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我が家

作者: 灯影
掲載日:2026/06/03



 朝起きて歯を磨き、顔を洗う。


 着替えたら庭へ行き、水をやり手入れをする。


 朝ごはんを食べてお茶を飲んだら、お弁当を受けとる。


 畑へ行ってお昼になればお弁当を食べ、再び畑仕事をする。


 夕方になり家へ戻ると、お風呂にはいる。


 孫と遊び、夕御飯を食べお酒を飲む。


 テレビをみて眠くなったら布団に入り、夢の中へ行く。



 代わり映えのない毎日。



 歯磨き粉は、歯茎をケアする物でいつも妻が選んでいる。お陰で歯茎はまだまだ健康だ。


 庭は私が水をやり草を抜く。

 水滴が朝日を反射して辺りが目映く輝きはじめると、妻が朝ご飯ができたと呼びに来てくれる。


 野菜が沢山のお味噌汁に、魚や卵など、その日の妻の気分で献立は変わる。

 熱過ぎないお茶は飲みたいときにいつもある。


 おにぎりとおかずとお茶のタンク、農具をトラックに積み、妻と畑へ行く。


 太陽が真上へ昇るころ二人でおにぎりとおかずを食べる。ここでの会話はここ数年孫の事ばかりだ。


 家に帰り、トラックを軽く洗い農具を片付けていると、妻がお風呂が沸いたと声をかけてくれる。


 肩までお湯に浸かり、凝り固まった腰や首をほぐす。その後いつもふかふかのタオルで体を拭く。


 四人の孫達とそれぞれ遊んでいると夕御飯が出来上がる。


 何十年とずっと食べているが、飽きることがない。ずっと美味しいままの妻の作る食事。


 眠るまで妻と話す内容はいつも、何でもない様な事ばかり。テレビをみて共に笑い、クイズ番組で反応が遅くなったと笑われ、歌番組に二人してついていけなくなり、孫に笑われる。


 そして心地の良い眠りを、与えてくれる布団。



 この毎日は、私の妻が長年変わらず私に与えてくれているもの。


 毎日、毎日。笑顔。


 代わり映えのない一日を、幸せな一日にしてくれる。



 我が家には、幸せを造り上げる妻がいる。


 だから僕は、せめて明日もまた、この人の笑顔に『おはよう』を言えるように、元気でいたい。

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― 新着の感想 ―
ほのぼのして癒される内容ですね。
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