おまけ1
このおまけは作者の都合上(力不足)本編に入れられなかったシーンを殆んど台詞だけで構成するページです
本編には影響のない事しか載せないので興味の無い方は次のエピソードへどうぞ
1【服屋を跡にして…】
ロイ「おいチビ助、そんなにフラフラしてると転ぶぞ」
ライ「チビ助って私のことですか!?」
ロイ「あ?他に誰が居るっつーんだよ」
ライ「チビとは心外です!取り消してください!…おっとっと」
買い物袋が重いようでフラつくライチ
見かねたロイはライチの荷物を取り上げた
ロイ「言わんこっちゃねー、持ってやるから前だけ見てろ」
リサ「あら、意外と優しい所もあるんですね」
ロイ「うるせー…」
ライ「口は悪いけど意外と紳士です!」
ロイ「からかってんじゃねーぞお前ら!!」
言いつつ
まんざらでもないロイなのであった
2【酒場にて】
「乾杯!!」×3
仕事終わりの男達は冷えた麦酒を一気に飲み干す
ロイ「カーッ!やっぱ働いた後の酒は格別だなーおい!」
ブノ「んだんだ!」
トロ「しかし欲を言えばこの前朗志さんに貰ったビールという麦酒…もう一度呑みたいですね」
ブノ「それならオラ、瓶のを三人分持ってきてるだよ?」
ロイ「マジかよ!飲もうぜ飲もうぜ!!」
トロ「いいんですかブーノ君…それは君の分では?」
ブノ「いいだよ別に、酒は1人で呑むより皆で呑んだ方がうんめぇからな!」
トロ「ブーノ君…君って人は」
ロイ「んじゃ俺は旦那に作ってもらったつまみを」
ロイは煮物と焼魚が入ったタッパーをテーブルの上に広げる
トロ「い、いつの間に」
ロイ「昨日寝る前に旦那に頼んでおいたんだよ」
この流れにブーノとロイは露骨にテンションを上げトロントの方を見る
ロイ「んで、お前は何か持ってきてんのか?」
ブノ「もったいぶんのは無しだよ」
トロ「…………お」
「お?」×2
トロ「…今夜は僕が奢ります」
ロイ「よく言ったぜ!今夜は呑むぞお前ら!!」
男達の夜は長い
3【ピロートーク】
深夜2時半、ロイ達も寝静まった頃に彼等も静かにベッドの中に居た
朗志「なるべく優しくしたつもりだけど大丈夫だったか?」
スミ「少し痛かったが…腹にナイフを刺されるよりはいくらかましだったな」
朗志「…さいですか」
スミ「ところで一つ気付いた事がある」
朗志「ん?」
スミ「お前、俺が着替えてる時見てたろ」
朗志「……………」
スミ「黙るな」
朗志「…すんませんした」
スミ「いや怒ってる訳じゃない、減る物でもないしな」
朗志「男前過ぎる…」
スミ「ただ加賀が俺の何を見て興奮してるのか気になった」
朗志「え、それ本人の口から言わせようとしてんの…?」
スミ「ダメか?」
朗志「ダメじゃねーけど…一回しか言わんからな」
『聴覚阻害』
朗志「…………腰から尻にかけてのラインがなかなかに私好みでありました」
スミ「なるほど」
朗志「あれ!?聞こえてんの!?」
スミ「これでも一応 暗殺者level14だからな、口の動きでだいたい」
朗志「ズルいよスミさん、スミさんズルいよ!」
スミ「最初にズルしたのはお前の方だろ」
朗志「それは…そうだけど」
スミ「お前の牙城を崩す策も出たし、罰としてもう一回だ」
朗志「何を…?」
スミ「だから言わせるな…ズルいぞ」
朗志『俺にだけ言わせといて…』
スミ「何か言ったか?」
朗志「いいえ、何も」
二人の夜はもうちょっとだけ続く
おまけ1
終劇
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