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ウイルス自衛隊  作者: 海自
第一章 東京決戦編
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第一話 神の盾と悪魔の矢

登場人物


主人公・石国 大渡(いしくに だいと) 護衛艦あたご艦長 主人公の親友・市成 茂(いちなり しげる) 護衛艦ひゅうが艦長


あたご先任伍長・岩倉 太郎(いわくら たろう) 



いつも通りの天井、いつも通りの部屋、俺はいつも通りの時間に起き朝食を済ませ舞鶴基地に出勤している。あの時がくるまではこの日常が崩れるとは思ってもいなかった。


基地の門を通り新たな一日が始まった。俺は護衛艦あたご艦長 石国 大渡 ちなみに俺の一番の大親友は護衛艦ひゅうが艦長 市成 茂 こいつとは防衛大学校時代の同期で30年の付き合いだ。


今日は艦内で事務仕事だ。こんな仕事より訓練したほうがよっぽどましだ、しかし艦長という立場なためそんな事は言えない。息抜きにCICでも覗くか


岩倉「これは艦長おはようございます。」石国「おはよう。CICで何してるんだ?」岩倉「モニター等の整備をしていました。」石国「そうか、ご苦労」艦橋「艦橋よりCICへ北朝鮮が弾道ミサイルを撃った模様」石国「また撃ったのか多分日本海とかにいくだろうが最近多いな」岩倉「そうですね、でも油断禁物ですね」石国「そうだな」艦橋より報告「弾着予想地点は東京、大阪!」石国「何!?」すぐさま石国は受話器をもち、「総員戦闘配置!弾道ミサイル迎撃に備え!SPY-1レーダーを起動するため外に出ているものは30秒以内に建物に入れ!」


30秒が経ちレーダーを起動した。そしてすぐに弾道ミサイル2発を捉えた、あとは撃つだけになった、そして一通の伝達がきた迎撃命令だった。石国「SM-3発射はじめ!ってー!」停泊中にミサイルを撃ったのはこのあたごが初めてだろう。


SM-3は見事に大阪に向かっている弾道ミサイルを迎撃した。そしてもう一発のSM-3は迎撃に失敗した。のこる迎撃手段は航空自衛隊のPAC-3だけになった。石国は心の底から迎撃成功を祈った。石国だけじゃない、全国民が願った。しかしそれは叶わなかった。


弾道ミサイルは東京に弾着、核の悲劇が繰り返された。弾着してしばらくしてから偵察と生存者救助のため第2特殊武器防護隊が東京へ陸上自衛隊富士駐屯地から出動した。


部隊は到着し、地獄を見た。ビルに燃えざかる炎、燃え崩れた東京タワーとスカイツリー。しかし地獄はこれからだったのだ。


多数の死体をくぐり抜け渋谷まできた、渋谷は死体の数が他のところよりも量がすごかった。すると突然、死体の山から一人動き出したのだ。隊長は「一人動いた、生きてるぞ!三浦、防護服を着用し、救助してこい!」三浦「了解!」三浦はすぐさま防護服を着用し走っていった。着くと三浦は「陸上自衛隊です、安心してください、もう大丈夫です。捜索が終わり次第、富士のほうへあの車両で連れていきます。あと乗車した際に除染もさせてください。」一般人A「ヴァアウ」三浦「はい?どうしましたか?」一般人A「ヴァアアアアウ!!」ガブゥ!三浦「アァアアア!!」


隊長「ん?なにか様子がおかしいぞ」不審に思った隊長は無線機をとり三浦に呼び掛けた「三浦、様子がおかしいぞ、状況を報告せよ、送れ」三浦「...」隊長「どうした三浦、送れ」三浦「...」隊長は双眼鏡をとり三浦の顔を見て驚愕した。顔に浮き上がる血管、白目、普通の人間ではありえない顔になっていた。すると突然死体の山がガサガサと動き出し、立ち上がった。それを見た隊長は直感で危険だと判断し、富士へ帰った。


その報告を聞いた陸海空自衛隊全隊員は死体が蘇るということはゾンビではないかという噂が広がった。


その3日後八尾駐屯地からUH-1 1機と、AH-1コブラ1機が偵察で出動した。


UHパイ「あと1分ほどで渋谷につきます。撮影に備えてください」撮影班「了解」渋谷を見てパイロット、搭乗員は驚愕した。多数の人が血まみれで歩いていたのだ、まるでゾンビのように。


撮影班「これはひどい、爆心地付近なのになぜ生きているんだ?しかし顔が死んでいる…」パイ「これってゾンビじゃないですか?爆心地付近なのにこんな大勢の人が生きてる訳ないですよ!防護隊が行ったときは全員倒れていたのにおかしいですよ!」撮影班「あーだこーだ言ってても仕方がない、とりあえず動画と写真を撮るぞ」


しばらくしてUH-1とAH-1が帰ってきた。幹部と官僚はすぐに写真と動画を確認した。地獄のような写真と動画を見て幹部と官僚は驚愕した。一般隊員らにも公開され、全隊員が驚愕した。それと同時に全員が確信した。


それは、ゲームと映画でしか見なかった「ゾンビ」であると。

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