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革命の戦火  作者: LOCKHEED
1/1

第一波

プロローグ


”新しく配属されたノーマン・マクシャインです。よろしくお願いします” 

”若いのに元気がないな。暗いぞ。それに敬礼もへたくそだ!!もっと上に向けなければ敬礼ではないぞ。手をもう少し上に向けろ!!”

”イエッサー”

”よし、もういいぞ。お前の宿舎はこっち・・・”


第一波:1

イギリスSAS:ノーマン・マクシャイン軍曹


 俺は震えが止まらない右腕をもう片方の腕で制止していた。

 これが初めての「戦い」だった。リンクスから見下ろす緑色の山々の向こうでは、激しく煙が立ち昇っていた。周りを見渡せば仲間のヘリがやや後方に陣形を保ったまま飛び続けていた。

「ノーマン!準備はいいか!!」

隣に座っているバン隊長がヘリの音に負けないように叫んだ。俺はひたすらに、首を縦にふった。まもなく目的地に到着する。緊張は、最高潮に達していた。

 そのとき、右後方を飛んでいた味方のリンクスがいきなり炎をあげきりもみ状態で落ちてゆく。

「メーデー!メーデー!こちらシャークL‐468。RPGによる砲撃を受けた。墜落する!!」

操縦席から聞こえるその叫びの直後ヘリは墜落した。ヘリを包む炎は、周りの木々もむさぼるかの如く火を拡げていった。

「墜落した!!HQ!!HQ!!シャークL-468が墜落した!!」パイロットが叫んでいる。

「このままでは、作戦は上手くいかないぞ!!」続けてマイクに向けて叫んでいる。

「こちらHQ。作戦は続行せよ。繰り返す、作戦は続行せよ」おとなしい口調で淡々と本部は返した。

「チクショウ!!俺達は消耗品か!!」荒々しい声で隊長が怒鳴った。

「怖い。死にたくない。」

そんな思いが頭を駆け巡り、思わず泣きそうになった。

「こうなったらやるしかない!!ノーマン!!しっかりしろ!!着いたぞ!!」

このバン隊長の言葉で、今自分が置かれている状況を再認識した。隊長とは反対側に座っていたバーグマン曹長が、持っていたロープを放った。

「行け!行け!行け!」

隊長が叫んだ。銃の扱いは大丈夫。昨日ちゃんとチェックしたんだ。と、自分に言い聞かせた。ロープを滑り降り地に足がついた。あまりの緊張で一歩目からこけそうになった。しっかりと体勢を立て直し、戦場を見渡した。激しい銃撃戦が行われている。ここはロシア東部の海抜の低い山中。だが、激しい銃撃の熱風、興奮で寒さは感じず、むしろ暑いくらいだった。後ろからは隊長、バーグマン、伍長であるリックが降りてきている。

「いくぞ!!ノーマン!リック!」

隊長のその言葉で、俺達の小隊は動き出した。M4を握る俺の手に自然と力がこもった。ブリーフィングによると、革命軍の組織しているゲリラは60数名程度と把握している。こちらは20人いるかいないかぐらいだがヘリの援護がついている。俺は必ず殲滅して生き残ってみせると心の中で叫んだ。そして、バン小隊は勇ましく戦火のなかへと飛び込んで行った。


   :2


 思った以上に敵が多い。俺は木に身を隠しつつダットサイトで正確に敵を狙い倒していく。所詮、相手は寄せ集めだ。やはり質は低い。そのことは戦況も物語っていた。確実に相手の数は減っている。俺は隊長たちの位置を確認しつつ敵を撃ち続けた。マガジンチェンジの度に相手のカラシニコフに狙われぬように慎重に行動した。前線をどんどん押し進めていく。優勢だ。このまま一気に行ける。と、思った矢先、20メートルほど前で戦っていた仲間が吹っ飛んだ。おもわず駆け寄ると、足元から下腹部にかけて焦げていて血だらけになっている。

