26話
へにゃどひょー
俺の名前は一転士 杉太。長男。
日本で起きてる殺人事件の9割は俺の仕業だ。
ふっ、さすがに殺しすぎたか?
しかし、俺は殺人していることはバレたことはない。
まあ、人間はいくらでもいるから、いくら殺しても構わないだろう。
暇だからまた殺すか……お、あいついいじゃん。あいつ殺そう。
俺の名前は横鳥居 死魔寿。
へにゃどひょっとの封印カードをくるくる回す。
「ん?あいつは、一転士 杉太?ネットで殺人をしてるという噂があるやつだよな。指名手配犯じゃないからどうでもいいか……。」
と思っていたが、杉太は俺のことを包丁で刺そうとする。
その包丁を俺は横取りした。
「ふっ、噂通り本当は殺人鬼なのかな?包丁は奪ったよ。俺は殺せな……ん?なに!まだ包丁があるのか!」
「くくく、俺を舐めるなよ!雑魚が!死ね!」
やばい、はやく包丁を横取りしないと、死ぬ!
「……ん?なんだ!女に刺さった!この女、どこからでてきたんだ!」
降臨ボス序列2位リーベル降臨。
「痛いなぁ。でも、私はそれくらいじゃ死なない!誰だか分からないけど、人を刺したらダメなんだよ!警察呼ぶね!」
「くっ、逃げる!」
一転士 杉太は逃げていった。
あの時封印カードを俺に奪われた人だー…って思った死魔寿だった。
「よく分かんないけど助かりました。ありがとうございます。でも、刺されたとこ、大丈夫ですか?」
「うん、もう治った!」
「治った!え?治った?どういうことですか?この短時間で治るなんてことあるんですか?」
「私は特殊だからねー」
「へーそうですか……」
「あれ、君が持ってるそれって、へにゃどひょっとの封印カードじゃないか!それ私のだから返してくださいな!」
「まあ、助けてもらったしいいですよ」
へにゃどひょっとの封印カードをリーベルに渡した死魔寿。
「よし、封印カードを見つけたし、帰ろう!でも、なんで、君が持っていたの?」
「いやー、落ちてたのを拾いました」
「へーそうなんだ!じゃあ、気をつけてね!さようならー!」
リーベルは去った。
へにゃどひょ。