6.私は一応直人だけど女です!
朝、やっぱり女の子のままだったが、時雨は安心していた。とりあえず時雨はえパッと朝ごはんを作った。
「おはよ…時雨…って朝ごはん作ってるし!昨日のやつで調子乗ってるのか!?」
「おにぃか…別にいいでしょ!待っててって!」
そういって、すぐにフレンチトーストをつくって、明日斗が食べた。
「おいしすぎだろ!?この前までつくれなかっただろ!?」
時雨は、元は料理をまったく作れないそうだ。
実際調理実習でも失敗したりしていたのをおもいだした。
「いや…勉強したから!ほら!私だって忙しいからもう準備するから片付けといて!」
そういって、部屋に戻って制服に着替えた。
制服に着替えたら、鏡をみて呆然としていた。
「スカート…思ったよりスースーする…恥ずかしい…いや私は女の子だ!だから大丈夫だよね!」
そういって、時雨は学校に行った。
「ふう…私もう疲れた…この身体体力なさすぎだろ…」
学校にきて、時雨は机に倒れこんでいた。
元々学校までは結構遠かったのだが、時雨は結構近かった。それでもそれ以上に疲れた。
「ねぇきいた?隣のグラスの直人が昏睡してるんだって!」
そういうのを聞いて時雨は、
「昏睡なのか…まぁそれなら…もしもの時も安心かな…」
そういって思っていたら、高麗那と志乃亜がきて言った。
「時雨ちゃん!どうしたの朝から!」
「いや…つかれちゃって…でも大丈夫だから!」
そういって、安心したのか志乃亜は戻ったが高麗那は、
「ねぇ…昼に話…してくれる?」
そういって、高麗那も戻った。
時雨はよくわからなかったがとりあえずいくことにした。
昼休み、時雨は高麗那に言われて食堂に行ったのだが高麗那は、
「時雨ちゃんってさ、元々直人くんでしょ」
「い、いや違います!」
「いや…騙されないからね!まぁ来て!」
そういわれて、時雨は話を聞いた。
確かにほとんどその通りだったので、もう認めたのだが。