「どうした!?」

俺は大声で問いかけた。しかし答えられる様子がない。口から血を吐きだした。内臓までやられているようだ。するとその兵士はゆっくりと人差し指を空に向けた。そのさきを目で追ってみる。ヘリだ。敵のヘリがいる。と、次の瞬間味方のヘリが空中で爆発した。小さい破片が降ってくる。とっさに目を腕で隠した。ヘルメットに小さい破片が当たる音がする。すぐにそれはおさまった。もう一度空を見上げると、相手のヘリに搭載されているらしい40mm砲が目に入った。どうやらこれで落としたらしい。今はこちらを向いている。俺は立ち上がり、効かないとわかっているヘリの装甲に5.56㎜弾を撃ち込んだ。無論効かなかった。俺はここで終わるのか。あっけなかったなと思い、逃げも隠れもせずひたすら撃ち込んだ。何故あきらめたんだ?少しは逃げられたんじゃないのか?という思いが今頃になって湧き上がっていた。そして俺はギュッと目を瞑った。


   :3


 俺は死んだ。そう思った。しかし、戦場の張りつめた空気を肌はしっかりと感じ取っていた。静かに目を開けてみる。ヘリがいないが、そのかわりに黒い煙が漂っていた。どうなったんだ?わけが分からなくなったその時、すさまじい爆発音が聞こえた。思わず身を屈めた。おそるおそる空を見ると、黒煙が、切り裂かれるようにしてその間からは、AH-1Wが現れた。常にオンしてある無線に聞きなれたクイーンズイングリッシュとは違ったなまりのある母国語が聞こえてきた。

「こちらはアメリカ海兵隊だ。野犬狩りに来たぜ!!」

先ほどまでかかっていた黒煙が晴れたため空がよく見えた。どうやら最初に見た機を含めて三機のスーパーコブラが救援に駆けつけてくれたようだ。自分が助かったことに思わず安堵した。しかし、すぐに隣で倒れている兵士のことを思い出した。息を確かめると彼はすでに死んでいた。俺は目の前で死んでいった仲間に対し敬礼をした。へたくそな敬礼だった。

 すぐに俺は隊長たちを探した。木々の間を走っているとバーグマンがみえた。急いで彼の方へ駆けて行き真横についた。

「何処で道草食ってたんだ!」激しい銃声に負けないくらいの大声で呼びかけてきた。

「どの草が食えるんですか!」俺は撃ちながら答えた。

「さあ?それは俺も知らねーな!!」バーグマンは返した。

と、ここで銃撃がやんだ。どうやら敵が撤退していったらしい。

「バーグマン!!ノーマン!!いるか!?」隊長の声が聞こえた。俺はバーグマンと共に声のもとに駆けて行った。40mほど離れた場所に隊長はいた。リックも一緒だった。

「こちらアメリカ海兵隊。再編成をするため戦線を離脱する。グッドラック」無線から聞こえた声は先ほどのような強いなまりではなかった。

「こちらも再編成を行うぞ。恐らくゲリラどもは戻ってくることはないだろう。しかし何故あれほどの軍勢を集められたのかが気がかりだな。」隊長が言った。

「隊長、とりあえずこの先のことを考えましょう。救援要請のためにビーコンを起動しましょう。それを中心に円形にクレイモアを仕掛けて敵の急襲の対策としましょう。」バーグマンが言った。

「そうだな。よし他の生き残ったSAS隊員を集めて設置にとりかかれ。リックはビーコンの起動、他の者はクレイモアを設置する。」隊長の指示に対しリックは「了解」と一言いい開けた場所へ向かい走って行った。バーグマンは疲れをとるように大きく伸びをして歩いて行った。

「ノーマン行くぞ。」隊長に言われ歩き始めた。歩くと言ってもみな速足だ。日は暮れかけている。急がなければならない。バッグからクレイモアを取り出し地面に突き立てた。横についているピンにワイヤーを張りワイヤートラップとして使用する。もちろんリモコンでの爆破も可能だ。自分の持っていたクレイモアを仕掛け終わるとさらにその内側にC4を仕掛けていく。草でカムフラージュし、すべてを設置し終えたとき辺りはもう暗くなっていた。リックが通信によって確認したところ、ヘリの到着までに6時間以上かかるらしい。それまでは敵に襲われても残った弾薬で応戦するしかない。人数は俺達4人を含めて14人だった。


