2.キーホルダーと腐女子
ある少女は急いでいた。
学校で委員会のことでかなり時間がかかってしまっていた。この少女と『麗乃 綾音』が新聞を書いていた。
「あれ?このキーホルダー…直人くん…だよね?刻印もそうだし…月曜日渡せばいいよね?」
そういって、とりあえず急いで校門にいった。
このキーホルダーはイルカの形をして、革で作られていて、かなり高そうではあった。
とりあえず早く帰って寝た。
朝、なぜか直人は目覚めた。
どうして目覚めたのかわからないが、アラームが鳴ったが今日は土曜日、7時くらいだったので、とりあえず着替えようとしたが起き上がらなかった。
頑張ってアラームを止めようとしたら、ベッドから転び落ちた。
「いててて…って…何この髪…」
そういって、立ち上がったが、
「なんか立ちづらい…ってうわぁぁ!?」
そういいながら、また転んでしまった。
「ったく時雨…まだ朝だよ…あんまうるさくしないで…」
兄らしき人がそういってきたが直人は、
「時雨?どういうこ…と…」
そういいながら、服を脱いだのだが、部屋にある鏡を見たがそこには、女の子が映っていた。
背中まである白っぽい髪、赤と青のオッドアイ、細い腕と足、大きくて重い…胸、くびれのあるような腰、どう見ても女の子だった。
「えっと…これ僕?ってええ!?」
直人はトランスジェンターだといっても元男の子、流石にびっくりした。そのあと、直人は胸をさわった。
「おぉ…柔らかい…のか?わからないよ…」
そういっていたら、急に震えてきた。
「寒い…ちょっともう一回着てトイレ行きたい…行こ…」
そういって、いた部屋からでた。
「そういや…トイレどこなんだろ…」
そういって、とりあえず一階に行ったが、どこにあるかわかんなかった。
「ど…どこにあるの!?」
そういったが、本当に限界だった。
「とりあえず…多分ここ!?」
そういってなんとか、トイレに入ろうとしたら、兄が、
「時雨!どうした?まさかトイレ我慢してるとか?」
「ひゃ!?って…」
そういって兄がおどろかしたら時雨が漏らしてしまっていた。
「あ…ごめん時雨…」
「っもう!向こう向いててよ…」
そういって、兄はタオルを取ってきて時雨に渡した。
「ごめんって時雨!まさかそんな状態こと思わなかったし…」
軽く調べたけどこの体は『川井 時雨』という、この兄は『川井 明日斗』というらしい。
そういって明日斗は軽くフレンチトーストを作ってくれた。
とりあえず食べて、時雨は部屋に戻った。
「服やっぱり着ないといけないよね?まぁいいや!」
そういって、タンスを開いて軽いTシャツとミニスカートをとってきた。
「そういやちょっとチャットみるか」
そういって、スマホを探して、やっと見つけてチャットを開こうとしたがその上にキーホルダーをみつけた。
「これ…僕のキーホルダーだよね?なんでこの子が…ってことはまさかおんなじ学校!?」
そういって、クローゼットを開けたら学校の制服が入っていた。
「本当にそうなんだ…いやもういいや!ってなに奥にあるの…」
そういって、制服の奥にある本を取った。
『俺たちが入れ替わったってどういうこと』
『朝起きたら女の子になっていた』
『眠りしTSの日々』
なにこれ?と思い調べたが時雨は、
「これ…時雨ってTS腐女子?気分悪くなりそう…」
そういって、時雨は倒れてしまった。