3.報道部の綾音にしては
あれから一時間くらい、気分が悪くて寝込んでいたのだが、電話がきていた。
「あれ…なんだろ…ちょっと出るか…」
そういってスマホを取って電話をした。
「もしもし時雨ちゃん!?大丈夫!?時間になってもこないなんて珍しいじゃん!」
ある声が聞こえて、どう答えようと考えたが時雨は言った。
「わ…わかった…でも…今日気分悪くて…」
「大丈夫!?ちょっといっていい!?」
そういわれて、困惑したがとりあえずいいよといって、電話を切った。
「って軽く言ったけど…どうするの!?私…そういや…今の誰だったんだ…ちょっと調べよ…」
そういって、履歴をみて、『麗乃 綾音』という時雨と同じ部活なのがわかった。
「とりあえずどうしよう…いててて…また頭が、ちょっと…横にならないと…」
そういって、時雨はベッドに横たわった。
「痛い痛い!って誰!?」
急につねられたような痛みがして、時雨は目が覚めた。
「いや誰って…綾音だよ綾音!ったく気分が悪そうだから来たのに…あっもしかして!記憶喪失とか?」
「え?あぁそうなのかな…いや違うと思うけどね!?」
時雨がそういったら、綾音が頬をつねってきた。
「痛いって!ったく私まったくこの身体なれてないのに…」
「えっと…もしかして…直人くん?」
そういわれて、時雨は驚いて言った。
「え?えぇ!?なんでわかったの!?」
「いやだって昨日見たもん…直人落ちたのって…」
「いや知ってたの?まぁなぜか時雨になってるんだけど…」
そういったら、綾音がスカートをめくってきた。
「ひゃ!?ってなにやってるの!?」
「いや直人くんだったらって思うとどうかなってね?でも可愛いね時雨ちゃん!とりあえず大丈夫かな?」
そういって、綾音は家から出て落ち着いたが窓をみたら夕方になってることに気づいた。
「もうこんな時間…そろそろご飯つくろかな…」
そういって、時雨はリビングに行った。
レムネム見てる人ならわかるよね?
ちえりもこうしてたってさ