すことは出来ないでいるようだった。

「君ッ! 不時着するから、舌をかまないように意識して! いいね!」

 さすがの少女にも焦りが生まれた。

 遮二無二、少女は少年に聞こえるようになるたけ大きな声を出し、すぐに着陸へと意識を移動させた。

 計器の群れの端にあるスイッチを押すと、機体の下部に穴が開き、そこからタイヤが現れる。

 足下にがこん、といういつもの衝撃を感じ、それが正常に作動したことを確認した少女は、その感じる落下感のまま、機体を地面へと移動させ始めた。

「うわ、わわわわわわわ!?」

 不気味な浮遊感が、またもコクピットを包み込む。

 その感覚に、少年は驚愕とも恐怖とも付かない声がコクピットの中に響かせる。

「黙って! 舌噛む!」

 その危険な行為を一括し、少年を黙らせて、少女は不時着のプロセスに集中していった。

 明らかに尋常鳴らざるテクニックである。

 まるで翼を射抜かれた鳥のように落下することしかできぬと思われた金属の塊は――

 地面が肉眼で確認できるほど近くになった時、急激に落下するスピードを落としていった。

 否、だんだんと中空で減速していっていたのだが、地面との距離があまりに遠すぎて感覚的に理解できなかっただけであろう。

「気をつけて。すごい揺れるから」

 その言葉を言い終わらないうちにまるで巨大な手に包まれて無造作に降られているようなショックが機体を包んだ。

 地面が、巨大なスコップを一凪ぎされたように抉れていく。

 機体に比べてか細いタイヤが、岩石ばかりの荒野を踏みならすように回転する。

 まるで、できの悪いアトラクションのような――しかし命の保証もないそれは、たっぷりと一分は続き――

 それは鼓膜が潰れてしまったかのようなな静寂に変わった。

 その奇跡を成し遂げた翼飛機は、まるでアザラシが仰向けになるかのように艦首を空に向けている。

「ふう……」

 コクピットの中の大きなため息が、その静寂を打ち破った。

 ため息と共に額に汗で張り付いた髪をいじり、少女は脱力したように操縦席のシートへともたれかかる。

「君、大丈夫?」

 隣の少年に目を向けた。

 深い金髪が眼の端にとまり、とりあえず匂いから汚物をぶちまけた様子は無いことに安堵する。

 が、それもつかの間。

「…………うーん」

 少年は横倒しになったまま白目をむいていた。

「あ……やっぱ無理だったか」

 可愛いうめき声を苦笑で耳の端に捕らえながら、少女はガラス越しに空を見上げた。

 先ほどと変わらない、蒼い蒼い空だった。



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