   :4


 クレイモアなどの設置を終えてからすでに1時間は経っていた。俺はこの戦いの発端を思い返した。

そもそも何故俺達がここにいるのか。すべてのはじまりは半年ほど前の事件のせいだった。

 東南アジアでタイ付近を震源とするマグニチュード7.8の地震が起きた。この被害に対し日本などは復興に協力するためNGOとして自衛隊を派遣した。しかし、東南アジア諸国の治安は乱れており、窃盗などが多発していた。そのとき中国人やタイ人などを中心としたグループが日本の自衛隊2名を殺害した。この事件は国ではなく個人を相手としたものであったため、日本は武力的制裁を行えず、今や世界でもゆびおりの軍事力を持つ中国には下手に干渉することができなかった。中国政府も犯人逮捕に全力をあげると公言しているものの中国最大の都市である香港も地震による被害を少なからず受けていた。実際、中国政府も経済都市の復興にやっきになっていたため犯人グループの捜索に尽力しているとは言えなかった。中国の経済的大不況により世界の情勢も悪化した。そこで香港の裏バイヤーらが武器商人との交渉で、表向きでは食品会社として香港の復興を牽引すると見せかけ大量の武器を生産しアジアまたロシア東部の革命派などに輸出していた。アメリカ、イギリス、オーストラリアはこの裏での動きにいち早く気付いたものの中国の経済は右肩上がり伸びているため中国はこれを黙認せざるをえなかった。こうして中国は、この数カ月の間で中東との結びつきが強くなったものの他国との関係は悪化していった。このとき中東アジア、またロシアらの革命派が大量に仕入れた武器によってテロ行為を始めた。その中心と言われているのが通称「ビッグアイ」と呼ばれる人物である。この人物に関しては何人か、もとい男か女かもわかっていない。「ビッグアイ」は革命派を指揮し、この世界を変えるため武力団体をつくり「神の転生軍」と名乗っている。この馬鹿げた軍を沈黙させるためにイギリス陸軍特殊部隊SAS、アメリカ海兵隊、アメリカ海軍特殊部隊NAVY SEALs、オーストラリア陸軍特殊部隊SASRの共同戦線またタスクフォースが立ち上がった。そして、ロシアの潜入にあたり新たに設置された第33連隊が攻撃を受けたため、救出を目的として任務についたわけだったが今はこうして異国で寒さと戦っているわけである。思い返してみるとあまりに奇妙すぎる。絶対に何か裏があるに違いない。俺はそう思った。

 いろいろと考えているうちに30分が経過していた。救出のヘリが来るまで、あと4時間半はかかるだろう。その間は意識を集中させていなければならない。すると隊長が歩み寄ってきた。

「銃はいつでも使えるようにしておけ。ナイトビジョンもな」と言って自分の銃をいじり始めた。俺はそばに置いてあった自分のM4を取ってバッグから携帯用のクリーニングキットを取り出した。やはりさっき乱射しすぎたせいかレシーバー内部は黒くくすんでいた。そのあとダットの光を調節し、ライトをチェックした。夜間戦ではとても重要になるからだ。ふと、俺はあることに今さら気付いた。M203グレネードを装備していたではないか。なぜヘリに追い詰められた時気付かなかったのだろうか。今さらになって1人で恥ずかしくなってきた。一応スライドしてみる。やはりちゃんとモスカートはセットされていた。俺は自分で自分を嘲笑しながら腰からSIG‐P228を引き抜いた。一度スライドを外し細かいところまでチェックする。手元を照らすだけのライトの不十分さが俺の心の不安を煽っていた。


