詩集「くらしいの歌」 足が冷たい 作者: くらきしい 椅子の上に三角座り エアコンの暖房は止まってる 低めの温度設定 まるで、私とあの人みたいね 冷たくなったつま先をさする 欲張らない関係 ちょっと満たされないくらいが ちょうどいいでしょ? どうせ叶わない恋 2ヶ月に一度の逢瀬 泣かないよ あの人の前では笑っていたい 空になったコップを傾ける虚しさ そっと触れてしまったあの人の手とか 思い出して ほろ酔い気分に浸ってる 飲んだのは麦茶だったけど このまま、恋に酔って 眠りにつきたい つま先は冷たいまま