21話
へにゃどひょー
俺は横鳥居 死魔戦。
横鳥居一族はみんな人のものを横取りしたりするやつばっかでそんな身内たちが嫌で、高校を卒業してから親から離れ一人暮らしをしている。
俺は絶対横取りなんてしない。
横鳥居一族は横取りしすぎなんだ。ふざけやがって。
おにぎりを食べていると、トンビに横取りされた。
「うわ、俺のおにぎり!このトンビめ!」
横鳥居一族は横取り能力と言う魔法のような力を使える。
この能力で相手に気付かれずに横取りや強奪をできるのだ。
その能力でトンビからおにぎりを取り返した死魔戦。
「トンビが咥えたおにぎりなんか汚そうで食えるか!」
おにぎりを泉に投げた。
「あなたが落としたのはこの金のおにぎりですか?それともこの銀のおにぎりですか?」
「俺が落としたのは普通のおにぎりだけど…」
「正直者のあなたにはこの金と銀のおにぎりを差し上げましょう!」
「いりません!」
「なに、いらない!?なんで?!」
「金と銀のおにぎりに価値を感じない」
「そうですか。私は降臨ボス序列238位レディガンナー。私の降臨ボス能力は私が入ってる泉に落ちたものを金と銀のものに変えることができるというもの。強くないんです!どうしたら強くなれますか!」
「そんなの知りません!」
「この金のおにぎりは金でできてるから食べれません」
「え、金のおにぎりって金色のおにぎりじゃなくて金でできたおにぎりなの?じゃあ、いります!やっぱ金のおにぎりいります!ください!」
「どうぞ」
「おお、金のおにぎりいくらで売れるだろうか!やったー!」
金のおにぎりは200万円で売れた。
へにゃどひょっとは金のおにぎりを盗んだ。
「これは降臨ボスレディガンナーが金にしたおにぎりか。レディガンナーのやつまだ降臨ボスだったのか。私以外の降臨ボスは殲滅せねば」
へにゃどひょっとはレディガンナーをへにゃどひょ化させるつもりなのだろうか。
へにゃんことご子息様が散歩している。
「平和にゃーワンワン」
とへにゃんこは言った。
へにゃどひょ。