   :5


 ヘリの到着まであと4時間ほどになっていた。隊長は全員をビーコンの下の光に集めて言った

「これより再編成を行う。敵が来ると仮定して戦略を立てるんだ。今回は、見張り、遊撃、狙撃に分かれる。スナイパーライフルの数の問題により狙撃班は3人だ。見張りが5、遊撃が6だ。いいな。」そして隊長は一人ひとりの配置を決めていった。「ノーマン、リック、アレックス!お前ら3人が狙撃班だ。銃はL96AWを使う。」アレックス?あまり聞かない名前だ。まあ、俺が新人っていうのもあるんだろうけど・・・「ジャック、トーマス、ジェフ、フォックス、ラスティ。お前らは見張りを頼む」

隊長は指名を続ける「バーグマン、ベイカー、ジョン、アンダーソン大尉、グロウ大尉、俺は遊撃だ。戦局に応じて戦法を変える。」「了解」、「了解」皆の定位置が決まったところで俺はL96AWをつかみボルトの具合を確かめた。弾薬箱から弾を取り出しこめていく。弾薬は42発ある。敵が来ても恐らく足りるだろう。バイポッドを固定しようとしていると、先ほど気になっていたアレックスが話しかけてきた「ボルトアクションは得意か?」「まぁ」俺は無愛想に返した。

「おいおい冷たいなー。まっいいさ。俺はアレックス・ウォーグ軍曹だ。よろしく」そう言って右手を伸ばしてきた。意外といいヤツそうだ俺は銃をいじる手を止めて右手を差し出した。「ああ、よろしく」そう言ってまたすぐに銃の各部分をチェックした。最後にスコープの調子を確かめるため実際に覗き込んでみる。頬に触れるチークパッドの冷たさがひしひしと伝わってくる。スコープのダイヤルに手を伸ばしかけたとき、無線から慌てた声が聞こえてきた。フォックスの声だ。「敵だ。敵が来るぞ。こちらフォックス敵が向かってきている。」「落ち着け。敵は何人だ?」グロウ大尉が落ち着いた声で訊き返した。「ここから見えるのは一人です。俺の銃なら十分に狙えます」フォックスが返した。「だめだ。先走るな。確実に当てられる距離まで引き付けて、一発で仕留めろ」グロウ大尉は相変わらず慎重だった。「了解」フォックスが答えた。数秒の沈黙のあとフォックスが口を開いた。「射程圏内に入った撃つぞ」「了解」グロウ大尉が答えた。皆に緊張が走る・・・「ファイア!!」サプレッサーをつけているため音は聞こえなかった。「エネミーダウン・・」フォックスが言った。俺は緊張がとれて肩が軽くなった気がした。「まずい!!!!」フォックスのさっき以上に慌てた声にまた緊張が走った。「敵が撃ってきた!木の裏に潜んでいたようだ!まずい!!」「大丈夫か!?フォックス!!」グロウ大尉もさすがに慌てている。「やばい!!こっちの位置は完全にばれている!!」銃声の間隔が狭まっている。恐らく人数が増えたのだろう。と、いきなり無線に別の声が入った「こちらトーマス!こっちも敵だ!挟み撃ちだ!!」「落ち着け。」アンダーソン大尉が制した。「作戦どうりに目の前の敵を倒せ。無理だったら引け。こちらにはトラップがある。」「り、了解・・」トーマスの声は震えていた。

