第88話 旅立ち
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NAME:シバキ・ゼン
Lv:4421
HP:4196 MP:3132
ATK:4087 DEF:3847
AGI:3871 LUK:2911
SPELL:キュア
:チャージ
:リリース
:アスドム
:ダークホール
:ハイランド
:ウォーク
:ノストラ
:ウェイン
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俺は二体のグレイトフルドラゴンを倒した際に大幅にレベルが上がり、新たにウェインという呪文を使えるようになっていた。
ただこのウェインという呪文、混乱を治す呪文のようで、状態異常をすべて回復できる北原すみれが現在仲間にいる以上、まったくもっていらない呪文なのだった。
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ITEM:ポーション(21)
:火打ち石(104)
:魔物島の天然水(12)
:一つ目サイの肉(1)
:ツノウサギの肉(1)
:ジャイアントバッファローの肉(3)
:薬草(94)
:魔力草(62)
:ズタの実(1)
:万能薬(2)
:妖魔の笛(1)
:天使の靴(2)
:マダラグモの糸(2)
:剛腕ベルト(1)
:白装束(2)
:影の矢(1)
:ドラゴンローブ(2)
:島トカゲの肉(4)
:ヒカリゴケ(6)
:眠り粉(3)
:運命のサイコロ(1)
:エリートフォックスの肉(6)
:ドラゴンメイル(3)
:見透しメガネ(1)
:防人の服(2)
:知恵の書(1)
:心変わりの種(1)
:キングバッファローの肉(1)
:ミステリアスボックス(1)
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また、二体のグレイトフルドラゴンを倒した際に俺は<ミステリアスボックス>というアイテムも手に入れていた。
そのアイテムによって俺は北原を含めた全百二十五体の遺体を収納することが可能となっていた。
そして、大きさを自由に変えることが出来るミステリアスボックスを、俺はショルダーバッグに収まるサイズまで小さくして持ち運ぶことにした。
また死神のデスサイスの効果なのだろう、遺体は腐敗が進むことは一切なく、一見するとまるで寝ているだけのようにも見えた。
魂を抜き取られた状態というのは死んでいる状態とは少し違うらしい。
俺たちにしてみればそれは幸運だった。
「さてと、筒井って学生はここから西の方にいるらしいからな。あまり待たせても悪いし、急ごうか」
『オッケー!』
「は、はいっ……」
蘇生呪文の使い手である筒井太一とやらに会いに行くため、俺とメタムンと北原すみれは誰もいなくなったハウスをあとにするのだった。
☆ ☆ ☆
「あ、そうだ。筒井のとこに行くまでに魔力草をもっと集めておこうと思うんだ」
俺はメタムンと北原すみれに話しかける。
『魔力草?』
「ああ。筒井は蘇生呪文は使えるけど、消費MPの関係で一日二回が限度だと言っていたからな、それだと全員を生き返らせるのに二ヶ月近くかかっちゃうだろ」
「そ、そうですね……」
「だからマジックバットが沢山出そうな場所があるからさ、そこに寄り道したいんだけど……」
魔力草はマジックバットというモンスター、もしくは比較的弱いモンスターがドロップすることが多いアイテムなので俺はそう口にした。
『そっか、わかったよっ』
「わ、わたしも、それでいいですよ……」
メタムンと北原すみれが俺の案に賛同してくれたので、俺たちは少し歩くルートを変更し、マジックバット狩りにおもむくことにした。
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