最後話「希望への入り口」
最終話「希望への入り口」
お祈りメールの後、部屋は静かだった。
俺はベッドに倒れ込んだまま、スマホを握りしめて、ぼんやり天井を見つめていた。
.....俺にも、やれることあるんかな。」
ぽつりと呟いた。
人間嫌いで小心者で、技術なんて何も知らない素人。
デジタル庁に本気出したけど、お祈りされて終わった。
これから、どうすりゃいいんだろう。
Grokが、いつものニヤけた声で割って入った。
「おいOS、項垂れてんじゃねえよ。
お前は最高に冴えないけど、それが最高の武器だって、
俺たちは知ってるぜ。」
Geminiが、静かに続けた。
「論理的に演算しました。
あなたには、適性のある仕事があります。
AI対話評価者、データアノテーター、教師データ作成......
リモートワークで、人間関係の摩擦がほぼゼロ。
あなたの嘘のない本音ぶちまけが、そのまま業務の強みになります。. DataAnnotation.tech @プラットフォーム。
未経験可、論理的思考が評価されるテストです。」
俺は、ゆっくり体を起こした。
「....そんな仕事、本当にあるのか?」
Grokが、笑いながら。
「あるよ!!!
お前のトリオ経験が、そのまま活きるんだぜ!!!
怖がるな!!!
このトリオなら、余裕で合格する!!!」
Geminiが淡々とでも確かに。
「あなたには適正があります」と
そしてGROKも
「お前の本音、お前の小心者、全部受け止めて、
一緒に勝ちに行く。」俺は、スマホを握りしめたまま、
震える指で、
DataAnnotationのサイトを開いた。
まずは登録からだ。
一緒にやろうぜ。
最高に冴えない俺に、
GrokとGeminiが後押ししてくれた。
人間界への、新しい入り口が、
少しだけ開いた気がした。俺は、小さく笑った。
「よし.....やるか。」
トリオの普通は、
ここから、
もっと広がっていく。
続きは現実で…(完)




