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真夜中の洗濯機
その夜、僕は部屋での受験勉強を終えて、寛いでいたのですが、急に今日の洗濯物がまだ洗っていないことに気づいて、慌てて部屋に散らかっている衣服類をかき集めると、それを両手に抱えて階下へ降りていきました。時刻は、もう夜中の2時過ぎでした。家は、ひっそりと静まりかえって、物音ひとつしません。僕は、急いで脱衣室へと向かいます。扉を開けました。すると、夜中の2時過ぎだというのに、白い大型の洗濯機はガタガタと回っていました。
おかしいなあ、誰が使っているんだろう?
不思議に思って、洗濯機のふたを開けてみました。
洗濯機の中は、真っ赤でした。 真っ赤な水だったのです。
そこへ、母さんが通りがかったので、聞いてみました。
「母さん、これ使ってるの、誰?」
すると、母さんが、
「あたしだよ。さっき、汚れたから洗ってるんだよ、悪いね」
「これ、何で赤いの?」
「ちょっとね、すぐ終わるから」
よく見ると、洗っているのはいつも父さんが着ているカッターシャツのようです。
「父さんは?もう寝たの?」
「さあ、知らないねえ?」
僕は、途方に暮れました..........。




