第二話 ゾンビと開戦
感染範囲がどれほどなのか把握するため浜松基地からRF-4EJが出撃した。東京周辺の都道府県、長野県から茨城県までの範囲を高性能カメラで何十枚も撮影した。
幹部は送ってきた写真全部を見て愕然とした。感染範囲は長野県の中心部から東北のほうへ全範囲ひろがっていたのだ。
防衛大臣「これほどはやく広がるとは舐めていたな...」このままでは中部地方まで広がり臨時首都大阪までやられてしまう。「みんな聞いてくれ、このまま放っておいては大阪までくるのは時間の問題とは承知しているだろう。これより陸海空自衛隊、米軍と連携しゾンビを倒してもらう、ゾンビ殲滅作戦を発令する。今出せる最大限の力を使って殲滅するんだ。ゾンビの殲滅のためなら何の許可もいらない。国民を守ってくれ。」幹部一同「了解!」
海上自衛隊舞鶴基地
石国「陸自部隊全員と陸自装備のせおわり次第全艦艇出港!」
陸自部隊は信太山駐屯地、八尾駐屯地、宇治駐屯地から送られた。
それと同時にチヌーク1機コブラ2機ヒューイ2機がひゅうがとたまたま停泊していたいずもに搭載された。
艦隊編成
旗艦 護衛艦あたご
護衛艦ひゅうが 護衛艦いずも 護衛艦ふゆづき 護衛艦みょうこう 護衛艦あさぎり 護衛艦せとぎり 護衛艦まつゆき 護衛艦せんだい 補給艦ましゅう
ましゅうには最大限の燃料、食料、弾薬が搭載された。10隻編成の護衛艦隊で出撃。
新潟港付近の洋上で艦隊は停泊した。
石国「もしかしたら今回のミサイルはウイルスを広げるためだけで核は入っていない可能性があるな。」「こちら艦隊司令からいずも艦長へ放射能測定器を持ってヘリで東京まで行き測ってこい」
「こちらいずも艦長、了解。」「SH-60K放射能測定器を持って東京まで行って来い!2機準備出来次第発艦!」
東京上空にて
搭乗員A「うえぇ、ゾンビだらけじゃねえかここだけで軽く1万は超えてるぞ」搭乗員B「そうだな。とりあえず目的地についた。さ、測るぞ。」搭乗員A「了解」数値をみて搭乗員一同は驚いた。超正常の0.05μSv/hだったのだ。
ヘリ2機は燃料を考慮し測ってすぐにいずもへ帰還した。
先任伍長「艦長、偵察してきたヘリより報告放射能数値は0.05μSv/hで通常通りの数値だそうです。」
艦長「了解、至急司令にも報告してくれ」先任伍長「了解しました。」
その後、司令官である石国に情報が伝わった。石国はすぐさまいずもで会議を開かさせた。
石国「これから上陸する都道府県を決める。良い候補は新潟、東京のどちらかだ。私の考えでは新潟が良いと思う。諸君が良いと思うところを教えてくれ」
いずも艦長「私はある程度慣れてから大人数をやった方がいいと考えているので新潟が良いかと。」
石国「他の意見はないか?反対意見とか、賛成のものは手を挙げてくれ...全員だな。よしこれから考えていた作戦を話す。まず‘ふゆづき’からゴムボート2艇出し‘ひゅうが’から普通科2部隊を乗せ1部隊は住宅街から上陸、2部隊は新潟空港から上陸し飛行場を確保し援軍要請ができるようにする。その間にコブラ部隊は出撃し住宅街の敵をある程度掃討。できるなら、空港にいる部隊の航空支援も。敵が多すぎて対処できない時は護衛艦の方に砲撃支援を頼んでも良し、とりあえず新潟にいるゾンビ共を殲滅するんだ!準備にかかれ!別に普通科のほうは人を増やしても良いぞ。」