設定・登場人物
世界観…世界中に起きたネット上を含む大戦争「世界二極化大戦」。終戦後45年が経過した日本。(※架空の戦後・現代日本が舞台)
《ココツキ》…人の心の中に寄生する魔物。外見的特徴は尖った人外の耳。寄生した人間を宿主とし、宿主の精神全般に影響を及ぼすことが可能。宿主の心を読んだり、幻影を見せたり、夢の中に出てくることが出来る。その気になれば宿主の精神を操って自分の都合の良いように行動を仕向けることも出来る。ただし、影響を及ぼせるのはあくまで人の精神のみで肉体には一切影響を及ぼすことが出来ない。
自身は肉体を持たず精神体(あくまで幽体とは異なる)で活動する。
・宙庭 初芽
主人公。高2。強気平凡受け。シンの宿主。
・シン
年齢不詳。ココツキ。飄々としたミステリアス美形攻め。銀髪、切れ長の目。初芽を宿主としている。
・いちる
シンがココツキである自身の精神的な精気と人間である初芽の物質的な精気を掛け合わせて禁術を用いて誕生させた、幽霊のような存在。異なる精気を掛け合わせている為常に不安定で強く自我を保っていないと消えてしまう。
名付け親はシンで名前の由来は「一縷の望み」から。シンと初芽のことを「父上」と呼ぶ。父上呼びはシンが仕込んだ。
・a
ココツキ。凶悪な執着攻め。bを宿主にしている。シンとは知り合いらしい。次々に人に寄生しては精神を支配して破壊し廃人化させてきた。
・b
高2。いじめられっ子受け。aの宿主。aの存在に気付いてない。
・c
高2。鈍感なお人好しお馬鹿攻め。何でもポジティブ思考。ミカゲの宿主。寄生してきたミカゲを夢より現実の方が素晴らしいことに気付かせてくれた有り難い存在だと勘違いしている。ミカゲに恋心を抱かれていることに気付いていない。
・ミカゲ
ココツキ。不憫なクール世話焼き受け。寄生しているにも関わらず何かとcに感謝されて困惑している。cに恋心を抱いているが気付かれていない。