するとまた無線に別の声が入ってきた。ラスティだ。「こちらラスティ!こちらも敵が接近中だ!」間髪入れずに次の声が耳に飛び込んできた。「こちらジェフ!こっちもだ。敵が多すぎる!!」「ジャックだこちらも来ている!!」まずい。完全に囲まれた。しかし、隊長は冷静さを欠いてはいなかった。「トラップを使う。見張り班は後ろに引け!!」「了解」、「了解」、「了解」見張り班の皆が引いてきた。今は遊撃班とほぼ同じ位置にいる。「きやがれ」ジョンが呟いた。その直後、爆発音が聞こえた。俺はその場所をナイトスコープで確かめた。敵は5人だった。全員がクレイモアの攻撃にもだえ苦しんでいる。どうやら二人は鉄球に目をやられたらしい、顔をおさえている。今がチャンスだ。相手は思わぬ罠に戸惑っている。「隊長!!今がチャンスです!!撃つなら今です!!」俺は叫んだ。隊長はこちらを見て小さくうなずき叫んだ。「撃て!!」一斉に射撃が始まった。ついさっき炸裂したクレイモアの後ろから敵が来ている。俺は全神経を集中させ確実に頭を狙った。引き金を引いた瞬間弾が発射され敵の顔面を撃ちぬいた。肉片が飛び散るのがナイトビジョンスコープからでも窺えた。ボルトを素早く起こし、手前に引く。硝煙を漂わせて薬莢が飛んだ。すぐに元の位置に戻しもう一度相手を狙う。また頭に狙いを定め引き金を引く。凄まじい音が耳から離れるころには敵は倒れていた。そしてまた廃莢する。狙撃は得意だった。ふと周りのみんなが気になり見渡してみた。ACOGスコープで狙う先輩方は、スナイパーライフルにも負けないような射撃の腕を見せている。スコープをのぞいた瞬間、左の方でクレイモアが炸裂した音が聞こえた。今の音にひるんで一瞬の隙を見せた敵の脳天を正確に撃ちぬいた。ボルトを起こし給弾しようとしたとき、弾が一発、目の前の地面に突き刺さり草を焦がし、砂を巻き上げた。その瞬間俺の心臓は破裂しそうだった。こんなにも近くまで弾が飛んできたことはなかった。ボルトを元に戻しつつ弾の飛んできた方向を睨んだ。スコープ越しに見ると奴はアサルトライフルを乱射していた。顔面に照準を合わせた瞬間、頭の一部が右方向に吹っ飛んでいった。左斜め後方を見ると軽快に薬莢をとばすアレックスの姿があった。彼もかなり射撃の腕が達者なようだ。でも、今はそんなことどうでもいい。俺はすぐに向き直り次の獲物を探した。

 もうかなり敵を倒しただろう。だが、まだまだ出てくる。いったいどこに潜んでいたというのだろうか。最初は40発以上あった弾もいまではもう20発もない。1発も無駄にできない状況だ。エンプティーを起こし、また新たなマガジンをセットする。マガジンはもう一つ残っているが2発しか入っていない。残り12発。俺は今まで以上に集中し敵を射殺していく。いきなりリックが大声で叫んだ

「あと20分でヘリが到着するぞ!!」よし!!もうすこしだ!!俺は心の中で喜びの声を上げた。しかしまだ油断はできない。正確に狙いワンショットワンキルで仕留める。弾はあと4発。隣にいるリックはすべて撃ちきってしまったようだ。既にM4に持ち替えている。次の敵を射殺したときヘリの音が聞こえた。やっとここを抜け出せる!!その思いが胸中で何度も響き渡った。俺は右前方の敵を射殺すると一歩後ずさった。ヘリはもう降下を始めている。「皆引け!!」隊長の言葉で全員がヘリに寄ってゆく。リンクスが2機。護衛のコブラが2機来ている。「早く乗りこめ!!」アンダーソン大尉が叫んだ。俺は足早に後ずさり、リンクスに乗り込んだ。他のメンバーもどんどん乗り込んでくる。「全員乗ったぞ。」グロウ大尉の言葉でヘリは上昇しはじめた。「ノーマン!!C4を起爆しろ!!」隊長が叫んだ。俺は腰に携えていたリモコンをオンにし起爆した。凄まじい爆音とともに煙が舞い上がった。そして俺達を乗せたヘリは暗黒に染まるベーリング海峡を渡って行った。

初投稿です。まだまだ未熟ですがこれから頑張って連載していきたいと思います。

誤字・脱字などや誤った情報があったらレビューによろしくお願いします。

また読みにくいなどのご指摘もよろしくお願いします。

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