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第二話

知り合いに金髪美女と美少女はいないので瞬時に


「英会話教室には興味ないです。」


と言うと美女の方は無表情で美少女の方はビミョーな顔をした。

美女がんんっと咳払いをすると


「え、あー、お客様私共は英会話教室の入会をおすすめしているわけではございません。とりあえずどうぞこちらにお座りになってください。」


進められるまま美女と美少女の前に座ると


「おめでとうございます。お客様は地上においてランダムに出現する絶対願望成就エリアにてお客様の強い願いを感知しましたのでまず説明をとこちらにと招待いたしました。」


と言う、疑問だらけで何処から突っ込んでいいやらと考えていると


「ハッ、私としたことが自己紹介をまだしてませんでしたね。本日よりお客様を担当させてもらうラニーです。そして私の横に座っているのが先輩にのレニーです。」


…………ハア!そんなこと聞いてないししかも新人ってこと?

そんなこと考えていると


「ここまででお客様何かご質問はございますか?」


と聞かれたので


「まずここは何処なんですか?」


と尋ねると


「それを聞かれますか、詳しくはお答えできませんがお客様がいずれ召される所の違う部署のとある一室となります。」


と答えられた、それって一般的に天国とかいうとこじゃないかと心で思いながら


「じゃあ絶対願望成就エリアってなに?」


と尋ねると


「地上にランダムに出現するエリアで人がそこを通るとき願望を願うと叶えられるエリアとなってます。お客様はちょうどそこを通られながら願望を願ってらしたのでご足労願いました。」


うんまあ説明は分かった分かったけど


「ねえ、私は何も願ってないよ。」


多分と心で付け加えながら言うと


「いえ、お客様は確かに願われましたよ。みえるようになりたいと。」


…………みえるようになりたい、確かにそんなこと願ったようなと考えていると


「お客様の願いは実現可能ので早速手続きに入りたいのですが宜しいですか?」


とラニーが言い書類の紙を取り出し私に差し出した。

私は差し出された書類を受け取り見ると……何処の文字?見たことない文字の羅列に戸惑うと


「お客様、この文字が読めなくて正解ですのでこちらとこちらに記名して下さい。」


と言われるが悪魔の契約書だったらと今更ながらそう思っていると


「お客様、私共はお客様の考えているような悪魔ではありませんよ。もし悪魔ならみえるようになりたいという願いよりお金持ちになりたいという願いを叶えますというでしょう。だから悪魔ではありませんよ。」


と言われた。

そう言われても怪しいものは怪しいのだがこのままでは帰してもらえないような気がして指定箇所に記名をし書類を返すとラニーは記名を確認し


「お客様、おめでとうございます。契約成立となりますが事務処理に時間がかかりますので願望成就は明朝以降にになりますのでご了承下さい。それではお客様以上で絶対願望成就エリアの手続きが終了いたしましたのでお帰りくださいませ。」


とラニーの言葉を最後に視界が暗転した。


気が付くと自分がいつも使う帰り道に雨の中傘を指したまま立ち尽くしていた。

さっきの出来事にもしや夢?とも考えたがリアルな夢にもしかしてと期待して家に帰った。


で、今朝にいたるのだが


「うーそーつーきー、見えないじゃないか。」


眼前に広がるのは何時もの自室でしかもぼやけて見えているだけだった。


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